HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

PETE JUMPS AGAIN !

2008-11-18 21:21:57 | ROCK
昨日は昨日で どこかで浮かれて
過ごした筈だが 忘れてしまったよ

なんて言えれば格好いいのだが、どうもそうはいかない。
というわけで、昨日は日本武道館にザ・フーを見に行った。
今回は相方と一緒。席はアリーナ真ん中より左によったあたりで
まあまあというところ。またもや機材の位置関係でラビットさんが
よく見えないのだが、まあ仕方ない。
さいたまでは最前列だったので、余り後ろを振り返ることもしなかったが
今日は余裕を持って観客ウォッチング。
他のバンドのコンサートに比べて、出演アーティストのTシャツの着用率が
高いことに気付く。プログレのコンサートだと、一体誰のファンなのか
わからないくらい様々なTシャツを着た人を見るし、ストーンズでも
同じようなもんだ。それに比べるとアーティストTシャツを着ている人は
私が見た限りほぼ100%ザ・フーのTシャツである。素晴らしい。
2階席を見ると会社帰りの40代後半から50代のグループがいる。
手に持っている銀の缶は持ち込み禁止のスー○ー・ドラ○じゃなかろうか。
肝心なところで用足しに行かないように。(笑)

私の斜め後ろに芸能人が女性と座った。余りに出来すぎているのだが
座ってすぐ聴こえてきた会話が「終わったら何食べに行く?」であった。
別に普通の会話のはずなのだが、バンドや会場の話でなくいきなり
その会話が聞こえたことが、なんとなく可笑しくて相方と笑ってしまう。
彼のメインイベントはコンサートの後なのかな、とか何の根拠も無い
妄想を抱くが、それでは失礼だと思いすぐ打ち消す。(笑)

さすがに数公演見てきた人が多いためか、BGMがボウイ様の「ジーン・
ジニー」に変わったら立ち上がって拍手する人が多くなる。
勿論私も、この曲が終わったら「I CAN'T EXPLAIN」が鳴り響くことを
知っていたため立ち上がって拍手に加わる。

コンサートは非常にスムースにいい感じで進行した。客席もステージも
楽しそうだったし、何よりピート・タウンゼンドの表情が凄くよかった。
かつての失われたライフハウスのコンセプトの一つだったという
「聴衆と共に成長するバンド」の姿があったというのは大袈裟かも
しれないが、今のザ・フーがライブ・バンドとして何度目かのピークに
あるのは間違いないと確信した。
個人的にこの日の演奏では「ANYWAY ANYHOW ANYWHERE」の怒涛の迫力に
まず圧倒され、「無法の世界」でのロジャーの咆哮が完璧だったことに
感動。最前列ではそれほど感じなかったが多くの他の客に囲まれた状態で
「BABA O'RILEY」のあのフレーズを聴くとやっぱり涙ぐんでしまう。
「5:15」でロジャーとピートが近寄りすぎてぶつかった時には
「おいおい、昔この曲でマイクとシールドが絡まって二人とも身動き
出来なかったことがあったろうに。」と意味もなく嬉しくなってしまう。
本編最後に「NAKED EYES」を聴けたのも予想外だった。

もしかすると今回のツアーはアンコール・シリーズとしての発売は
ないかもしれない。できれば発売して欲しいがTHE MUSIC.COMでの
過去CDの投売り(2002年ツアーは最早取り扱ってすらいない)を
見ると、なんとなくそんな気がする。それなら今のザ・フーを記録して
「LIVE AT BUDOKAN」を作るっていうのも名案だと思うのだけど。

私は行けないのだが、明日もいいコンサートになることを願っている。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする