やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

「能装束」展、を観る

2005-10-04 | 絵をみる
仕事で、郡山市へ行ってきました。
一寸、辛い内容の用向きで、何とか終へると疲れ果ててしまひ、
ふと、郡山の市立美術館を思ひだし、問ひ合はせてみると、「能装束展を開催してゐます」、とのこと。
東へ15分ほど車を走らせ、久しぶりに訪ねました。





企画展の名称は、正式には
 「林原美術館名品展 華麗なる能装束」
といふものでしたが、いつものやうにパンフレット等もろくに読まず、
いきなり見事な装束に見入ってしまひました。




見事な逸品ばかりで、江戸時代の装束の、突き抜けたモダンに改めて感心すること
しきりで、思ひもかけない時間が拾へました。



特に、何面か展示してあった能面の中に、小生の好きな「増女(ぞうおんな)」があり、その面がまた素晴しく、妙にうら若い感じがして、ガラス張りの前で係員の怪訝な様子も無視して、前から横から斜めからと、しばらく覗いてしまひました。