1972年に発表された「THE BUNCH」名義の唯一のアルバム。
フォザリンゲイ解散後、サンディー・デニーのソロ・アルバム制作に
尽力していた、夫のトレヴァー・ルーカスが企画したカバー・アルバムである。
英国トラッドやフォークを基盤に置きながら、もちろん米国のロックンロールに
憧れを持ち続けた、そんな人たちのセッションである。
楽しくないわけがない。
今日は4月21日。まずはサンディー・デニーのことを書かないと。
ほとんどの曲でサンディーがコーラスをつけるか、リードをとる。
それも私の大好きなバディ・ホリーの「THAT'LL BE THE DAY」「LEARNING
THE GAME」では表情豊かな声を聞かせてくれるのだから、たまらない。
リチャード・トンプスンの男気はチャック・ベリー・ナンバー「SWEET LITTLE
ROCK'N'ROLLER」で感じ取れる。擬似ライブ仕立て?なのが疑問だが
格好よくキメてくれる。後にトンプスンと結婚するリンダ・ピータースが
広く名前を知られるようになったのもこのアルバムだろう。
「THE LOCO-MOTION」でのセッションはさぞかし楽しいものだったろう。
元々のLPは12曲収録で初回プレスのみに片面のみレコーディングされた
ソノシートがジャケットに挟み込まれる形で添付されていた。
2004年の日本盤紙ジャケ化の際には、さすがに音はでないものの、
紙製7インチも再現されてジャケットに挟まれていて、感動したものだ。
ボーナス・トラックも3曲。トレバー・ルーカスがボーカルをとる
「TWENTY FLIGHT ROCK」、「HIGH SCHOOL CONFIDENTIAL」は
時間の関係でオミットしたのかもしれないが、お蔵入りした理由が
わからないいい出来だ。リチャード・トンプスンのギターも幾分派手目で、
イアン・ホワイトマン(マイティ・ベイビー!)のピアノも
転がりまくる。リハーサルテイクしかない状態の「LA BAMBA」も
収録されただけで有難い。
それにしても。サンディー・デニーとリンダ・ピータースがコーラスを
つける図というのは、後付であるが想像しただけで軽く眩暈がする。
ロックのカバー集としてはもちろん、英国ロックの数あるアルバムの中でも
これほど楽しいアルバムはない。大推薦。
フォザリンゲイ解散後、サンディー・デニーのソロ・アルバム制作に
尽力していた、夫のトレヴァー・ルーカスが企画したカバー・アルバムである。
英国トラッドやフォークを基盤に置きながら、もちろん米国のロックンロールに
憧れを持ち続けた、そんな人たちのセッションである。
楽しくないわけがない。
今日は4月21日。まずはサンディー・デニーのことを書かないと。
ほとんどの曲でサンディーがコーラスをつけるか、リードをとる。
それも私の大好きなバディ・ホリーの「THAT'LL BE THE DAY」「LEARNING
THE GAME」では表情豊かな声を聞かせてくれるのだから、たまらない。
リチャード・トンプスンの男気はチャック・ベリー・ナンバー「SWEET LITTLE
ROCK'N'ROLLER」で感じ取れる。擬似ライブ仕立て?なのが疑問だが
格好よくキメてくれる。後にトンプスンと結婚するリンダ・ピータースが
広く名前を知られるようになったのもこのアルバムだろう。
「THE LOCO-MOTION」でのセッションはさぞかし楽しいものだったろう。
元々のLPは12曲収録で初回プレスのみに片面のみレコーディングされた
ソノシートがジャケットに挟み込まれる形で添付されていた。
2004年の日本盤紙ジャケ化の際には、さすがに音はでないものの、
紙製7インチも再現されてジャケットに挟まれていて、感動したものだ。
ボーナス・トラックも3曲。トレバー・ルーカスがボーカルをとる
「TWENTY FLIGHT ROCK」、「HIGH SCHOOL CONFIDENTIAL」は
時間の関係でオミットしたのかもしれないが、お蔵入りした理由が
わからないいい出来だ。リチャード・トンプスンのギターも幾分派手目で、
イアン・ホワイトマン(マイティ・ベイビー!)のピアノも
転がりまくる。リハーサルテイクしかない状態の「LA BAMBA」も
収録されただけで有難い。
それにしても。サンディー・デニーとリンダ・ピータースがコーラスを
つける図というのは、後付であるが想像しただけで軽く眩暈がする。
ロックのカバー集としてはもちろん、英国ロックの数あるアルバムの中でも
これほど楽しいアルバムはない。大推薦。