やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

Andre Previn

2012-07-05 | 音楽を
車の車検が近づき、事前にすこし点検してもらったら、足回りがクタビレてゐて、車検時にあちらこちらと修理をしないといけない、とのことー。
で、家人の”即、廃車!”の一声で、たまたま半年ほど車を維持管理してもらひたい、とふ知り合ひの話があり、渡りに小船で、軽自動車を今は運転してゐる。

結構長い運転歴のなかで、仕事は別にして、日常的に軽自動車をマイ・カーにしたのは初めてのことで、それも、マニュアル車!

けれどそれゆゑ、めっぱう燃費はよく、オジサンは嬉々としてチッチャな軽に乗ってゐる。
ただ、残念ながら、付いてゐるオーディオはカセットのみでCDは聴けず、仕方なく、埃をかぶってゐたカセット・テープをひっぱりだして聴いてゐる。

シェリーマンがボスの『マイ・フェア・レディ』を聴いてゐて、20年ぶりくらゐに聴いたでせうかー、アンドレ・プレヴィンのピアノの面白さに舌をまいた。

一応シェリー・マン名義の名盤ですが、勿論彼のドラミングもかなり面白いのですが、ピアノ・トリオでの演奏ですから、当然ピアノが面白くなければ話にならない。そして、プレヴィンにとっても、1950年代の彼のジャズ・ピアニストとしての名盤でもあります。

Andre Previn - On the Street Where You Live


ジャズ・ピアニスト、そして、ハリウッドの映画音楽の寵児となり、今は、押しも押されぬクラシック音楽のマエストロ、の彼ー。

小生の棚には、CDはさほど多くなく、ホルストやR・シュトラウスやラフマニノフあたりだったでせうかー。
そのなかでも、アシュケナージをサポートしたラフマニノフのピアノ協奏曲全集は、その情緒綿々としたオーケストラのコントロールが抜群で、小生は、”軟派”の演奏では筆頭だと思ってゐますがー。

以前NHKでも放送されたラフマニノフの交響曲の演奏も、N響は相変はらず固い音色ですが、その全体像はすこぶるロシアの大地を感じさせ、半端臭い東欧のオーケストラよりも、余程本場色をかもし出してゐます。

ラフマニノフ - 交響曲第2番 第3楽章