趣味

　窓一面に咲いた桜はまるで日本画の額のようです。
　野の花・いけばな展の案内をいただき出かけた神社の参集所。窓の外は満開の桜です。
　楚々とした野の花を楽しみ、野の花をいけることを趣味としていらっしゃる方の作品を観ると暮らしぶりまで伝わるようです。
同年代の友人の趣味のよさに見入ったものです。
　野の花に心も潤され、ゆっくりと我が家でお茶を呑みながら開いた新聞にまたまた感動をいただきました。
短歌を趣味とされる友人の入選作が掲載されていたのでした。親しい友の日常の慶びが三十一文字に込められ趣味の深さに驚きと感動です。
　趣味をもって暮らすこと、心が豊かになれそうです。

　　＜　人生を 豊に彩る 絵の具箱　＞　
　
　

花桃

　カタログを見ながら買い物をする通販は簡単・便利でいいのですが、時おり届いた品物にガッカリさせられる事があります。
　わが家ならもちろんこれだろうとカタログから選び出したのは桃の苗木でした。それも記念樹にしようと思いましたので花桃。
届いた苗木は割り箸ほどの貧弱なもの・・。心底落胆でしたが、それでも願いを込め植樹したのでした。
　あれから2ヶ月小さな小さな苗木もこのところの暖かさに開花いたしました。
八重咲きのやさしいピンク色の花の品種は＜照手姫＞とその名の好さで納得です。カタログどおり華やかな成木に育つものと信じてプレートを付け、孫の成長とともに見守っていこうと赤ちゃんの花桃を撮影したのでした。ゆっくりゆっくり大きくなあれ！

　　＜　春の日に 大器晩成 信じつつ >

もらいもの

　毎年、忘れることもなく間違いなく季節が巡ってくると庭の同じ場所に顔をのぞかせてくれるチューリップが今年も咲きました。
こうしてまた今年も・・・と思うと嬉しくなり元気が湧いてくるようです。
　今朝、種蒔きした野菜に水やりをしていると、老人車を押して通りかかったおばあちゃんが”若いのによう頑張られますなー”と声をかけてくださいました。
お褒めは嬉しいのですが、頑張られているのはおばあちゃんの方であります。
高齢でもう止めよう、もう止めようと思いながらもう一年頑張ろうと思って畑に行っているのだとか。永年の働きは苦労を越え生甲斐のようであります。
　手押し車に頼りながらも畑に向かうのが日課でありこれが元気の秘訣のようです。
この方の年齢までにはあと30年以上元気で頑張らなければ・・・と若い私が元気をもらった朝でした。

　　＜　励まされ チョッと褒められ 畑仕事　＞

　

第一日曜日

　毎月、第一日曜日は神社で開催される朝市の日。
随身門をくぐり広場に立ち並ぶテント。私たちの手作り品を並べたテントのお隣はあの竹細工御夫妻です。
自然の素材で表現した歳時記にひと月に一度お会いできるのも楽しみです。
　今月の作品は、端午の節句にちなんだ鯉のぼり、かわいい金太郎さん、菖蒲を作り上げています。この＜人生の楽園＞夫妻ファンの私はさっそく”お買い上げー！”です。
　新年出店の干支の寅にあわせてわが家の下駄箱の上で鎮座いたしております。
なんとも季節の移ろいが感じられいいもんだな・・・とながめておりますが、気がつけば、わがやの床の間には今もなお、お雛様たちは整列していらっしゃいます。
　ずいぶんのん気なお雛様には・・・・・です。

　　＜　旧暦で 暮らす我が家の 遅れ雛　＞　　

プレゼント

　まだお会いしたこともないおじちゃん・おばちゃんからたくさんのプレゼントをいただいてしまいました。
　かわいい洋服・おもちゃなどを”おめでとう！おめでとう”と・・・。
昨日はクロネコさんが絵本を届けてくれました。
まだなんにもわからない孫にかわりましてありがとうございました。
こんなかわいい絵本を見ているとうれしくなってきます。
そんなことで・・なつかしさも手伝って孫より先に私が楽しませていただきました。
　わが子の子育てはゆっくり落ち着いて子どもと本を読む、楽しい歌を歌う・・・そんな日があったような、無かったような・・実際はバタバタ過ぎ去った日々です。孫を見る眼とわが子を見る眼はずいぶん違うものです。
　子育ては楽しみながらするものだな・・・と今になって思われるのです。

　　＜　過ぎた日を めくるページが 映し出し　＞