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HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

SANTA CLAUS IS COMIN' TO TOWN / BRUCE SPRINGSTEEN

2005-11-26 13:08:35 | THIS SONG
さて、クリスマスCDを作ろうと思い立ったが、私の
記憶に残っている「ロック縛り」に耐えうるものという
基準が早くも邪魔をし始め、困ってしまった。(笑)

ブルース・スプリングスティーンは2曲のクリスマス・ソングを
残している。「メリー・クリスマス・ベイビー」と「サンタが
街にやってくる」。の2曲。
何れもシングルのB面収録でライブ録音。今は多分、
レコード会社が適当につくるクリスマス・コンピレーション盤で
入手が可能だと思うが、スプリングスティーンの編集盤とかに
収録されていないのが、難点である。

私が特に気に入っているのが「サンタが街にやってくる」。
アルバム「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」からの5枚目(!)の
シングル・カットとなった「MY HOMETOWN」のB面に収録。
もういいかげんシングル・カットには辟易としていたのだが
明らかにB面目当てでの入手であったのは間違いない。
81年か2年のオムニバス・アルバムに収録されていたが、
1曲のために買うほどのことでもないというわけで、無視していたのが
何で今更?の収録。ちょっと嬉しかったりして。

クレジットを見て尚更びっくり。75年12月12日のライブ録音とある。
今なら、やたらと売れた5枚組LPや何やかんやでライブ録音を
聴くことが出来るが、このシングルがリリースされた85年は
ブートレグでも聴かない限り、ライブは聴くことが出来なかった。
しかも75年録音とくれば、胸も高鳴ろううというもの。

語りからゆっくり始まり、エンジンがかかって盛り上がる様は
圧巻だし、多分クラレンスが唸っているであろう、サンタの声を
想定して「ホッ、ホッホ」とやるあたりは絵付きで見たいと
思ったものだ。
とか書きながら掲載写真のジャケットを見ると「なんで?」の
イギリス盤であった。もちろん日本盤も出ている。
日本盤といえば、プロモ・オンリーでライブの写真を使った
シングル盤もあるのだが、高値のもとい高嶺の花である。

さて次の「ピース」を探すとしますか。
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THE GROOVERS / SWEET JANE

2005-11-10 11:42:32 | THIS SONG
待望のザ・グルーヴァーズの新譜「MODERN BOOGIE SYNDICATE」が
一般発売に先駆けて到着した。先日も書いたがアドヴァンス・
メンバーシップ・カードを持っている人には「アルバム未収録CD-R」
が送られることになっていて、おまけ好きの私は本末転倒ながら
いつものように「おまけ」から聴くことになる。

曲は「SWEET JANE」。V.U.のカヴァーである。
今までも幾つかのカヴァー・ソングを発表しているので
驚きはしないが、選曲が意外な感じがした。
勿論嫌いな曲ではないので、喜び勇んでプレイヤーにセット。
おお、CD-Rではなく、プレスCDではないか!。

歌詞が日本語なのがいい。もちろん藤井一彦の訳によるものだが
なかなか渋い訳である。英語を日本語に変えて曲に乗せると
どうしても言葉数が多くなってしまう。これは言語の問題だから
仕方ないことだ。多くなってしまった言葉の音をどう曲に
乗せるか・・・。ルー・リードの原曲のメロディーを活かしながら
ポエトリー・リーディングに近い形で日本語を乗せるという
アイディアは実に冴えている。
同時に私が佐野元春の「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」収録の
ある曲を想起したのも事実。
ルー・リード自身も曲に呟くように歌詞をのせていくパターンが
昔からいくつかあるが、こういった手法、アイディアの格好いいところが
日本のロックに活かされ消化されるのは何とも嬉しい。

グルーヴァーズは友部正人訳詩の「LIKE A ROLLING STONE」の
カヴァーを過去に発表している。正直なところ、今回の「SWEET JANE」の
出来はそちらにはかなわないと思うが、これはあくまで高次元の話。
そこいらのバンドと比べての話ではないのだ。
将来、グルーヴァーズのボックスとかが編まれる時に収録される
可能性があるが、レア云々以前に「ファンへの贈り物」としては
これ以上何を望めばいい?というくらいに満足している私がいる。

アルバム本体は12月7日、店頭に並ぶ。
ジョン・レノンにも聴かせたかった・・・・・。
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MAJOR HARRIS / LOVE WON'T LET ME WANT

2005-10-18 23:30:06 | THIS SONG
特に「この1曲」というほどの思い入れがあるわけでは
ないのですが、長年聴きたいと思っていたメジャー・
ハリスの74年のアルバム「MY WAY」が日本で世界初CD化
されたのでシングルをひっぱりだしてきました。
恥ずかしながらCDはまだ買っていませんが・・・・。

デルフォニックス(71年から参加)のリード・ボーカリストのソロと
いうことで興味を持っていたのですがなかなかアルバムとは縁が無くて、
たまたま見つけたこのシングル盤を愛聴していました。
A面は邦題が「愛の香り」。きっといい匂いです。(笑)
デルフォニックス時代を彷彿させる極上スロー・ナンバー。
後半に女性の悩ましい声が入って気分も盛り上がります。

「彼女のハートをズバリきめ打ち、これぞ男と女の愛の歌!」
叩き文句がいいでしょう?
決め打ちなんて、麻雀の時しかしません。(笑)
B面は一転、軽快ないかにも70年代半ばのダンス・ナンバー。
どちらも素晴らしい出来なので、このシングルを聞いてから
尚更、アルバムが聴きたくなったのは当然の流れというものです。
よし、週末にでも買うか。

久しぶりにシングルを聞いていると、不思議なものでどんどん
7インチをターン・テーブルに乗せたくなるものです。
続けてトランプスの「HOLD BACK THE NIGHT」やマーヴィン・ゲイの
「輪廻」なんかを聴いてしまい酒がすすむのです。

さて、今俺は古くさいT.レックスを聴きながら
飲んだくれている。次は誰だ?

ザ・フーの歌詞を引用したところでお開きです。






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EDWYN COLLINS / THE MAGIC PIPER

2005-10-03 22:30:02 | THIS SONG
80年代以降のイギリスのロックの流れの中で
私が好きなものとして、洒落ているかどうかは抜きにして
「どことなくソウルっぽいもの」というのがある。
英国においてノーザン・ソウルのシングル盤が高値をつけ、
コレクター人気が高いのは今に始まった話ではないが、
パンクやニュー・ウェーブを通過しても、そういう土壌が
あるせいか、そこはかとなくソウルを感じさせる人やバンドがある。

ポール・ウェラーやボーイ・ジョージ、DR.ロバートなどに代表される
括りになるのだが(ミック・ハックネルは趣味じゃなかった)
ここでとりあげるのがエドウィン・コリンズである。

オレンジ・ジュースもそれなりに好きではあった。
アイドルととることもできたが、私にとっては初期のジャパンと
同じように音楽性の高さを感じ取ることが出来、嫌いではなかった。
解散後もエドウィンの動向にはそれなりに目配りしていた。
そして、遂にやってくれた。

映画「オースティン・パワーズ」の主題歌としてシングルになった
97年の曲である。打ち込み、サンプリング多用のトラックだが
音の処理とボーカル・スタイルはまぎれもなく、英国白人ソウルのそれである。
同時期のベックのように奇をてらったものではないが、
モータウンのフレーバーを散りばめた、ポップ・ソング。
90年代と50年代の見事な掛け橋である。

ジャケットを見てニヤリとした方も多かったと思う。
「ナチュラル・フォー」の74年の1STアルバムのジャケットを
コンピューター処理したものだ。顔を挿げ替えるというのは
いささかや「やり過ぎ」と捉える向きもあろうが、エドウィンの
出自を示すものとして興味深いし、選ぶアルバムも渋く、
いい趣味をしていると思うのは私だけではないだろう。

もちろんアルバム収録曲であるが、このジャケットのために
私にとってこのシングルは価値が数倍増しである。
こういうブツがあるからこそ(もちろんシングルのみに
収録される曲を集める意味もあるが)シングル盤にも目配りしたい
のだが、最近はどうも手落ちだらけ・・・・。
反省の意味合いも込めて、取り上げてみた次第である。


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ファニー・カンパニー / ハイウェイ・ドライブ

2005-09-25 14:39:39 | THIS SONG
ファニー・カンパニーは72年から73年の短期間に
オリジナル・アルバム2枚、編集盤1枚を残して解散したバンドである。
ボーカリストの桑名正博の存在が傑出しているものの、
正直なところ、アルバム全編を通して聞くと、散漫なところが
耳につく。ロック本来の気楽で楽しい遊び心と、シリアスな
メッセージ性の両者のバランスが、アルバム内では明らかに
相反してどちらの良さも相殺されたような感じがするのだ。

「大阪モノ」では関西弁でスマートに(笑)歌う「スィート・ホーム
大阪」が格好いいのだが、私の生まれは四国で、関西に通算8年弱
居たとはいえ、もはや関東に住んで10数年。「あっ西の人ですか」と
初対面の人には言われると、面倒くさいので「はい。」なんて
答えてしまうが、本当は広島弁に近い言葉を使うそんな私が
大好きなのがファニ・カン2枚目のシングル「ハイウェイ・ドライブ」。

冒頭の桑名のカウントから軽快に始まる3コードのロックンロール。
腰の据わったリズム隊、タンバリンとカウベルの効果も抜群で、
間奏では絶妙のスライド・ギターも聞ける。
「隣の村までひとっ走り ハイウェイ・ドライブ」というキメの
フレーズがバンドのメンバーの単調な音程なのが、
逆に歌に入ってからの桑名のボーカルの艶を強調させる役割を果たし、
意外な効果を生み出す。曲のはしばしに入る桑名の掛け声、
合いの手はポール・ロジャースと同じくらい格好いいものだ。

オレンジ色の車で横に美人を乗せて走ったら目立ってしょうがない。
桑名にはそれが許されても、私がそんなことをしたら笑い者
になるのは目に見えている。(笑)
田舎を走るオレンジの車の車種って何だろう?
そういえば、キース・リチャーズは昔オレンジ色のベントレーを
所持していたそうな。今、街で見かけるオレンジ色の車で
すぐ思い浮かぶのはマーチくらいなのだけど。
私の車は緑色である。もし、中学の同窓会とかに
ブリティッシュ・グリーンのミニで乗りつければ、多分皆驚くだろう。
男友達は皆、家族や子供がいて大型車やワゴン車に乗っているのだろうな。
女の子も、当たり前だが私と同じだけ歳をとって経年劣化しているかな。
わけもなくそんなことを考えてしまった。

四国に高速道路ができるなんて、子供の頃には夢にも思わなかったよ。

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早川義夫 / アメンボの歌

2005-09-14 21:37:57 | THIS SONG
97年に発表された早川義夫のシングル盤。
いきなりで何だがおそらく、熱心なファンには不人気な曲。

70年4月24日、岡林信康のコンサートで1曲披露したのを最後に
音楽活動から遠ざかっていた、早川が復帰するのは93年。
ジャックスはもちろん、最初のソロで傑作「かっこいいことは
なんてかっこ悪いんだろう」も含めて、すべて後追いの私は、
復帰に喜び、驚き、リリースされるアルバムやビデオを買い続け、
ライブ・テープも集め続けた。

しかし。今ひとつ何かふっきれなかった。それはもう、ファンに
あるまじき反応といわれても仕方ないのだが、「歌い方」が
好きになれなかったのだ。次々とつくられる新曲は過去のものと
比較しても見劣りしない曲が多いのは、すぐ了解した。
しかし、アルバムの半分は過去の曲のリメイクが収められ、
どうしてもオリジナル・テイクと比べてしまう。
ファンなら、今の歌なり声を尊重すべきであろうが、何しろ
相手は「ジャックス」である。どうしてもオリジナルを超えるとは
思えなかった。

そんな私の不満を吹き飛ばしたのがこの曲。復帰後の録音に
見られなかった、わかりやすいロックがそこにはあったのだが
熱心なファンは首をかしげた。作詞・作曲のいずれにも早川の
名前はないのだ。つまり、単純にこの曲では早川は「歌手」なのである。
楽器も演奏していないのだ。そこで、作者が問題になる。
私なんかは想像もつかなかったのだが、この曲は桑田佳祐によって
書かれ、編曲も桑田が手がけている。録音もビクター・スタジオ。
他人のつくったものに乗っかっただけのように見えるところが、
多くのファンが「なんで?」と思ったのも理解できる。

それでも、なかなかいい歌詞であると思う。なによりわかりやすく
世の中に対する苛立ちが伝わり、そこにいる歌の主人公と聞き手である
自分を簡単にだぶらせることができる。

「組織の都合で病んだなら 冥土の土産を積み立てようぜ」
「正義の味方のポッケには 賄賂の手形と殺しのライセンス」
ちょっときのきいた感じのものを抜き出してみたが、全体は
もっとやりきれないドロドロしたものが根底にある。

「夢のない、土地も無い街で 四畳半の海泳いで」
四畳半は「フォー・ジョー・ハーフ」と読むのだが、この読み方に
反応してしまうと、歳がバレるか、日本のロックに精通しているかの
どちらか、もしくは両方である。(笑)

外注の曲であるが、早川の歌唱も自然な感じで違和感なく、私は
ボーカリストとしての魅力すら感じてしまう。
しかし、やはり「企画モノ」だったのだろうか、ライブで演奏しているのを
私は聞いいたことがない。同時収録で早川自身の手になる
「嵐のキッス」は再三演奏されているというのに。
もはやこのシングルは廃盤で、復帰後の幾つかのアルバムも
カタログからはずされている。
このまま忘れ去られるのは、なんとももったいないと思うのだが・・。

この曲にはプロモーション・ビデオがある。
スタジオで桑田がギターを弾き、早川がピアノを弾きながら歌う単純な
ものであるが、意外な見所がある。リード・ギターのフレーズを
弾くシーンなのだが、ECになりきった桑田の姿がほほえましい。
ECファンにしてみれば「てやんでぇ」ってなもんでしょうけど、
私の中ではこの曲こそ「早川義夫」なのだ。






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DEREK AND THE DOMINOS / TELL THE TRUTH

2005-09-11 21:12:18 | THIS SONG
ECのキャリアの中でドミノス時代が好きな人は多いと思う。
私もそんな一人である。
私が学生時代、ドミノスの名盤「いとしのレイラ」の
日本盤LPは3000円で店頭に並んでいた。高校時代は
どうしても買えず、大学に入学した時に日用品を買うための
金を浮かして、下宿生活2日目に買いに走ったものである。

当たり前だが、捨て曲無し。バカのようにそのアルバムを
聴きまくったのだが、そのLPはいまや手元にない。
3枚組のBOXがリリースされたときに売ってしまったから。
その3枚組には収録されなかったが、88年にリリースされた
ECのその時点までのキャリアをまとめた4枚組「CROSSROADS」に
収録されたドミノスの曲がある。
それが「TELL THE TRUTH」のシングル・バージョン。
B面は「ROLL IT OVER」。

実はこの録音がEC全キャリアの中で一番好きな曲・バージョンである。
フィル・スペクターがプロデュースしたもので、録音は70年8月5日。
アルバムにさきがけてシングルとしてリリースされたが、バンドの
要請で即刻回収になったものである。
ブルーズ探求とアメリカ南部サウンドへの接近の真っ最中だった
ECとしては、このシングルの出来に満足できなかったのは理解できる。
回収したからには意地でも理想のものを、という意味が当然
あったであろう、ドミノスのアルバム「レイラ」収録曲中、も
っともはやくアルバム用のトラックを完成させた曲である。

だが、私はこの回収されたバージョンが大好きだ。
もちろん、このアレンジではアルバムに収められない。これが先行
シングルでアルバムのイメージがこんな感じで捉えられてしまったら
困ったであろうことも了解した上で話をすすめる。

ジョージ・ハリスンの「ALL THINGS MUST PASS」のレコーディング
の最中にこのシングルは録音された。70年5月26日にジョージの
レコーディングは始まり、9月までレコーディングは続くが、
その最中での録音となる。
デラニー&ボニーのツアーでジョージやECと共にバックを務めた
ジム、カール、ボビーの3人が「ALL THINGS・・・」の録音に参加
するのだが、これにECを加えてドミノスとなる。
「ALL THINGS・・」のプロデューサーのフィル・スペクターをそのまま
使って出来上がったサウンドは・・・。
音の壁というほどではないが、後に完成した「レイラ」のサウンドとは
似ても似つかぬブ厚い音ではある。しかしながら見事な曲構成だ。
イントロからして冴えまくる、まさに天翔けるECのギター、
ボビーとECのダブル・ボーカルも迫力満点、何よりもの凄くドライブする
ジム・ゴードンのドラムス。私的には100点満点のシングル。
当時のECの目指す方向とは全く違うが、これを聴けば数多の
南部指向のバンドはこういった録音の方法もありか!と冷汗のひとつも
たらしたと思うのだが・・・。

アナログ時代はこのバージョンは「エリック・クラプトンの歴史」という
2枚組でしか聞けなかった。72年に出たそのアルバムの存在を
私が知ったのが85年。「まじかよ~、見つからないよ。」とか
思っていた3年後、CDで聴けたのである。なんとも嬉しかった。

ところで。ジョージ・ハリスンの「ALL THINGS MUST PASS」の
「ニュー・センチュリー・バージョン」(笑)のライナーで
ジョージは興味深い発言をしている。ジョージを含めた5人で
「TELL THE TRUTH」と「ROLL IT OVER」を録音したというのだ。
4枚組の「CROSS ROAD」にはそのときのシングル両面が
収められていて、「ROLL IT OVER」にはジョージのクレジットもある。
「TELL THE TRUTH」にはドミノス4人の名前しか載っていない。
と、いうことは「TELL THE TRUTH」のジョージ入りテイクもどこかに
あるのか?!。また無い物ねだりが始まってしまう。(笑)

ついでにフィル・スペクターのことも。これもいつかどこかで
同じことを書いたように記憶するがまた書いてしまう。
もう音楽業界復帰はないと思うが、もし復帰があるなら。
「エリオット・マーフィー、バディー・ホリーを唄う」
というアルバムを作って欲しいな。
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ALICE COOPER / ELECTED

2005-09-06 21:38:16 | THIS SONG
アリス・クーパー72年のヒット曲で邦題は「アリスは大統領」。
もうすぐ選挙である。私は投票には必ず行く。
フランク・ザッパはこう言った。
「選挙には必ず行け。もし候補者がダメなやつらだとしても
よりましな方に投票しろ。」
投票するには選挙人登録という手続きが必要なアメリカほどでは
ないにしろ、無党派層が多くなったり、天気が悪かったりすると(笑)
確固たる信念(正しいか間違っているかは問わない)と結束の
強い集団に当たり前だが、有利に働くものだ。

私のブログなので私の考えを少し書く事にする。
解散の理由こそ滑稽であったが、なかなか重要な選挙だと思う。
今回の与党の主張は、いずれはなされるものだとは思う。
それについて個人的には反対でもなんでもない。
おそらくは与党の勝利に終わるとも思う。問題はそこからだ。
今回の与党の「締め付け」はご存知のように近年例を見ないくらいに
厳しい。つまり、集まるのは全てイエス・マンばかりである。
政党だから当然と言えば当然である。
しかし。かつてない従順なイエス・マンの集まりはその後、
とんでもない法案を通す可能性を秘めている。
私はこちらのほうが怖い。

増税は目に見えているし、大国追従の形で結果、戦争に加担するような
憲法改正があるかもしれない。まさに「改革」。
「ハリーは長生きなんざできねえよ。」と知人に笑い飛ばされてはいるが
ちょっとは年金にだって興味はある。(笑)
1万円分のCDを買って1000円の消費税がかかればうんざりだとも思う。
(ち、小せぇ~。)
徴兵制があるぶん、韓国の若者のほうが肝が座っていて、日本の
サッカーがアジア相手に弱いのは、そのせいかな?なんて思うことも
あるが、あくまで笑い話のレベルであって・・・・。

選挙権を持ってから今まで、その都度ザッパ言うところの「より、
ましな候補者」に投票をしてきた。私も世間で言うところの無党派層
なのだが、今回も「よりましな候補者」に一票を投じるつもりだ。
今までもこれから先も絶対に投票しない政党が一つだけある。
いくらロベルト・バッジョに頼まれてもそれは変わらない。
ハッ、もしかして問題発言?(笑)
そういえば、昔、たった一度だけ音源をトレードした相手から
特定政党への投票依頼のメールが来たときは笑い転げてしまった。
初めてそういった頼みをされたのは小学6年生のとき、同級生から。
ガキの時分からよく教育が行き届いてるものだ。(笑)
小学校の同級生から、今の職場にいたるまで、よくもまあうじゃうじゃと
いるもんだぜ。

それにしても、ちゃちな公約を並べるくらいならアリス・クーパーの
ように豪快にイって欲しいものだ。
「ガキどもだって救世主を望んでいる。
 俺のルールに則ってロックするがいい。
 俺は日本中のみんなに選んで欲しいのさ。
 新しい政党をつくってみせるぜ。
 お前たちが問題を抱えているのは先刻承知。
 心配にはおよばないぜ。
 俺を選んでくれ、俺に決めてくれ」

昔「ELECT」という雑誌があった。今もあるのかもしれないが、
私も友人もおっ立ったのは間違いない。(バカ)
ああ、くだらない話ですみません。だらだら書きましたが
思想・信条・宗教の自由を最大限尊重して、とりあえず
9月11日は投票に行きましょう。

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CHAR / 空模様のかげんが悪くなる前に

2005-08-31 22:08:35 | THIS SONG
余り熱心な聴きてではなかったのだが、今頃になってチャーに
ハマッてしまった。ピンク・クラウドのようなバンドとしての
体裁であれば、初めからすんなり聴いたのかもしれないが、一人の
「スーパー・ギタリスト」で「アイドル」というのはどうも
理解しがたかった、というか私がギタリスト的資質がなかった
せいもあってバック・バンドが付け足しのように見える構図が
嫌だったのかもしれない。もちろん、テレビでシングル曲を歌う姿は
よく目にしたがレコードを買うまでにはいたらなかった。

先日、とんでもないDVD-Rをもらった。1枚のDVDに延々と
「闘牛士」を歌うチャーが収録されていたのだ。(笑)今見るとこれが
面白かった。幾つもの歌番組をまとめて収録してあったので
チャーのくせがわかったのが面白かったし、歌謡曲主体の
番組であったのにギターの音がよく聞き取れたのも意外だった。
バックにバンド以外の楽団がつく番組が多かったが、
それも違和感がなかった。
ギターだけでなくピアノを弾くことが出来、譜面を読めるチャーが
アレンジを楽しみながら演奏したかどうか・・・・はわからないが
私はどれも面白かった。阿久悠の歌詞もハードボイルドだし。

ここまで書いておきながら、とりあげるのは「闘牛士」ではない。
チャーの曲で何が一番好きかを考えていたらこの曲になってしまった。

”空模様のかげんが悪くなる前に”

英語詞にファンクを軽やかに消化したノリのよいナンバーはもちろん
好きだ。ハード・ロックは勿論、黒人音楽も取り込んだ音は日本人離れ
していて、解りやすくアピールする。
「空模様・・・」はNSPの天野滋(先日亡くなった)の作詞である。
それにチャーがゆったりしたテンポの曲をつけている。
この曲で明らかになるのが、一歩間違えたらフォーク崩れになりそうな
ものを、雄大なサウンドで思慮深いものにするチャーの才能である。
よく鳴るギターとキーボードの組み合わせで、降下するようなメロディーが
印象的なイントロ、間奏で隠し味的に使われるスキャット。
ピンク・フロイドとザ・バンドが合体しても不可能な世界だ。(笑)
何よりボーカリストとしてのチャーの歌のうまさが際立つ曲だ。
ギター・プレイに比して、歌唱について言及することが余りないように
思われるが、チャーのボーカルにはギターと同じくらいの「歌心」がある。

余り天野滋の歌詞は好きではないのだが、この曲は歌詞もいい。
たわいのないものなのだが、何故かサビの部分が印象に強く残る。
「北のはてにも人生があり、南のはてにも歴史がある」
大袈裟になるが、自分が今まで見てきたものなんて大したものじゃないし
趣味的なことを言えば、聴いてきた音楽なんて狭い範囲のものに
過ぎない、なんてことまで考えてしまう。
もっと視野と心をを広く持とう、とこの曲を聴くたびに思うのだが
なかなかそうはいかない、狭量な私。
日々の反省の意味も込めて、今日も聴く・・・・・。

掲載写真は「空模様の・・・」収録アルバムでCHARの1ST。
「SHININ' YOU SHININ' DAY」「SMOKY」収録といったほうが
とおりがいい、名盤。


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奥田民生 / 恋のかけら

2005-07-27 00:07:47 | THIS SONG
奥田民生のことは、ユニコーンの時代から大好きだ。
ビートルズ好きのミュージシャンの中には、私から
見れば「秋葉系」紙一重の方が多いのだが(笑)、
民生の立ち位置と音作りは、それらとは一線を画し
気持ちよく私に響く。

「スロー・ライフ、スティル・ライフ」。
身の丈にあった生活をしろよ、格好良くはないけれど。
何かそんなことを言われたような気になる。
そこには、自分を見失うな、ただし過小評価するな、という
ようなニュアンスもあるとは思う。

ここにとりあげたのは「恋のかけら」というアナログ7インチ。
民生のアナログ7インチは値段を押さえてある。
それはA面に新曲を、B面に既発曲を収録することでコストを
さげることができているのだが、この曲のB面は
やはり既発曲の「イージュー・ライダー」だ。
このカップリングは最高だ。いや、個人的には「野ばら」でもいい。

「恋のかけら」のプロモを見た方はピンとくると思うのだが
映像は昔の、そう70年代の映像によくある赤みがかったような
ものである。ボウイ様の「ジギー・スターダスト」やウィングスの
「ロック・ショウ」のようなものだ。これが実にいい雰囲気で
私は大好きだ。「イージュー・ライダー」は30代のロック好きには
たまらない歌詞とタイトルだ。ジョージ・ハリスン風のスライドにも
当然反応してしまう。コレクターのはしくれとしては、歌詞に
あるような身軽な生活は考えられないが、実はあこがれである。
全ての曲が脳内にインプットされ、いつでも再生できればCDも
LPも不要なのかもしれないが、収集癖という悪癖は治らない。(笑)

ジャケットはCDシングルとは全く違う独自のものだ。
なんか70年代ロックの日本盤シングルみたいな感じがでていると
思いませんか?。

CSの番組を録画したビデオを見ていたら、「野ばら」を
まるで「ジョンとヨーコのバラード」のようなアレンジで演奏しているものが
あった。もちろんスタジオ盤のアレンジとは全く違うのだが
それも凄くいい演奏だった。才能とはこういうことか・・・。
民生の初期のソロ・アルバムや楽曲のいくつかはバックに
「エクスペンシブ・ワイノーズ」を起用しているものがある。
つまりは、キース・リチャーズのソロ・プロジェクトのメンバーだ。
この面子の録音は気持ちいいにもほどがある。(笑)
スティーブ・ジョーダンのドラムスを中心に、ワディ・ワクテルの
ギターもざっくり録られて個人的には理想的な音だ。
ドラムスの音の処理が、ミキサーの腕の見せ所だ思うが
民生はスタッフにも恵まれているなあとつくづく思う。

「恋のかけら」。
タイトルだけでイマジネーションをくすぐる。
それにしても民生のレスポールはよく鳴るのであった・・・。
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GRAND FUNK RAILROAD / TAKE ME

2005-07-24 22:42:41 | THIS SONG
ついでなので、「SALLY」の前のシングル曲、
「TAKE ME」のアメリカ盤ジャケットを掲載しておく。
ユーモアあるこのジャケットである。こうでなくちゃ。
でもこれが「SALLY」のシングルだったら、ぶち壊しなんだけどね。

ドゥービー・ブラザーズのように豪快なロック。
一直線の道ならどこまでもアクセルを踏み込んで、走り抜けるような
感じと言えば、わかっていただけよう。

そういえば再結成GFRは「マンズ・マンズ・ワールド」を
カバーしていたなぁ。探してみるか。
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GRAND FUNK RAILROAD / SALLY

2005-07-24 22:35:44 | THIS SONG
脅威の暴走列車、グランド・ファンク・レイルロード。
といっても、もはや「何のこっちゃ」というくらいの
反応しか返ってこないかもしれない。
実はキャピトル時代のアルバムは全て所持している。(笑)
大雑把にノり一発でレコーディングもライブもぶちかます
イメージがあるが、グループの歴史の中では、プロデュースを
トッド・ラングレンやフランク・ザッパに任せたこともある。
シングル「アメリカン・バンド」はグループにも、そして
プロデューサーのトッド・ラングレンにも初の全米NO.1を
もたらしたことは有名だ。

私の一番好きなGFRの曲は76年のアルバムに収録され
シングルにもなった「サリー」である。アルバム自体、往年の
GFRの豪快さは感じられないものであったが、その理由の
一つが「TALK TO THE PEOPLE」に収録された中途半端に
アダルトな雰囲気のサックスである。GFRはコーラスもいける
バンド(さすがはアメリカのバンドである)で、この曲はコーラスが
うまくいかされているだけにサックスが邪魔でしかたない。
もちろんアルバムには「TAKE ME」のような往年のGFRを
思わせる名曲もあったが。

対照的に「SALLY」は軽快なギターとハーモニカが印象的な
ポップな曲である。中年世代は白井貴子がオールナイト・ニッポンの
第二部のD.J.を担当していた時にジングルで使っていたのを
覚えている人もいるかもしれない。「アメリカン・バンド」、
「ロコモーション」といったオリジナルやカバーをうまく料理する
手法がきわまったキャッチーな曲。ドラムのロールもいい感じだ。
だが、ジャケットを見て欲しい。売る気があるのか?。
折角ジャケットがあるのに、メンバー写真でもなく気の利いた
イラストでもなく、まして金髪美女が写っているわけでもない、
味気も何も無いものでこれでは購買意欲は減退する。
それでもこの曲が一番好きなのは変わらないけど。

さて、お立会い。
「SALLY」で素晴らしいハーモニカを吹いた人物と「TALK TO
THE PEOPLE」で悲しくなるようなサックスを吹いた人物は同一人物
である。最高と最低の演奏を残すとは、にくい男だ。(笑)
その男とは・・・。「ウェット・ウィリー」でボーカルを担当する男、
もっと最近ではジェフ・ベックの2回の来日公演でボーカルを
担当した男、そう、ジミー・ホールである。

「ジミーさん。私の学生時代のバンドは貴方がメンバーで来たときの
ジェフ・ベックの公演をボーカルを除くメンバー全員で見に行って
ライブ終了後、酒を飲みながら解散を決めたのです。ライブでの
ボーカリストへの不満をメンバー全員が自分たちの状況へ置き換えて
しまうほどの印象をありがとう。」

酒が過ぎてしまったが、ロックに歴史あり、というわけである。


コメント (4)
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ALAN MERRILL / SANDS OF TIME & AUTOMATIC PILOT

2005-07-22 21:05:18 | THIS SONG
アラン・メリルの最新シングル!。
何度レコーディングすれば、気が済むのか知らないが、
2005年リリースの最新シングルはウォッカ・コリンズ名義で
1972年にリリースされたシングルの再録音である。

この2曲は全部で5回録音されたことになる。
72年リリースのシングル・バージョン、名盤「東京-
ニューヨーク」収録バージョン、96年の再結成アルバム「ケミカル・
リアクション」バージョン。ここまでがウォッカ・コリンズ。
続いて2002年のソロ・アルバム「CUPID DERANGED」収録バージョン。
ここで初めて英語バージョンが披露される。
そして今回のシングルである。ふぅ~。

今回のシングルは、2曲とも日本語バージョンと
英語バージョンの両方が収録された計4曲入り。
はっきりいって無敵のカップリング。
出来としては「ケミカル・リアクション」バージョンがいいので
アルバム・リリース時にシングルを切って欲しかった。
(プロモEPとして、BILLY MARS/SCRATCHIN'の
アナログ7インチがあるだけ)

最初のバージョンがT.レックス風だったのに対し、レコーディングを
重ねるにつれて、ドラムスの音やハンド・クラッピングが
強調され、どんどんゲイリー・グリッターみたいになっていくのが
面白い。「オートマティック・パイロット」に関しては、
レコーディング5度目にして初めてキーが変わったことで、
少し軽い感じになった気がするが、名曲であることに変わりは無い。

う~む。こうなったら毎年レコーディングしてシングル出して欲しいね。
毎年、クリスマスの時期にシングルが再発される例が過去にあったが
毎年、同じ曲を新録で出す例はなかったんじゃないかなあ。



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JAMES BROWN / IT'S A MAN'S MAN'S MAN'S WORLD

2005-07-18 19:58:24 | THIS SONG
マンズ・マンズ・ワールド収録のJBの
アルバムをとりあげたので、シングル盤のジャケットも
掲載しよう。といっても残念ながら日本初登場時の
盤ではない。初登場は68年でB面は「パパのニュー・バッグ」。
掲載したものは70年に日本グラモフォンから出たもので
定価400円也。
カップリングの曲は69年発売でアメリカではシングルA面になった曲。
タイトルからしてJBの強烈な主張を感じ取れる。
I DON'T WANT NOBODY TO GIVE ME NOTHING (OPEN UP
THE DOOR,I'LL GET IT MYSELF)
長ったらしいが、これぞJBというタイトルだ。

さて「IT'S A MAN'S MAN'S MAN'S WORLD」。
有名なのは先に紹介したアルバム収録のバージョン。
70年に発表されたアルバム「IT'S A NEW DAY-LET A MAN
COME IN」には大幅にアレンジの変わったバージョンが
収録されている。前者がストリングスのアレンジが効いているのに
対し、後者はホーンのアレンジが目立つものだ。
後者のドラムスはバーナード・バーディ。

と、ここまで書いて何なのですが実は一番好きな
バージョンは85年にクリフ・ホワイトが入魂の選曲をした
「CD OF JB」に収録されたバージョン。66年録音の
ストリングス入りのものがヒットしたのだが、こちらはその2年前の
64年録音の未発表テイク。イントロの最初からストリングスが
使われ効果抜群のバラッドになっているのだが、このテイクは
85年まで日の目を見なかった。が、日の目を見たことである発見をした。
と、書けば大げさなのだが、2枚のアルバムに収録されたバージョンと
64年録音はキーが違う。ボーカルの感じからして64年録音のキーが
正常のような気がする。それ以前に世に出た二つの
バージョンはピッチ操作していると見たが、どうだろう・・・。
是非聞き比べていただきたい。
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THE ROLLING STONES / ANGIE

2005-07-17 19:35:14 | THIS SONG
長細いデザインのCDシングルはすっかり店頭から
なくなったしまった。そしてこの「ANGIE」のような
8.5センチ四方の大きさのCDシングルも見ない。
この形態のCDシングル第一弾はフランク・ザッパで
あったといわれるが、本当のところはどうなのだろう。

写真はストーンズの往年のヒット曲「悲しみのアンジー」の
CDシングルでオランダ盤である。(広げてみました)
適当なベスト盤といった感じのアルバム「REWIND」CD化の
際の売上促進のためにシングル化されたのだろう。
ジャケットは当時のドイツ盤と同じデザインで強烈な印象を残す。
カップリングの「シルヴァートレイン」も当時と同じ。
特筆すべきは3曲目に「ミス・ユー」の12インチ・バージョンが
収録されていること。ストーンズ・ファンの多くが
この12インチの音、ミックスが好きなのは周知のところ。
「ミス・ユー」というのは不思議な曲で、ライブでは78年から
今にいたるまで細かいニュアンスが再現できなくて、個人的には
セット・リストになくてもいいとまで思っているのだが、スタジオ盤、
特に12インチ・バージョンは豊かなリズムのニュアンス(もちろん
ギターをふくめて)が楽しめるというものである。

しかし、なんでこの形態でCDシングルをリリースしたのだろう。
小さけりゃいいってものではない。
おっと「カテゴリー」が「THIS SONG」だから曲について
少々書かないと。実はそれほど好きな曲ではない。
チャーリーのハイハット・ワーク、イントロの最初のハーモニクスと
続くAmのコード。これくらいしか好きなところがない。
デヴィッド・ボウイの奥さんを歌ったとされる曲名もいまひとつ
好きになれない。、しかもその当人のアンジー・ボウイに
デヴィッドとミックは深い関係だったと暴露本に書かれるありさま。
そんなことはミックには屁でもなかったろうけど。
邦題も間が抜けている。
個人的なことだが、学生バンド時代に私の知らないうちに
この曲をコピーすることが決まっていたというのも嫌な思い出だ。(笑)
私はどうせなら、「ビースト・オブ・バーデン」にしようと
主張したのだが・・・・。

コメント (2)
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