HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

愛憎模様 / バーズの場合

2006-11-26 19:21:23 | DAY BY DAY
とりあえず「1曲縛り」がDISC12まで進んだ。
当初、米国スワンプやSSWを中心に5枚組んで、英国的なもので5枚で
次に行こうと思ったが、収まりきらなかったので米国的なものを2枚追加した。
もちろん、縛りは緩いので英国のバンドでも流れに相応しいものだと
思ったものをいくつか入れることになった。
「英国的なもの」を振り返ると、あれ、アメリカのバンドは入ってないな。
もちろん「英国的なもの」もまだ終わりではない。
何しろ、サンディ・デニーやブリジット・セント・ジョンが登場していない。
彼女たちの脇を固める曲は、あとでゆっくり考えよう。

それにしても、バーズである。
今回の12枚の中にバーズに関係のあるメンバーのものは、かなり選んだ。
よくよく聴いてみると、どれもカントリー・ロックを通過した結果の音、
あるいは、もとからそういったバック・ボーンがあった人たちの音である。
バーズのアルバムはオリジナル・アルバムはもちろん、編集盤から
ブートレグにいたるまで、それなりに所持しているが、どうも初期のアルバムが
好きになれないのだ。

「一曲縛り」の対象で考えると、もうこれは私にとって2択しかなくて
「すっきりしたぜ」か「ロックンロール・スター」のどちらかである。
2曲とも初期の作品で大好きなのだが、これらを収録したアルバムを通して聞くと
アルバムがなんだか水増しされた物のように思えてならない。
ラリパッパ勝新太郎もとい、デヴィッド・クロスビー作品に男気を
見出すほどの境地にも未だ至らず・・・。
まあ、これもバーズだからこその贅沢な話であって、一般的なバンドであれば
どれも凄いアルバムなのだが、それ以上に「名前のないアルバム」や「ロデオの
恋人」の出来が素晴らしいのだ。

「母屋を乗っ取られてつくったアルバムのどこがいいの?」と言う物言いには
「ミスター・タンブリンマンや、ターン・ターン・ターンはオリジナルじゃ
ないよね。」と返しておこう。
掲載写真は私が唯一所持するバーズの7インチ。
もちろん、機嫌よく所持している。

次の「一曲縛り」はサーフ&ガレージで行こうかと思ったが、それほど
詳しくないし、「アストロノウツ」がどうしても許せないので(笑)思案中。
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DISC 12

2006-11-26 18:45:47 | 一曲縛り
01 THE FISH CHEER AND I-FEEL-LIKE-I'M-FIXIN'-TO-DIE-RAG
/ COUNTRY JOE & THE FISH
02 REVEREND BOTTOM'S TOJO SALOON / GERRY GOFFIN
03 ROCKIN' ALL OVER THE WORLD / JOHN FORGERTY
04 KEEP ON LOVIN' HER / COMMANDER CODY & HIS LOST PLANET AIRMAN
05 WOMAN'S DISGRACE / GOSDIN BROTHERS
06 YOU TOLD ME BABY / BONNIE RAIT
07 JOSIE JO / JOHN HERALD
08 LUXURY LIVER / EMMILOU HARRIS(掲載写真左収録)
09 STONE SOUL PICNIC / LAURA NYRO
10 MUD ISLAND / RITA COOLIDGE
11 A FOOL IN LOVE / FRANKIE MILLER(掲載写真右収録)
12 DOUBLE BACK / HAPPY & ARTIE TRAUM
13 CHARLIE'S FRIENDS / JUEL ZOSS
14 LEANING BACK AND LAUGHING / STEVE NOONAN
15 COLSANO SOUND / JOHN COMPTON
16 UNDERTOW / KEN LAUBER
17 WHAT DO YOU WANT THE GIRL TO DO / LOWELL GEORGE
18 CRASH ON THE LEVY / STEVE YOUNG
19 SOFT SUMMER BREEZE / TIM HARDIN
20 TOO MUCH FEELING / JEFF HARRINGTON
21 BECAUSE OF YOU / GENE CLARK
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DISC 11

2006-11-26 18:33:14 | 一曲縛り
01 WELCOME BACK / JOHN SEBASTIAN
02 UNDERCOVER MAN / SKIP BATTIN(掲載写真右収録)
03 ASPHALT OUTLAW HERO / LONNIE MACK
04 HELL IN THE HILLS / TIMBERCREEK
05 A HORSE WITH NO NAME / AMERICA
06 MORNING HAS BROKEN / CAT STEVENS
07 HAVANA MOON / GEOFF & MARIA MULDER
08 PASSING THE RIVER / FORMERLY FAT HARRY
09 HAVE MAKE A DOLLER THAT WAY / DAVID WIFFEN
10 MAN OF A THOUSAND FACES / BRUCE COCKBURN
11 LUNGS / TOWN VAN ZANDT
12 JESUS WAS A CROSS MAKER / JUDEE SILL
13 MYSTERY TRAIN / SEANOR & KOSS
14 DAZED IN NEW YORK CITY / LARRY McNEELY
15 UP AROUND THE BEND / CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL
16 EVERYDAY WILL BE LIKE A HOLIDAY / DELBERT & GLEN
17 TURNING AROUND / JACKIE LOMAX(掲載写真左収録)
18 COME AND GO / TONY KOSINEC
19 PUTTING MYSELF TOGETHER AGAIN / LUMBERT & NUTTYCOMB
20 RIVER SONG / MARK HENLEY
21 MORNING DANCE / EDDIE MOTTAU
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THE WHO / WHO'S BETTER WHO'S BEST

2006-11-26 00:33:07 | ROCK
以前LDやビデオで発売されていたザ・フーの「WHO'S BETTER WHO'S BEST」が
初DVD化された。過去にLDで購入し、DVD化した後処分したが
今回のDVDは流石に画質・音質共に向上している。

DVD化に際し、エクストラ・トラックとして3曲追加されたことが
裏ジャケットにも書かれてあるが、それ以外に3曲目に収録された
「ANYWAY,ANYHOW,ANYWHERE」もLDには収録されていなかった。
もっともこれはスタジオ録音の音声と映像が全くかみ合わないものであるが、
とりあえず、これも追加曲ではある。

エクストラの3曲はいずれも80年代のもの。
そのうちの2曲は「YOU BETTER YOU BET」を収録した時に同時に撮影された
ものだ。MTVで「ANOTHER TRICKY DAY」のビデオを見たときは
「ああ、LDに収録されてないんだなぁ。なんでだよ」と思ったものだ。
「DON'T LET GO THE COAT」はシングル・カットもされたし、個人的な
思い出もあって大好きな曲でこの2曲の収録は素直に嬉しい。
それにしてもピートの「EMINENCE FRONT」に対する拘りというのは
一体何なのだろう?

残念なことに今回も曲のピッチは若干速めである。
「WON'T GET FOOLED AGAIN」は映画「THE KIDS ARE ALRIGHT」に収録された
ものと同じ映像だが、両方所持している方は見比べていただきたい。
当然だが、映画のほうが正しいピッチなので違和感がある。
「WHO ARE YOU」のほうが解りやすいかもしれない。

「WON'T GET FOOLED AGAIN」では曲のエンディング間近でキース・ムーンが
シンバルを床に跳ね落とすのだが、シンバルが床に落ちた時の音を
映画はしっかり拾っているが、「WHO'S BETTER・・・」のほうはミックスの際に
消してしまったのか、その際の音は聞こえない。

いろいろ不満はあるが、LDより圧倒的に質が向上しているし、
曲も追加されているので、まあ良しとするか・・・。
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