HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

DANA GILLESPIE / FOOLISH SEASON

2006-11-19 21:18:52 | ROCK
女性の表情と言うのは豊かである、というか写真によって全く印象が変わる。
もちろん、「女性」といっても全ての女性を指してはいるものでないことは
了解していただきたい。くどくど説明はしないけど。(笑)

掲載写真は16歳でプロ・デビューしたダナ・ギレスピーが68年に
発表した1STアルバム。この時点でまだ19歳である。
「木」と「馬」と「女性」という私好みのジャケットでソフト・フォーカスが
かかったところが、また思わせぶりでいい感じだ。
再発CDには写真がたっぷり使われているのだが、メリー・ホプキンもびっくりの
太腿も露なものから、シャドウをひいて主張するものまでいろいろあり、
結果として「好みの顔でない」ことが判明する。まあ、いい。
もともとの私の購入動機は、1曲目「YOU JUST GOTTA KNOW MY MIND」での
ジミー・ペイジの仕事に興味があったというそれだけだから。

目当ての曲の出来の良さを確認できたのもさることながら、
全体に曲もよく、アレンジもしっかりしていてなかなかの好盤に仕上がっている。
ただの歌い手でなく、自分の手になる曲も2曲しっかり収録されてあり、
特にアルバム・タイトルにもなった「FOOLISH SEASON」は英国フォークの
女性ボーカル好きにも十分アピールすると思う。
もちろんポップスとしても平均点は楽にクリアしている。

ボウイ様のアルバム「ジギー・スターダスト」収録の「IT AIN'T EASY」で
バック・コーラスを務めた縁あってか、その後ボウイ様のプロダクションに所属し
2枚のアルバムを出すのだが、それらのCD化も期待したい。
レイ・デイヴィスの手がかかったクレア・ハミルのアルバムのくすんだ感じが
いかにもレイ先生の仕事という感じだったので、さてダナの場合はどんな感じか・・。

時の流れの残酷さは誰にでも平等である。この人も例外ではなかった・・・。

コメント
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