晴乗雨読な休日

休日の趣味レベルで晴れの日は自転車に乗ってお出かけ。雨の日は家で読書。

佐伯泰英 『吉原裏同心(二十三)狐舞』

2021-10-25 | 日本人作家 さ

じつに今さらな話ですが、一ヶ月ほど前にサブで使用するパソコンを買い替えまして、今までずっとウインドウズを使ってきてたのですが、とうとうChromebookデビューしました。ちなみにこれはChromebookで書き込んでいます。学校のオンライン授業で使ったり当ブログを更新したりSNSを見たり動画を見たりとか専用に使うには素晴らしく動作が軽く快適。ネット用語ではヌルヌル動くっていうんでしたっけ。まさにヌルヌル。

 

以上、インフォメーションテクノロジーについて。

 

吉原裏同心です。簡単にあらすじを書くときに「九州の某藩の下級藩士、神守幹次郎は幼馴染で上役の妻の汀女を連れて脱藩し・・・」といつも書いていますが、話の冒頭、幹次郎が吉原会所に顔を出すと、その「九州の某藩」の人がいます。なんでも、先代の藩主が亡くなって新藩主となり、恩赦でなんと藩に戻れることが決まったそうな。ところが幹次郎は今さら戻るのもめんどくさいので断ります。

 

ただ今吉原ではある議論中でして、紋日(記念日)を減らそうというのですが、この日は値段が倍になるということで、見世側からすれば儲かるので紋日をバンバン増やしていって結果、客が減少という、まあよくある話。これに賛成反対いまして、なかなかまとまりません。

そんな中、吉原内で遊女ではない女性が襲われたとの一報が。その女性とは、日本橋に本店がある呉服屋が吉原に支店を出してまして、そこの番頭さんの娘だそうで、番頭は病気で娘が看病のために奉公先から戻ってきたのですが、呉服屋の主人は番頭にはやく出ていけと不人情なことをいっているようです。しかもその呉服屋からは退職金も出ないそうで、会所が協力して吉原支店の売上の半金をもらって番頭と娘を匿うことに。ところが数日後、その呉服屋の主人が死体で発見され・・・

 

番頭の娘を襲ったのは誰なのか。そして主人殺害の犯人は。どうやらとある旗本家が絡んでいるようです、さらに、この話が紋日削減反対の急先鋒の見世と関わってきて・・・

 

ところで冒頭の藩に復帰するがどうのという話、幹次郎と汀女の幼なじみで同じく吉原で働く甚吉に調べてもらい、その内実が判明します。

 

二十三巻まで読み終わっていよいよ残り二巻。早く読みたいやら終わってほしくないやら。


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