ピエール・モントゥ-のベートーヴェンを聴く。
第四番(1952年録音)、第八番(1950年録音)。
本当に、これが50年以上も前のものだらうか?
小生が敬愛する、モントゥ-爺さんの、77歳の時の録音です。
黄金伝説のサンフランシスコ交響楽団との組み合はせ。
さう多くはない彼のベートーヴェンの録音(ステレオでは、あちらこちらのレーベルの録音をかき集めてやっと全集!)や、ブラームス(コンセルトヘボウ管との至福の第二番!)、バッハの組曲は、以前から、宝のやうに聴いてゐましたが、
この録音にも驚いてしまひました。
何と、リズムの端正なことか!
何と、全体のバランスの見事なことか!
旧いモノラルの録音から、モントゥ-を指揮者に迎へられたサンフランシスコの市民の歓びが伝はってくるやうな、活き活きとした演奏です。
(写真は、CDのライナー・ノーツから借用)