世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

♪あっかるぅ~いワタシは~ サザエさ~ん~

2006年07月30日 23時52分42秒 | Weblog
久々にサザエさんを観た。

最後のジャンケンで勝った。
そして久々にサザエさん病に陥った。

サザエさん病とは、日曜日の夜に「明日…会社(学校)に行きたくないな」と思う病である。
嗚呼、針の蓆に耐えられるのだろうか、自分…。

生理前につき、何だか気分が消沈気味だ。
生理中も不快だが、生理前の何とも言いがたい欝MAXの精神状態も辛い。
自分が自分でなくなるこの感覚、どうにもできない。
特に仕事中のイライラは、毎月置かれる人生の障害物だと思う。
これからウン十年も、生理を迎えることに耐えられそうもない。
しかし、宿命として己の中で認めるしか術がないのが現状だ。

あー、いやだいやだ。

サザエさん一家は良いよなあ。
いっつも笑いが耐えなくてさ。
サザエさんは私のように、生理痛で悩んだことはないのだろうか。
でも悩み事を抱えるサザエさんは、サザエさんじゃない。
買い物しようと街まで出掛け、財布を忘れたことに気付いても愉快でいられるからこそ、サザエさんなんである。

そう言えば、サザエさんの視聴率が下がると、逆に日経平均株価は上がるらしい。

サザエさんの視聴率が高い→放送時間、外食をする家族が少ない。(景気の低迷)
サザエさんの視聴率が低い→放送時間、外食をする家族が多い。(景気の上昇)

外食の需要増加が、家計の潤いだと短絡的に結びつけた上での説だが、何とも面白い。

さぁて、来週の日経平均株価はどうなるだろう。



墨田川花火大会

2006年07月30日 01時58分11秒 | Weblog
上野から浅草に移動して、墨田川の花火を眺めた。
夏の夜空をたくさんの花が舞った。
粋だねぇ~。
粋といえば、浴衣姿。
最近では殿方の浴衣姿も多く見受けられる。私でさえ、帯に巻かれている引き締まった腰、襟元から覗く喉仏にムッハ~としてしまう。恐るべし、祭りの高揚感。

それにしても、凄い人混みだった。
帰ろうとしても銀座線浅草駅への入場規制がなされていて帰れない…。
途方に暮れていると
「僕、電気ブランが飲みたい。」
と吉熊が囁いた。

吉熊のリクエストにお答えして、神谷バーへ。

父は書斎に電気ブランを隠し持つぐらい、この酒を愛している。
東京へ出張の度に買い求め、在庫を切らさぬようにしていた。

そんなことを思いつつ、今日は電気ブランサワーを選択。
痺れる感じが甘さとミックスされて、たまらない。

吉熊との粋な夜は更けていったのである。

不忍池 ~ざわわ ざわわ~

2006年07月30日 01時52分27秒 | Weblog
ざわわ~ざわわ~

これは、さとうきび畑じゃないのよ、吉熊。
森山良子がギター片手に「ざわわ~」と歌い出しそうな雰囲気だけど。

蓮の花は開花間近だった。

和館にて

2006年07月30日 01時49分46秒 | Weblog
旧岩崎庭園には和館と洋館がある。
和館には喫茶室がある。暑かったので、早速、白玉抹茶かき氷を食べることにした。
座敷に座り、中庭を眺めながらぼんやりする。
風鈴が、和室内に響いて心地良い。
古い柱や天井、畳の涼しさ…田舎のおばあちゃん宅にいる感じ。

かき氷を持ってきてくれたお姉さんに「あら、可愛い熊ちゃん…」と言われた吉熊。
君は行く先々でいつも注目されるのね。



妄想@洋館

2006年07月30日 01時46分28秒 | Weblog
ここから、必殺妄想ワールドへ!


財閥の令嬢、亮子。
父が催した演奏会が今宵、邸宅内で行われる。
演奏会とは名目で、本当は許婚との結束を確なものにするためのものだ。
父には「うまくやるように」と念を押されている。
今宵のために誂えた紺色のドレスに袖を通しても、亮子の胸は沈んだままだ。

許婚のことなんて愛していない。
父が家系存続の為に勝手に決めた人のことなんて、興味がない。
あのふてぶてしいしゃべり方や、脂が滴り落ちそうな笑い声にさえ、激しい嫌悪感がこみあげてくる…。

演奏会にはあの人も来るらしい。
そう、亮子には想いを寄せている殿方がいた。
父の経営する財閥会社の社員であり、父の秘書である小室。
若手の秘書・小室に初めて会ったのは、女学校の帰りに気まぐれで寄った父の会社でだった。
父に紹介された小室は痩せた躯を上品なスーツで包んでいた。
眼鏡の奥に潜む瞳が澄んでいて、亮子は一目で恋に落ちたのである。

あの日以来、舞踏会や軽井沢の別荘で小室に会う度に亮子の気持は踊った。
許婚との結納が近付けば近付くほど、その気持は津波のように盛り上がり、小室という浜に打ち上げられ、行き場を無くし砂浜に染みていった。

舞踏会で小室と踊ったのは去年の夏のことだ。
軽井沢の別荘に小室も来ていたのだ。
許婚は昼間の乗馬中に馬から転落し、捻挫したために踊りを断念した。
「仕方ない。小室君、亮子の相手をしてくれたまえ。」
父のその言葉に亮子は耳たぶまで赤くして俯いた。

小室の艶やかなステップとインサートに、亮子は全てを預けることができた。
絡み付く視線。
眼鏡の奥の瞳には、亮子がしっかり写っているのが分かる。
小室とのダンスが終り、部屋の隅で拍手をする許婚の元に歩む亮子を、小室には引き留めることができなかった。

「小室は罪だ。何故、私の前に現れてきたの?出会わなければ良かった…。」
亮子は許婚との晩餐でも、そんな思いを米神あたりに密かに忍ばせることが多くなった。

「お慕い申しております。」

そう綴った手紙を小室に渡したのは先日のことだ。
見付かれば、大事になる。
そんなことは分かっていた。
しかし、亮子は飽和状態にある小室への想いを自分一人で抱えきれなくなっていたのである。
乳母のタケが自身の母の見舞をするため佐渡が島に行っているあいだ、悩みながら筆を進ませ、ポストに投函した。
小室からの返事はない。
許婚との結納は来月に控えている。
一体どうすればいいのだろう…。


紺色のドレスに身を包み、螺旋階段を降りていく。
親戚、将校、父の会社関係者が既に迎賓室に集まり笑い囁きあっていた。
その中に小室の姿も確認できる。
きりっとした燕尾服、ポマードで撫でつけられた髪、…いつもの小室ではないようだ。
階段から降りていく亮子と見上げる小室との視線が絡まる。
許婚が寄ってきて「亮子さん、今宵も艶やかな装いですね。目が眩みますよ。うぐぐ。」と笑った。軽く挨拶し、着席した。
遠くの席で座る小室は、寂しそうな表情をしていた。

庭に闇が迫ってきた頃、バイオリンとピアノの響きが室内に広がる。

亮子と小室の視線が自然と絡まる。
曲の盛り上がりは、互いの気持ちを高揚させるに充分だった。

遠くに座っている小室に熱い眼差しを向ける亮子。
亮子の潤んだ瞳を受けとめた小室が、頷いた。
「…行こう。」
小室の唇が走った。
バイオリンとピアノの中でも、それはしっかり確認できるぐらい確かなものだった。

お互い、すっと立ち上がり、部屋を出る。
ざわつく室内。
狼狽する父や許婚に目もくれず、二人は部屋を後にした。

庭先に出ると、自然に互いの手と手が絡み付く。
「小室様…」
じっと見つめる亮子に小室は頷き、手を引いた。

庭に広がる緑は闇色に染まっている。
その中に、亮子のドレスの紺が次第に溶け込んでいく。

小室に手を引かれながら、亮子は自身の中に熱い音楽が流れているのを感じた。


…と、まあ、いつもこんなことを妄想しているワケ。
コメント (2)

旧岩崎邸庭園 ~洋館でコンサート~

2006年07月30日 01時14分52秒 | Weblog
洋館でコンサート

こんな素敵な響きのする催しがあると知ったのは、つい最近のことだ。
しかも、上野の旧岩崎邸庭園で毎週行われているらしい。

私の隠れた趣味。それは、洋館巡り。
古い洋館のあの感じが好きなのだ。
洋館そのものというより、洋館内でありとあらゆる妄想をするのが好きなんである。

ある時は深窓の令嬢。
ある時は未亡人。
ある時は御曹司の家庭教師(科目は音楽←こだわり)。

時代背景は色々。明治時代だったり、昭和初期だったり。
服装も和装から洋装だったり、…脳内では何でも着用できる。

コンサートは洋館の一室で行われた。
ヴァイオリンとピアノのシンプルなコンサートだ。
演奏家は澤田若菜、澤田昭子姉妹。
演奏曲は、「ハンガリア舞曲」や「トルコ行進曲」などポピュラーなものが中心だった。
若い姉妹の瑞々しいバイオリンの響きが開け放たれた窓の外から聞こえる蝉の声と重なり、斬新な空間を繰り広げていた。
コメント (2)