晴乗雨読な休日

休日の趣味レベルで晴れの日は自転車に乗ってお出かけ。雨の日は家で読書。

佐伯泰英 『吉原裏同心(二十四)始末』

2021-10-30 | 日本人作家 さ

本当にどうでもいい話で恐縮ですが、家から仕事に行くのに車通勤してまして、千葉の片田舎なのに途中にスターバックスが2店舗もあるというアーバンライフをリードしちゃってるわけですが、とうとう先日、仕事に行く途中にスターバックスに寄ってコーヒーを買うというスノッブ野郎のようなことをしてしまいました。しかもマグカップ持参して私SDGs実践してますよドヤ系で。で、そのスターバックスの向かいに7月にバーガーキングがオープンしたばかりなので、次はスタバ寄ってからのバーガーキングでワッパー買ってというアメリカかぶれ野郎にも挑戦したいなと。

 

以上、勝手にしやがれ。

 

吉原には「地廻り」または「吉原雀」という、妓楼に上がらず見て回るだけの、いわゆる「素見(ひやかし)」をする者がいるのですが、ある晩のこと、一人の地廻りが吉原を歩いていると顔見知りの女郎が「地廻り仲間の葉三郎を知ってるか」と聞いてきます。その葉三郎が、羅生門河岸見世という時間も数十分間という安女郎の部屋から何時間も出てこないというので、入ってみると、そこには葉三郎の首吊り死体が。

会所に連絡があって幹次郎らが駆けつけると、その部屋にいるはずの女郎がいません。客を殺して首吊りに見せかけて、客の服を着て男になりすまして吉原を抜け出たのか。この女郎は(おこう)といって、もとは面倒見が良いと評判の小見世にいたのですが、本人の希望で羅生門河岸に行くことになったというのです。殺された葉三郎という男を調べると、瓦焼きの職人で、吹けば飛ぶようなオンボロ長屋に住んで、ケチで有名で、小金を貯めてたらしいのです。瓦焼きの親方に話を聞くと、どうやら四十両は貯めてただろうというのです。これは計画的犯行なのか。とすると、女性ひとりで実行するには難しく、おそらく仲間の男がいるに違いないはずで、おこうの出身を調べると川越で・・・

 

この話と、会所の仙右衛門に待望の娘が誕生して、幹次郎が名付け親になったり、いきなり「四郎兵衛の息子」を名乗る男が現れたりと、内外で問題が山積。ですが、今回は、吉原の利権を狙う影というのは出てきませんでした。

 

次はとうとうシリーズ最終巻。長かったような、短かったような。


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