やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

モンゴルの受験生たちと…

2007-03-12 | やまがた抄

昨日は、仙台の友人が開催した、新モンゴル高校交流会、に参加。
4回目の開催で、今年は15人の卒業生が参加。
ボランティアやバックアップの人たちの参加を入れると30人以上の大パーティーになりました。

基本的に、参加者ひとりが料理をひと品持参。
二品、三品を持って来られた方もゐて、テーブルに乗り切らないほどの料理!    

   

ウランバートル市にある、日本式のシステムを導入した私立の新モンゴル高校。
今は、その校長になられたガルバドラッハ・ジャンチブさん。
山形と仙台を拠点に各地を精力的に歩き回り、支援や援助を取り付け、高等学校を設立。今は、中学校も設立されてゐます。

小生は、一家の母国への送別パーティーで山形でお別れして以来の拝顔で、相変はらずのお元気で精力的なお姿でした。
特に、四女の方は、少女時代を山形で過ごされ、パーティーの時、小生と一緒のテーブルで、帰りたくない、と泣いてゐましたが、すっかり美しい娘さんになって仙台の国立大学に合格、また、日本の生活がしばらく始まるやうです。


食事会のあと、一度も海を見たことがない幾人かのために、皆で近くの海へ。
ジンギス・ハーンの末裔たちは、荒ぶる冬の海へ挑む!







はしゃぎまはる彼らは、ついに、モンゴル相撲(半分日本式!)をすることにー。




山形から馳せ参じた小生等は、当時、まったくの手弁当のボランティアでの支援きりできませんでした。
それでも、少なからずの縁で会った校長先生や卒業生達は、全員、流暢な日本語で礼を云ひ、間違ひなく数十年後を見据ゑた自分たちの希望や夢を目を輝かせながら語り、東日本のそれぞれの国立大学で勉強を始めます。
それなりの層の子供たちが多いのですが、皆、間違ひなく”国家”を背中に背負ひながら嬉々として相撲に興じてゐる姿は、寒風に身を震はせながらも、理由なく感動します。

ガルバドラッハ・ジャンチブさんが国づくりはよい教育からと選択した日本式のシステムは、早くも大きく実を結び、彼の話では有数の進学校、そして、有数の留学提供校になってゐるとかー。

いつものことながら、彼らとに会ふたびに感じるある種の”すがすがしさ”を今回もまた分けてもらって、半日の集ひを楽しんできました。
過日会ってゐた友人と、来年はゲルを建てて、も少し規模を大きくできればよい、と考へながらー。