せっかくツバキの葉の上でひと休みしてゐたのに、
庭の主人が葉をかき分けて機械を向けてきた。
白玉、といふ種類のツバキらしいけれど、
葉の色は僕の身体の色にぴったりなんだ。
いつもは後ろ姿きり撮らないのに、今回は大胆にも
僕の顔の前にまで丸く光るガラスが迫ってきてゐた。
僕の庭だから、逃げる必要もないし、まあ、いいか。
カシャ!
庭の主人が葉をかき分けて機械を向けてきた。
白玉、といふ種類のツバキらしいけれど、
葉の色は僕の身体の色にぴったりなんだ。
いつもは後ろ姿きり撮らないのに、今回は大胆にも
僕の顔の前にまで丸く光るガラスが迫ってきてゐた。
僕の庭だから、逃げる必要もないし、まあ、いいか。
カシャ!