世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

素直な気持ちで…ラファエロ展

2013年06月01日 20時39分00秒 | Weblog
上野の西洋美術館で開催しているラファエロ展に行ってきた。
先週行こうかと思ったのだが、40分待ちなので辞めた。
でも今日も40分待ち…。
これを逃したらきっと後悔するなと思い、チケットを購入して列に並んだ。


吉熊も一緒☆


率直な感想は…とても良かった。
というか、絵の前でキリスト教でもないのに両手を組み合わせて祈ったのは初めての経験。
自然とそうしたくなったのである。

それが「大公の聖母」



母子が神々しい光りを放ちながら浮き上がっているように見えた。
神秘的。
最前列は歩きながら観なくてはいけないので、一瞬立ち止まり、両手を組み合わせた。




「自画像」


いやー、イケメン。
しかも彼、超良い人だったらしい。
イケメンで性格が良い男子だなんて、きっと今の東京で合コンしたら人気者になれるよ。
栗原類に似ているという噂を聞いた。
栗原類

似ている!!


「無口な女」

これも目玉作品。
固く閉ざされた唇。
絶対に口が堅そう、この人。
音声ガイドによると、彼女の左手薬指に嵌っているのはルビーの指輪らしいのだが、私にはガーネットに見えた。
4点留めのシンプルなデザインの指輪で、現代にも通じるような素敵なデザインだった。



「友人のいる自画像」

これ、一番観たかった絵。
どことなくBLっぽい雰囲気だと思ってしまう自分が嫌。
左が恐らくラファエロで、右のこちらを指さすのが友人らしい。

右の人「おい、すげー人気だな、俺たち。観客がいっぱいこっちを見ているぜ」
左の人「俺たちの愛を皆に見せつけようぜ☆」
…やはりBLになってしまう自分の妄想。

でもこの絵、本当に好き。
勿論、ラファエロの天使や聖母の絵も好きだが、この「男の友情」とうか、武骨な絆に私は惹かれてしまう。
「貴様と俺」、みたいな。


「ムーサの頭部」

素描は好きじゃないが、これは絵に吸い込まれそうなぐらい、魅力的だった。
髪の毛一本、唇の口角の陰影すらもミリ単位の精緻さが窺えて、感動した。


「聖家族と仔羊」

小さい絵だったが、凄い人だかりができるぐらい、人気のある絵。
構図も良いし、色彩も綺麗。
仔羊の表情がやや楽しそう。


ラファエロは工房の皆と仲良く仕事をしたらしい。
彼に影響された画家たちの作品も多くあった。
中でも
ジュリオ・ロマーノの「聖母子」が良かった。何度も観てしまった。


この女性の表情、清らか。
高貴で静謐な笑みに涙が出てきそうだった。
化粧するときや表情を作る時の材料にしたい。
あと肌の質感も、何をどうすればこんなふうに描けるのか、不思議だった。


いやー、これは良い企画展だった。
40分並んだ甲斐があった。
今まで行った企画展でもベスト3に入るぐらい素晴らしい。

今まで正直、「天使」とか「子供」のモチーフの作品って好きじゃなかったというか、自分は好きになる人間ではないと勝手に決めていた。
汚れなきそういうものを、自分が好きになってはいけないと決めつけていた。
しかし、これだけ美しいと、惨敗。
天使、いいじゃんって、心が素直にほどけていくのを感じた。…綺麗なものは綺麗じゃないか。
(でも子供の肌の質感にはまだ拒否反応が残る。よく産後の同僚が職場に子供を連れてきて「抱きますか?」と言われるが、子供の肌特有の質感が嫌で断っている。勿論、常套句の「落としたら怖いんで」「爪が長いんで」という当たり障りのない理由を述べているが。内心は恐怖のあまり、「無理、怖い」ってドキドキしている。…てか、どんだけ子供嫌いなんだYO!?)

あともう一つ感じたのは、ラファエロが活躍していた頃、日本はまだ戦国時代だったんだよなっていうこと。
文化や歴史って面白いなと単純に思った。

たくさんのラファエロ作品を見て、今日は心の洗濯ができた。





コメント (2)

本社女子会(三回目) ~ビールが美味しい季節になりました~

2013年06月01日 00時19分57秒 | Weblog
今日は朝からそわそわ。
そう、今日は待ちに待った本社飲み会。

定時後、女子が一度に退社するという怪奇現象が発生。
男性社員は薄々気付いているっぽい。


18:30、赤提灯が灯る居酒屋に集合。
「きゃ~お疲れ様です」
「ここ、空いているよ」
と適当に着席。



「お疲れさま!」
と、まずはビール。
うまー!!!!





貝を焼く。
同じテーブルに着席したのはO主任と喫煙所仲間のT主任。
いずれもこういう作業は苦手で、
T主任「面倒だね(煙草の煙を吐きながら)」
O主任「これ、どうやって焼くの?」
私「なんかとても難しそうですね。てへ」
と、完全放置。
やる気なし。
結局店の人に焼いてもらった。


これが超美味しかった(何の貝だかは知らない)。
2013年で最高に「うまい」と感じた。
なんつーの?磯の香りっつーの?
尾道の海辺を歩いている時にふと漂ってくる匂い?
そんなのが鼻腔に広がるのである。




なんかの料理。野菜が入っていた。あと、お魚?
これも美味しかった。他人の分まで食べていまう私。うっかり、ちゃっかり。




吉熊も連れてきた☆



各テーブルを飲み物を持って歩くシステム。
喫煙所チームは基本的にテーブルを動けないので、誰かが来るのを待つ。

ちょい悪喫煙所女子、その他の女子。



…来た来た、人事部オクちゃん。
去年店舗から人事部に来た子だ。
しかも私の同期が店長を務める店舗にいた子だ。前から話したかったんだよな。
この子が最高に面白い子で、我々にちょっとした感動を与えてくれた。
オクちゃんは、山口県の離島育ち。
高校まではおじいちゃんが運転する船で通っていた。
窓の数メートル先は海らしい。窓から釣り糸を垂らして釣りができるのが自慢。

そんぐらいの田舎で育った彼女は、過去5回、イノシシの罠にハマってしまったとのこと。
これがけっこう強力で動けなくなるらしい。
下校中でジャージ姿のオクちゃんは、ずっとこのままだったら、イノシシに育てられてきっとオオカミ少女ではなくイノシシ少女として生きていくのだわ、と悟った。

そのとき、心配して探していたおじいちゃんが
「ナオや~。ナオはどこじゃ~」
と見つけ出してくれて一命は取り留めたものの、彼女はイノシシの罠のみならず、家の前の海で泳いでいたときに、タコつぼにも引っかかり生死をさまよったらしい。水面下でブクブク…となったときは本当に死ぬかと思ったと熱く語っていた。

「東京に来て最初に感じたのは、『なんて安全なんだ』ということです」
と真顔で言っていて爆笑。オクちゃん、最高。


また今年の新卒研修のアンケートで、私が行った個人情報保護法の講義が分かりやすかったという意見がたくさんあったということを教えてくれた。ひとまず安心。


経理部のK子ちゃんは韓国大好きっ子で、3ヶ月に一度、韓国に行く。
先日、釜山に一人旅に行ってきたらしい。
「海外一人旅の夜ってさ、独り言が多くなるよね」
と言ったら激しく同調された。
私もニューヨークに一人旅に行った時は超一人言を話していた。


店から浦霞をプレゼントされた。
ひゃっほう!!


日本酒→ジントニック→ビール→ジントニック…をエンドレスに繰り返し、酔っ払ってしまった。


すっかり酔った喫煙所仲間のN係長。
悪態吐きまくり!
「亮子ちゃん!」
と絡んでくる。ストレス溜まってるな、こりゃ。

いつも泥酔して痛いぐらいはっちゃけるパートさん、
急に色っぽくなるK子ちゃん、
飲みリーダーの叶姐さん、
酔わないO主任、
幹事の後輩女子Cちゃん、
久々に酔った一児の母Y子ちゃん、
皆思い思いに飲んでいた。

今回は、先日店舗に異動になったEちゃんも来た。
現在二人目を妊娠中の彼女のお腹を触らせてもらった。
現在15センチらしい。吉熊と同じぐらいかな。
身重の体で店舗勤務は大変だと思うが頑張ってほしい。
そしてどんなに多忙でも彼女のネイルはいつも綺麗なジェルネイルが施されている。
本当、凄くパワフルである。


本当に良い宴で、笑い尽くした。

本社女子数十人の結束はかなり強固なものだと改めて思った。

最後は〆の三三七拍子By私。


皆大好き!
ありがとう!!


コメント (2)