HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

AMAZING JOURNEY

2008-11-17 09:54:03 | ROCK
個人的に素晴らしい体験であった。
演奏しているのはザ・フーである。素晴らしいに決まっていると言われれば
そうなのだが、今回は最前列で見る事が出来たのがその印象を強くする。
目の前数メートル先に、ロジャーやピートがいるのだ。
障害物はフェンスだけ、つまり視覚的に邪魔になるものは何一つ無い。
見上げる感じになるので、今になって首が痛いのと振り上げすぎた手が痛い。
私を含めて両隣もかなり盛り上がったいたので、フェンスを押さえる人は
大変だったかもしれない。

ミキサー卓付近だと音の感じはいいように聞こえるだろうが、アリーナなので
どうしてもステージから遠い席もある。過去にそういう席で何度もライブを
見たが、さすがに今回はそういう席ではもしかすると聞き取れなかった音や
CDではなかなか判別できない音が聞き取れたのが嬉しかった。
当たり前ながら実際の動きと音が合っているので、脳内で事前に
それを了解しているだけかもしれないけれど。
ザック・スターキーが左足で踏むハイハット、「エミネンス・フロント」での
ロジャーが弾くギター・パートは勿論、「無法の世界」でサイモンが弾く
ギターがしっかり聞こえるというのは、小さな感動の積み重ねである。
ピノのベースは曲が終盤に差し掛かると、思わぬ良いフレーズを多く
弾いていることも認識できた。ステージを見上げる形なのでラビットは
上半身しか見えなかったのが残念と言えば残念。

ピートとロジャーに関してはもうずっと目を奪われっぱなしなので
何を書いていいのかよくわからない。ピートが客席を指差して怒鳴った時は
何があったのかよくわからないが、緊張した。気に触ることがあったのか
ジョークなのか未だにわかりかねるが、ピートはそれについて具体的に
言及しなかったので、ステージ上も一瞬ピリとした感じがした。
ロジャーは余裕で流していたが、バンドをコントロールするピートの
動きをずっと見ているザックの目がその時は険しくなったように見えた。

2004年の横浜では「ババ・オライリー」に感動したが、今回は
普段は余り好みで無い曲である「ビハインド・ブルー・アイズ」とか
「愛の支配」にのめりこんでしまった。私より20歳も年上の人に
こういうことを言うのは失礼だが、ロジャー・ダルトリーというボーカリストを
チャーミングだとさえ思ってしまった。

いいコンサートだったので、普段は見ない2ちゃんねるやフーのファン・
サイトを覗いてみたが、あまり気分は良くない。
どちらにも最前列にいたであろう輩の書き込み(別人)があったが、
だいたいどいつらが書いたか顔が浮かんでくる。(笑)
若いヤツもいたが、私より見た目10歳は年上の人間があんなガキのような
文体で書き込んでいるのかと思うとゾっとする。

今日は日本武道館。明日出社したら仕事が溜まっている様が目に浮かぶが
今日もいいライブになることを願って出かけよう。
コメント
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