HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

2016年総括 その2

2016-12-24 06:49:47 | ROCK

              
総括その2は新譜部門。例年の如く「時代の音」とは無縁の10枚(笑)。
今年も単純によく聴いた順に並べてみた。

01 PRINCE / HIT N RUN PHASE TWO
02 IGGY POP / POST POP DEPRESSION
03 THE ROLLING STONES / BLUE & LONESOME
04 DAVID BOWIE / ★
05 Drop's / Donut
06 NEIL YOUNG / PEACE TRAIL
07 IAN HUNTER / FINGERS CROSSED
08 坂本慎太郎 / できれば愛を
09 JEFF BECK / LOUD HAILER
10 PETER WOLF / A CURE FOR LONELINESS

プリンスの選出盤は昨年12月に配信でリリースされたのが初出であるが、今年の4月にCD化
されたということで選んだ。今年最も多く聴いた盤で内容も素晴らしかった。結局、私は
80年代頃のプリンスの幻影を追いかけていただけの悪しき聴き手なのかもしれないが。

イギー・ポップの盤も文句なしに良かった。ストゥージズも好きだが、キャリアと年齢の
深みを感じさせる声と曲が集まった今回のような盤こそ広く評価されるべき。

ニール・ヤングはライブ盤も面白かったが、12月に出たばかりのスタジオ盤が面白い。
ベースはトリオ編成での一発録り。普通、マラカス等の被せ物は文字通り後からダビング
したらよさそうなものだが、ジム・ケルトナーがスティックとマラカスを同時に握って
叩くために生じるリズムの微妙な強弱が面白かったりする。

Drop'sの豪快でいながら繊細で渇いた感じと、坂本慎太郎の怪しく湿った感じの両方に
魅力を感じることができるなら、まだもう少しはロックに付き合えるような気がする。

コメント
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