彼岸の雪 2007-03-20 | やまがた抄 先週末から、雪が降り続いてゐます。 糸雪だったり、淡雪だったりー。 時にふぶきながら、時に散る桜のやうに、 けれども、春の雪ー。 積もるほどでもなく、降っては消へ、消へては降りを繰り返し、春の彼岸に入りました。 逝ってしまったひとを想ひ、逝ってしまったひとに焦がれ、 けれど、二度と逢ふことが叶はない現実をいつまでも惜しむかのやうに、 大振りな雪が舞ってゐます。