HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

MAN / AT THE ROUNDHOUSE 1976/ GERMANY 1975

2007-12-23 18:35:52 | ROCK
マンというのは不思議なグループだ。パブ・ロックの範疇で捉える人が
いれば、プログレの範疇で捉える人もいる。最近ではジャム・バンドという
便利な言葉があるおかげで、そんな括りに入れる人もいる。
私は初期のブリンズレー・シュウォーツと同じような感じで、
グレイトフル・デッドの影響下にあるパブ・ロックと解釈している。

アルバムを熱心にそろえているわけではないが、70年代のDVDが
発売されたとなると興味がそそられるという悪癖が出て2本のDVDを
購入した。どちらもVOICEPRINTからの発売だ。
掲載写真左は「LIVE IN COLOGNE GERMANY 17TH APRIL 1975」と題された
ものでドイツのテレビ番組「ロックパラスト」を収録した物。
当たり前だがブートレグではないので画質は良好。
メンバー・チェンジの激しいバンドだが、MICKY,DEKE,TERRYの3人が
いればなんとなく「マンだなぁ」と思ってしまう。

掲載写真右は「AT THE ROUNDHOUSE 1976」。76年12月の
ラウンドハウスでの公演を収録した物で、これも元々はテレビ放映用だった。
少々退色しているがフィルム撮影された映像は、70年代の質感を
うまく残しているしバンドの演奏ともよくあっている。
間にインタビューやステージ組み立ての様子が挿入されるドキュメンタリーの
要素もあるが、曲は完奏するしテレビ番組とは違った観客の支持の
熱さも伝わる素晴らしい映像だ。どちらか1本というなら
こちらのほうをお勧めする。

マンといえば以前は「GREASY TRUCKER PARTY」のCDが出ていた。
72年のライブ盤でレコード発売時は2枚組でホークウィンドや
ブリンズレーといったユナイテッド・アーティスツ所属の面々のライブが
収録された貴重盤なのだが、マンだけ収録のCD(1枚物)は購入しなかった。
最近になって「GREASY TRUCKER PARTY」は拡大されてなんと3枚組の
ボリュームで再発された。LP時代を大幅に上回る収録曲が魅力なのだが
まだ手元に届いていない。ブリンズレーだけでオープニングを含めると
16曲のライブ録音を聴くことができるとなれば、スルーできない
人も多いかも。マンやホークウインドもおそらくセット・リストは
全て収録されているだろう。非常に楽しみだが手元に届くまで
今日取り上げたDVDを見てのんびり待つことにしよう。
コメント
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