rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

Morane Saulnier MS406 SMER 1/72

2020-05-11 17:41:55 | プラモデル

モラン・ソルニエMS406は第二次大戦初期にフランスで実用化された軽戦闘機で実戦ではフィンランドに輸出された105機が最も活躍したと思われます。632馬力の12気筒イスパノスイザエンジンを搭載し、最高速度490km、とやや非力ながらプロペラ軸に20mm機関砲1門に60発の弾丸を備え(フィンランドでは12.7mmに換装したものも)、両翼に7.5mm機銃各300発の弾丸で近接戦闘に持ち込めばそれなりの破壊力を示す事からソ連の爆撃機を相手にしたフィンランド空軍の活躍は納得できます。

フィンランド空軍のモランソルニエ実機 小編隊で神出鬼没な戦法を用い、冬戦争においてもソ連軍を苦しめたと言われる。

SMER(セマ)は前にも紹介したチェコのプラモメーカーですが、この模型の金型はフランスのHeller製で、機体の裏にHellerの刻印がありました。模型はフランス空軍と45機輸出されたトルコ空軍の塗装とマークが入っていたのですが、敢えてフィンランド空軍の機体を作りました。資料では大戦初期にはフランス空軍の迷彩塗装のままフィンランドの国籍マークと機首、胴体、翼端の黄色塗装を施して戦った機体も多かったとされ、1941年当時の機体を再現しました。以前作成したハセガワ製のブルーステル(米国製ブリュースターバッファロー)と並べてみました。やはり米国機の方が一回り大きく馬力もありそうです(ライトサイクロン950馬力)。また同じフランス機のPotez 63と比べると機体の流麗な雰囲気は似ています。模型ではポテはスプレー塗装でMSは筆塗りですが、どちらもそれなりの良さ(実際に見ると)があるのですが、写真ではスプレー塗装の方が見栄えが良いようです。

バッファローも母国米国でよりもフィンランドでの活躍が目立った       同じフランス機のpotez63.11との比較

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