活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

カメラの「新しい太陽の時代」。

2011-12-30 23:36:59 | Weblog
ケータイのカメラは、①シャッターのタイムラグが酷い、②画質が良くない、③妙な音(擬似シャッター音)がする、と「写真目的」には使えたものではなかったのですが、スマホ特にiPhone 4Sに至っては、これらの欠点がことごとく克服されてしまいました。むしろ下手に高画素のコンデジよりキレイにさくさくと無音で撮れる。
まさに日常に密着した「カメラのないカメラ」。これぞ新時代のライカと言えるのではないかしら。
ブレッソンが現代に生きていたら絶対スマホを使ったと思いますよ。

アメリカでの調査では、日常的に写真やビデオを撮影する機器は、従来のデジカメやDVから急速にスマホにシフトしているとのこと。今年撮影された写真について、デジカメで撮られたものは昨年の52%から44%へと減少しており、コンデジの販売台数は17%減少、スマホ利用者は42%増加したそうです。
最近はスマホを睨んだコンデジのあり方も盛んに論じられています。
コンパクトデジカメはスマートフォンとの関係を見直すべき
コンパクトデジカメはスマホとの性能差で選ばれる
電話がカメラのライバルになろうとは、20世紀には思いもつかなかったなあ。

その一方でレンズ交換式カメラの市場は順調に伸びており、今のところ消費者は日常生活ではスマートフォン、旅行などの行楽では専用カメラと、使い分けをしているということだそうです。
しかし、この「今のところ」がいつまで続くかは分からない。
2012年。状況は切迫してきているようです。