活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

古物化するポストモダン。

2011-02-11 22:02:12 | Weblog
これってピカイチP300?
と、言いたくなるような昔のコンパクトカメラ風デザインのCOOLPIX P300
直線的アウトラインに全部沈筒しないレンズ鏡筒とモードダイヤルが古臭さに輪をかけています。
センサーは1/2.3型ですが、そのおかげで広角側24mm相当始まりでF1.8となかなかのスペックなので、良しとしましょう。
CP+でのコンデジ会場人気No.1だとか。
ニコンの割には狙ってきた感じですが、唯一ストラップが両吊りでないのが残念。

もうひとつ、今回の目玉と言えるフジのFinepix X100(これもコンデジかも知れないが)。
もうコテコテのノスタルジーデザインですね。
一見ヤシカエレクトロか、その前のリンクスにも見えます。ここまでのデザインにする必然性はあるのかとも思いますが。

思えばオリンパスペンE-P1もデザイン人気が大きかったですね。
コンデジ然としていたE-PL1も、E-PL2ではやや懐古調にシフトした感じ。

デジタルなのにどうして銀塩時代のデザインをなぞるのか。
長い間、といってもライカ以降の刷り込みなんでしょうね。
そのライカのX-1もバルナック型のオマージュだったりするから、この「カメラ感覚」は当面続くんでしょう。
ま、古い奴ほど新しいものを欲しがるもので、これも良しとしておきましょう。