晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

まめに暮らす

2014-11-26 22:05:30 | Weblog
 秋は豆の収穫期。やっと形になったわが家の豆たちです。
七夕豆(白いんげん)・小粒黒豆・青大豆・小豆・落花生。

 お正月のお節料理の黒豆は、まめに働き、まめに暮らせるようにという縁起だと言われています。
勤勉で健康に暮らせるようにという願いが込められているのでしょう。

 私が子どもの頃、実家では隣近所でお祝い事があれば、内祝いと称して重箱に入ったお赤飯が届いたものです。
母はお赤飯をいただき、重箱をお返しする時には決まって少量の豆を重箱にいれておりました。これは、まめに育ってくださいということだと教えてくれたことを思い出します。
 紐落とし(今でいう七五三です)や成人のお祝いなどを祝っていたのだと思います。
かれこれ50年ほど昔の、日本の美しいしきたりでしょうか・・・。
 そんな事を思い出しながら、小さな豆をコロコロ転がしながら指先で選り分けてやりました。
 キズモノ・虫食いを取り除いてやると見た目も一段と良くなり、苦労の甲斐があったというものです。
 試行錯誤で始めた野菜作り。豆の種類ごとに様々な思いがあるものです。
 亡くなった実母の歳を超えた今、アラカン農婦の豆のレパートリーも増えてきました。

  < 収穫を 喜び跳ねる 指の先 >