世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ワカイヒト

2007年12月13日 21時55分50秒 | Weblog
東京は雨降り。
雨は、枯れ葉をしめやかに濡らしていた。

社長に書類を渡したり、海外にいる他部署の部長にメールを送ったりして、午前中は終わった。
忙しかった。

頃合いを見計らって、下のフロアに設置されているレジをいじる。
今週末に迫った販売応援の練習である。

そして、包装の練習。
あれ?
私、本当に元販売員か?っつーぐらい下手。
挙げ句、包装紙を破る始末である。

あーでもない、こーでもない…悩んでいたら後輩男子登場。
彼は今年2月まで販売員だったので包装もレジも完璧である。
無邪気な彼は「どっちが綺麗に早く包装できるか、競争しましょう!」と言うではないか。
負けたら「恥ずかしいこと」を暴露しなければならない決まりで。

当然私が負けたわけだが。

不敏に思ったのか、彼は私に指導をしてくれた。
「箱のここを紙のそこに合わせるんです。…そうです。綺麗じゃないですかー」
彼に指導してもらったおかげで、なんとか物を包むという行為を遂行できた。

「〇〇さん(私)は、普段から恥ずかしいことを普通にしているので、〇〇さんの恥ずかしい話、かなり期待してますよ!じゃ!」
彼はこっちを向きながらマッハで部屋から出ていった。
何かの本で読んだんだか知らないが、普段から「早歩きすると人生を得する」と豪語している彼。
その背中を見て
「若いなあ」
と思う。

恥ずかしい話かあ…。
母に強制的にピアノを習い始めさせられたとき、嫌で嫌で必死に抵抗した小学3年生の私(←あの頃から面倒なことが嫌いだった。あと家族以外の大人が怖かった)。
ついにカンシャクを起こして暴れ、網戸を蹴って破いたこと…かな。ドメバイ娘だったんである(大学4年の時も親と喧嘩をしてポットをシュートして割った)。

結局、嫌々やっていたピアノは上達することなく、バイエルで終了した。

嗚呼、恥ずかしい。
十分恥ずかしいよね?

ほじくればもっと恥ずかしいことが私の過去にはあるけれど、こんぐらいで勘弁してけろ。若人・後輩男子よ。

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