HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

Q:WHO IS THE HERO? A: NO MORE HEROES

2006-07-22 17:55:15 | ROCK
ブリティッシュ・ロックの奥底を探索していくと、掲載した2枚のような
盤に行き着くことがあるかもしれない。
似たようなジャケットのデザインで、しかも耳なじみがないので、アルバム名や
アーティスト名が覚えられない。「あれ、何だったかなあ。」
「どっちだったかなあ。」と頭を悩ましたのは、単に私の物覚えが悪いから
なんだろうけど。

そこで例の怪しいレーベル「HUGO-MONTES PRODUCTION」の再発盤の
お世話になり両方を手元に置いて、もう迷う必要も意味もなくなった
というのが数年前の話。
それにしても、レーベル・ロゴの配置の適当さはなんとかならなかったのか。
右上にしろ、右下にしろ統一するくらいの美意識は欲しいものだ。

写真右がKEVIN LAMBが73年に発表した「WHO IS THE HERO」。
シンガー・ソング・ライター然としたアルバムで、彼が参加したRARE BIRDほど
ヘヴィな音ではない。ストリングスの被さり方は好き嫌い別れるだろうが、
私は嫌いではない。最も穏やかな歌唱で通していたと思えば、急に力んで
みたりで、そこいらが近日来日する大メジャーなピアノ・マンの歌唱に
ほんの少し似ていたりする。(その部分が苦手だったりして)
ディラン・カバー「IT'S ALL OVER NOW BABY BLUE」収録。
オリジナル盤にもアルバムのメンバー・クレジットが全く無いのだが、
もうじき発売される紙ジャケでは謎が解けているか?。

写真左は、更に謎の盤である「GRANNIE」。71年にプライベート・プレスされた
彩気ロック。オリジナルは5枚とないといわれるが、真偽はさておき
そういう話にむやみに弱かったりして。(笑)
ファズ・ギターの使用や、バタバタしたドラムスからヘヴイー・サイケと
いわれることが多いが、フルートが流れてくると、「おお、ブリティッシュ・
フォーク」なんていい出す私もおっちょこちょいである。
コーラスもしっかりしているし、曲構成もよく練られているので
音質の悪さを差し引いても、一聴の価値はあると思う。
最近は怪しくも400枚限定でアナログがリリースされたが、このアナログを
リリースしたところが今度は「3/3」!!をリリースするというではないか。
そこいらで流通する数回ダビングした音源がマスターなのか、それとも・・・。
いずれにしても確認する価値はある。
いや、積極的に楽しみだったりして。(笑)




コメント (6)
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