HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

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SOME GIRLS LIVE IN TEXAS '78

2011-09-10 17:21:22 | ROCK

唐突に凄い話になってきた。先日、ストーンズが出演したエド・サリヴァン・ショーがDVD化されるのを
知ったばかりだというのに、次に飛び込んできたのは78年のライブの映像とCDが発売されるという
ニュースである。大物のアーカイブ・プロジェクトの場合、発売のアナウンスから実際に市場に並ぶまでの
期間が長かったり、延期されるケースが多いのだが、ストーンズのブツは11月発売だという。
これは、待ち遠しくてムズムズする期間が短くて良い。尤も延期しなければだが。(笑)


     

これまで78年のライブで正規に発表されているのは、アルバム「SUCKING IN THE SEVENTIES」に
収録された『WHEN THE WHIP COMES DOWN』だけであるが、放送音源は沢山あるので、
ストーンズ・ファンはアナログの時代から、ブートレグでそれらを楽しんできた。
左の「GARDEN STATE 78」は放送音源ではないが、6月4日の演奏をライン録音した盤。
右の「LACERATED」は放送音源で7月6日のデトロイトを中心に6月28日と7月19日の音源で構成される。
これらは、CDの時代になってジャケットを変えたり踏襲したり、何度も発売された。

     

個人的には複数枚数のブートレグは取り出しが面倒なので、なんとなく1枚ものに手が伸びる回数が多くなり、
そんな関係上、CDだとこの2枚のブートレグをよく聞いた。CD黎明期に出た「LIVE IN MEMPHIS」も
ラジオを聞いているような感じで好きだった。

     


さて、今回発売されるのは7月18日フォートワースでの
ライブ。ストーンズの78年のライブを収録したブートレグでは決定的なセットと言える4枚組の「HANDSOME
GIRL」にそこでの演奏は全て収録されている。今回発売されるDVDに添付されるCDは1枚物なので、
おそらく曲間は編集されているだろうが完全収録を謳って無駄に曲間が長くなってCD2枚に収録するよりかは
コストも下がるし聴く方も便利で良いだろう。

フォートワースでの演奏は6曲だけであるがブートレグで見ることができた。ビデオの時代からは考えられないほどの
画質でDVDブートレグは登場したのだが、これの完全版を見ることができるというだけで今からワクワクする。

よし、これから「SOME GIRLS」を聴こう。このアルバムが「パンクへの回答」と言われるのは、粗野でテンポの
早い曲が幾つか含まれるためであるというのが一般的な見解だが、アルバムはそんな曲だけで
構成されているのではない。深みのあるミディアム・テンポの曲やカントリーもあるし、最大のヒットはディスコの
『MISS YOU』である。

つまり、「パンクへの回答」とは・・・。
「俺達はラフな演奏もできるが、お前達に、こんな演奏(『BEAST OF BURDEN』『FAR AWAY EYES』
『MISS YOU』)は出来ないだろう?。」という意味合いでの回答だと私は解釈している。

コメント
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