HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

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それなりのレゲエ2016 BURNING SOUNDS 2

2016-12-15 20:31:18 | REGGAE

本当にBURNING SOUNDSにはお世話になった。しかし、LP再発は1枚ずつ単体で
リリースされたのにCDだと2イン1になった盤がある。中には2枚のアルバムを
それぞれ単体で1枚のCDに収録してあるのに2枚一組でリリースしたために
ジャケットが2イン1のそれと同じようになってしまった盤もある。
 
 
      
名ヴォーカリストであるジミー・ライリーが自らプロデューサーを務めた78年リリースの
2枚のアルバム「SHOWCASE」と「MAJORITY RULE」の2イン1。昨年、BURNING
SOUNDSから出た編集盤にも多くの曲がこの2枚のアルバムから選ばれた。
また、昨日取り上げたダブ盤「GUERILLA DUB」の元ネタ曲はここに多く収録されている。

リロイ・スマートは77年の「DREAD HOT IN AFRICA」と78年の「PROPAGANDA」の
2イン1。映画「ロッカーズ」に出演したことでその名前を記憶している人も多いだろう。
貧困から立ち上がり、真の敵は誰か立ち向かうべき存在は何かを明確に歌う人だが、
ショーマンでもあったためか、クラッシュの『WHITE MAN IN HAMMERSMITH PALAIS』の
歌詞中では微妙な取り上げ方をされている。しかし、この盤は聴き処が多く好盤といえる。

       
ウェル・プリーズド・アンド・サティスファイドの78年リリースの「GIVE THANKS &
PRAISE」と79年リリースの「LOVE TRAIN」の2イン1。ヴォーカルの良さと曲の良さ
それにレヴォリューショナリーズの演奏の良さと三拍子揃った盤で、これは思わず良い盤に
出会ったと喜んだ。アルバムがこの2枚しか存在しないのが惜しい。

レヴェレーションは英国のレゲエ・グループで79年リリースの「BOOK OF REVELETION」
と、そのダブ盤「VARIATION ON A THEME」をこちらは1枚ずつ分けての2枚組仕様で
再発されたのだが、ジャケットは他の3枚と同じような2イン1仕様。(笑)ホーンと
鍵盤が一味違う英国風味のレゲエ。垢抜けた感じのアレンジの解釈次第で「英国レゲエ」
というのは聴く人によって良い悪いのどっちにも転びやすい感じがするように思うのだが
そこもまた私には面白い処だ。

どれも貴重なアルバムなので単体で8枚リリースしてもいいような気もするが、2イン1
だと2枚買うより値段が安く済むから嬉しいという人もいるだろう。それでも私は
2イン1はあまり好きではない。1枚の収録時間が例え30分そこそこでも、「ああ、
1枚のアルバムを聴いたんだ。」という充実感があればそれでいいのだ。
とかなんとか言いながらBURNING SOUNDSには、お腹いっぱいな今の状況を感謝せずには
いられないのである。

次回に続く。

コメント
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