記憶を巻き戻す。というか、思い出した。このブログで「ルパン三世 ’71 ME TRACKS」と題されたCDの
ジャケットを2回も登場させていることを。(笑)子供の頃、限られた条件の中で見たアニメの中で
気に入った曲が入っているCDを買うことができる立派な大人になったのに、危うく無かったことに
するところだった。まずは我が身を五分反省し、超強引な君のジュエルケースを外してさびしげな美貌を誇る1枚を。
1974年 はじめ人間ギャートルズ エンディング曲
『やつらの足音のバラード』 / ちのはじめ
寂しげだけど雄大で、果てしなく続く夜空と荒野の情景が目に浮かぶ。作曲がかまやつひろしであることは
リアルタイムで気に留めることは無かったが、後に知った時は妙に嬉しかったものだ。勿論、自身が
セルフカバーしたバージョンは大好きだし、小泉今日子がカバーしたバージョンも好きだ。
左)2022年 ジョジョの奇妙な冒険 ストーン・オーシャン エンディング曲
『DISTANT DREAMER』 / DUFFY アルバム「ROCKFERRY」収録
右)2018年 DOUBLE DECKER ! ダグ&キリル エンディング曲
『BUNTLINE SPECIAL』 / ビッケブランカ アルバム「WIZARD」収録
アニメとロックの組み合わせ(笑)と言えば、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズである。
リアルタイムで見始めたのは3RDシーズンからだが、後追いで見た2NDシーズンのエンディングで
使われたパット・メセニーを聴いて「これは深い!」(笑)と思ったものだ。5THシーズンの
エンディングのダフィーの曲は更に気に入った。2008年リリースの名曲、更にはアルバムを気に留める
ことが出来なかった私の遅れを取り戻せたことに感謝。その後の彼女の不幸には言葉もないが・・・。
因みに、このシリーズで一番好きなのは3RDシーズンの「ダイアモンドは砕けない」。
「ダグ&キリル」は刑事のバディー物。ぼんやり見ていると作中にザ・フーのアルバム「MEATY , BEATY ,
BIG & BOUNCY」と「THE KIDS ARE ALRIGHT」のジャケットをモチーフにしたシーンが出てきて驚いた。
全てのアニメを見ることはできないので、毎クールどれを見続けて、どれを切るかの判断を迫られるのだが
ザ・フーをきっかけに継続することに。(笑)これが功を奏した。もし、一話切りしていたら第一話では
無かったエンディング、つまり第二話から登場したエンディング曲『BUNTLINE SPECIAL』を知ることは
できなかったかもしれないのだから。ハードなのに実は美しいメロディーとラップの共存に驚いたものだ。
そして、アルバムは件の曲のイメージを良い意味で大きく覆す素敵な盤であったのだ。
さて、最後は声優さんが歌った盤を2枚。
左) 2021年 SSSS. DYNAZENON エンディング曲
『ストロボメモリー』 / 内田真礼
右) 2024年 この素晴らしい世界に祝福を!第三期 エンディング曲
『あの日のままのぼくら』 / 雨宮天・高橋李依・茅野愛衣
単なるヒーロ物、ロボット物でなく複雑な感情と登場人物の恋愛まで描いたアニメで、ウルトラマン好きには堪らない
隠し要素も満載。合体ロボットというと登場する人物が操縦するメカが合体するわけだが、こういう場合大抵は
登場人物は10代から20代前半の若者と相場が決まっている。しかし、ここでは30代が一人混ざることで
不思議な面白さがあった。あ、主人公は謎の5021歳という設定だが。(笑)
内田真礼が歌うエンディング曲はメロディーも歌詞も絶品。声優がアニメの曲を歌う時にあてがわれる曲はアレンジが
辛い物(失礼)が多いのだが、個人的見解では内田真礼が歌う曲は、アニメ云々抜きにただの1曲として取り上げる
としても良い曲が多いと思う。ライブ映像を見ると、わざとカメラ目線で歌ってウインクしたりするあざとさも実に
可愛らしい人である。
「このすば」は2016年、2017年に続けて第一期と第二期が放送されたが、第三期は何と2024年まで
待つことになった。歴代エンディング曲はハンバート・ハンバートの佐藤良成が作成した曲をアニメに登場する
3人の女性声優が歌う。アニメに登場する役の声で各パートを歌うのだがこれが何とも可愛らしくて。(笑)
ハンバート・ハンバートも提供曲を自身のアルバムに収録するのだが、それは声優バージョンが出たずっと後に
なるので、作者バージョンのリリースを待つという楽しみもある。
因みに私が一番好きな登場人物は「めぐみん」(笑)。
2024年まで何の考えもなしにアニメを見ていたのだが、つい最近まで「この3人の誰が主人公なんだろう」と
考えていた間抜けであったことを告白して、この項を終わりにする。
THE END .
アニメ化されたと知って見たら、エンディングがYes「Roundabout」!
5thシーズンまでずっと追いかけてしまいまいました〜。
「Distant Dreamer」も雰囲気ありましたね。
それにしてもハリーさん、包囲網が広い!
「ジョジョ」、バングルスも使われていましたね。
私の好きな所謂アニソンは、世間様が選ぶ例えば
「好きなアンソン・ベスト100」とかには
ほとんどかすらないのです。あぁ・・・(笑)
声優の豊崎愛生が出したアルバム「AT living」は
70年代の日本のポピュラーソングを集めた
カバー集なのですが、そこに高田渡カバーが収録されていて驚きましたよ。