HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

優先順位

2006-11-23 20:53:49 | DAY BY DAY
本当に出不精になってしまった。
中古レコ屋に行くのが億劫になるなんて、やっぱり体調不良が続くと
今まででは考えられないような思考になってしまう。
ま、それは言い訳で、それなりに飲みに行ったり、服を見たり食料品を買いに行ったり
しているのだから、「ネットに頼りすぎ」というのが正直なところなのだろう。

久々にタワーや赤黒に行ったのだが、ビートルズの新譜が大量に並んでいた。
全くノー・マークで、気にもとめてなかった。
いつもなら発売直後に買う「レココレ」も今日手にとってざっと読んだのだが
なんとなくブートレグの延長のような感じがして、違和感がある。
ジョージ・マーティンの手がかかっているのだから、ブートレグと一緒にされては
困るというのはわかっている。
昔から、ステレオとモノラル、各国盤の違いを事細かに見つけては大騒ぎされてきた
バンドだし、新録音が当然ながら無いだけに今回のアルバムも全世界的に
「大歓迎」なんだろう。

でも本当にしなければならないのは、全アルバムのリマスタリングだと思うのだけど。
そうすると、また微妙な差異が出てきたりして大騒ぎなんだろうけど、
そっちのほうが健全だと思う。
世の中の「音楽好き」がビートルズ熱から冷めたころ、そっと買うことにしよう。

ビートルズは好きだ。ストーンズやザ・フー、キンクスやT.レックスの遥か
後方に位置するが好きである。
最初に聴いた洋楽はビートルズだったけど、最初にインパクトを受けた音楽が
ローリング・ストーンズだったために「まずはビートルズありき」という
考え方が出来ない。
「サージェント・ペパーズが最高」という人は哀れだと思う。
20年位前の私の周囲のビートルズ好きの人たちに「サージェント・ペパーズって
コンセプト・アルバムだといわれるけど、そのコンセプトって何?」と
聞いてもまともな答えは返ってこなかった。
単純な話のはずなのに。

とある音楽教師が「ビートルズの曲は全てクラシックのアレンジに耐えうるから
素晴らしい、こんなのはビートルズだけだ」と言った。
それは自分がそう思い込みたくて、ビートルズの曲を全て聴いていなくて、
他の音楽をろくに聴いていないという事だということを告白したようなものだ。
喫茶店のBGMで流れていた、チンタラしたストリングス・アレンジが施された
ビートルズの曲を聴いて「俺はここで流れている全ての曲に的確なドラムの音を
叩きこめるぜ。」と言って「意味ねえし、下らない」と返された私も
先の音楽教師と同じようなものなんだろうけど、一緒にはされたくない。

久々の赤黒で、ルースターズの2枚組DVD「RE-BIRTH」が定価の半額で
売られていたので購入した。おいおい、俺はビートルズのアルバムを買ってない
のだから、そのダサい袋に入れるのはやめてくれ・・・・。
コメント
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