平泉寺の枝垂れ桜
山形市東部、千歳山の麓に陶芸の里、平清水の街があります。
小生も以前、1年ほど陶芸教室に通ったところです。
窯元が集まってゐるにぎやかなところに、平泉寺の枝垂れ桜があります。
山形人には有名な桜です。
樹齢3~400年ほどでせうか。
以前にも幾度か見に行ってゐますが、山門横のそれは、年々衰へを感じます。
狭い場所で、根が苦しいのでせう。それに、電線がひどく邪魔です。
山門をくぐり、境内に入ると、もう一本の枝垂れ桜があります。
こちらは、樹勢もあり、庭いっぱいに枝を広げてゐました。
眺めてゐると、ご婦人に声を掛けられ、でもその方は「これから、数カ所の桜を見に行く、ああ、忙しい!」と慌しく話を済ませると、さっさと立ち去ってゆきました。
桜を見てゐると、何故か、自然と気軽な会話が飛び交ひます。
耕龍寺の桜
平泉寺の近くに、耕龍寺があります。
最上三十三観音のひとつです。
これは、また、別の日にそのカテゴリーでご報告。
境内にこれといった古木はありませんが、立派な山門の横で、まだ若い染井吉野がひっそりと咲いてゐました。