HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

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20TH CENTURY BOY & REBEL REBEL

2006-07-18 23:32:38 | 日本のロック・ポップス
昨年はシャーベッツのベスト盤を、今年はユダのベスト盤をリリースし、
ブランキー・ジェット・シティ以降のバンド活動に一区切りつけた浅井健一。
休むまもなくソロ・シングルを発表、既に第二弾もアナウンスされている。
70年代の矢沢永吉は1年に2枚アルバムを出していて、購入はしないものの
「凄いなあ」と思ったものだがこの6,7年の間の浅井健一の作品量は、遥かに
それを上回る。バカな私は30年近くたっても「凄いなあ」と同じ言葉しか
浮かんでこない。語彙不足。

今回、なんで取り上げたかというと珍しくカバー・ソングが収録されているからだ。
ブランキー時代に特典ディスクとして、思わせぶりな「マイ・ウェイ」のカバーを
収録したことがあったが、それ以降はカバー・ソングは無かったように思う。

掲載写真右は「ユダ」のベスト盤で、そこには未発表曲として、T.レックスの
「20TH CENTURY BOY」が、写真左の最新シングルにはカップリングとして
ボウイ様の「REBEL REBEL」がそれぞれ収録されている。
(愛しき反抗という邦題はついていない。)
ボウイは新しい展開に入っていた時代の曲であるが、グラム・ロックの
残り香はあり、私としては意外に思えた浅井健一の趣味が伺えて
なんとなく嬉しい気分になった。

開放弦をうまくフレーズに組み込むタイプの曲は、弾いていて気持ちが
いいものなんだろうなぁ、とギタリストでもなんでもないが、そう思わせるに
十分な魅力がこの2曲にはある。
「20TH・・・」はイントロでロー・コードのEを弾きながら6弦で
変化をつけるし、「REBEL REBEL」のメイン・リフは4弦開放から始まる。
単純だが効果的だ。
2曲とも斬新な試みがあるかというと、そういった類のものではないが、
カバーというものは好きな曲を気持ちよく演奏するものであろうし、
それを気に入ってT.レックスやデビッド・ボウイに興味を持つ人が
出てくれば、更に楽しい。

最新シングル曲「危険すぎる」ではベースを照井利幸が担当し、「おおっ!」と
思わせたが、肝心の中村達也は今はフリクションなんだなぁ。
まあいいや。
次は「ROLL AWAY THE STONE」を演ってくれないかなぁ。
コメント (2)
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