ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

10/01/17 新春浅草歌舞伎(3)「忍夜恋曲者」

2010-01-22 23:59:00 | 観劇

【忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの) 将門】
この演目は2回目。2006年12月に時蔵の滝夜叉姫で観た時の記事はこちら
今回の配役は、傾城如月実は滝夜叉姫を七之助、大宅太郎光圀を勘太郎。
スッポンのない浅草公会堂での滝夜叉姫の出はどうするのだろう。舞台全体を暗くしていて下手にパッと灯りが入るとそこにいたという工夫。黒衣2人が面灯りで照らしだすのだが、蝋燭の火がいきなりつくはずはないので、きっと何か大道具で仕掛けをしてくれているのだろう。それはわからなかったが見事!
七之助の滝夜叉姫は大人の女の色仕掛けの誘惑という妖艶さはあまりない。七之助の魅力は凛とした雰囲気。父将門の最後を聞いての嘆きのところから武将の娘の誇り高さが滲んでいてよかった。正体を現してからの眼力の強さも生きる。

兄の勘太郎が女方優先で配役されている時にその相手役で組むことも多く、真女方の役ばかりでなかったことがよかったように思う。中村屋のこの兄弟は実に色々な役の経験を積んできていて恵まれているし、きちんと力をつけてきているのがいいと思う。

そして光圀の勘太郎もよかった。戦物語も動きがきびきびしている。滝夜叉姫の正体を見破ってからの立ち回りも花形らしい若さあふれる様子で楽しめる。滝夜叉姫、光圀がともにぶっかえって絵面に極まると思わずニンマリしてしまう。

薄暗い古御所の建物がどんどん壊れていき、大屋根の崩れたところから大蝦蟇とともに現れた滝夜叉姫が平家の赤い旗を投げ広げて、下の光圀と上下に極まっての幕切れ。前回は歌舞伎座の3階席で滝夜叉姫の首から上は見えなかったのだ。浅草公会堂は3階席からもしっかり上の方まで見えるし、花道も七三のあたりもけっこう見えるのがよい。今回でようやく「将門」の幕切れまで耽美的な舞台を堪能できて満足!

写真は劇場正面の酒樽の積み上げを携帯で撮影したもの。酒は「鏡山」。
1/17新春浅草歌舞伎(1)立役二人の「正札附根元草摺」
1/17新春浅草歌舞伎(2)「御浜御殿綱豊卿」

10/01/17 新春浅草歌舞伎(2)「御浜御殿綱豊卿」

2010-01-21 23:59:49 | 観劇

「御浜御殿綱豊卿」は大好きな作品。仁左衛門の綱豊卿はまさにハマリ役で、思い出しただけでもニヤケるくらい好きだ。
2009年3月に観た時の記事はこちらで、それでしばらく「綱豊卿」は封印という気持ちだったが、愛之助が仁左衛門から教わって綱豊卿を演る今回の舞台ははずさずに観ようと、新春浅草歌舞伎は第一部を観ることにした。
【御浜御殿綱豊卿】
以下、今回の配役を公式サイトより引用。
徳川綱豊卿=愛之助 中臈お喜世=七之助
祐筆江島=亀鶴 浦尾=歌女之丞
新井勘解由=男女蔵 富森助右衛門=亀治郎

愛之助の綱豊卿は頑張って仁左衛門の台詞回しなどを丁寧になぞっているなぁと思った。しかしながら精一杯背伸びしている感じがありありとする。仁左衛門の場合は、そこに綱豊卿がいて、将軍の後継者と目される人物の鷹揚さ、聡明であり熱い心をもった器の大きな人物が苦悩する様子に引きずり込まれた。今回の愛之助の場合は、綱豊卿を熱演する愛之助がそこにいて、それを贔屓として見守るという感じだった。
亀治郎の助右衛門との緊迫したやりとりになるはずのところが、あまりよくないという評判をあちこちで見ていてどうだろうと気にして観た。初日から2週間たっていることもあり、そんなに悪くもなく、ホッとする。しかしながら、この二人は互角のやりとりという感じがしてしまう。圧倒的に綱豊卿が大きな人物として存在しなければ、助右衛門がそこにぶつかっていって生まれる緊迫感が出ない。まぁ、まだまだこんなものだろうし、これからを楽しみにすればいいと思えた。

七之助のお喜世は、綱豊卿の愛妾に見えなかった。公家の家からもらった正室が堅苦しくて苦手で、お喜世に「いつまでも町娘のようでいてくれよ」と綱豊卿が甘えるような柔らかな女に見えないのだ。凛とした桜姫のような役はいいが、こういうお役はニンではないのだろうか。

男女蔵の勘解由は、浅草の花形歌舞伎では老け役に回ることが多いのでご苦労様という感じだ。
亀鶴の江島が今回一番の大収穫。2005年の浅草の「御所五郎蔵~仲之町出逢いの場」の留め女がよくて注目し始めたのだが、今回の江島が登場から台詞回しや身体の動きがもう文句なく立派で目を見張った。もっともっといい役をつけてあげて欲しいと思っている。

「御浜御殿綱豊卿」の絵看板を携帯で撮影したものはこちら

写真は公式サイトより今回の公演のチラシ画像。
1/17新春浅草歌舞伎(1)立役二人の「正札附根元草摺」

ここのところ「乾燥注意報」が出される日が続き、鼻や喉の奥が痛いような違和感をだましだまし過ごしている。今日は仕事にひと区切りついたら目がチカチカして驚いたが、少し横になっていたら落ち着いた。
明日はもう新橋演舞場の花形歌舞伎を昼夜通しで観る日になってしまった。コメントの返事も遅れ、感想アップも間が空いてしまっていて恐縮m(_ _)m無理しないペースで続けますので、皆様よろしくお願いします。

10/01/17 新春浅草歌舞伎(1)立役二人の「正札附根元草摺」

2010-01-18 22:48:37 | 観劇

快晴の気持ちのよい日曜日、新春浅草歌舞伎第1部に出かけた。北西のキティさんと雷門で待ち合わせ。そこからすぐに役者の名前の札の掲げられた仲見世の飾りが賑わしい。

【年始ご挨拶】
1/17のお年玉の年始ご挨拶は愛之助だった。北西のキティさんに今回イチオシの愛之助の挨拶に偶然当たってちょっといい感じ。
1階席限定だったがお客さんから質問を受け付けるという趣向で、1列目の若い男性が元気よく両手を挙げ、愛之助が指名して飛び降りてその方のところへ。京都から「日本一の役者さんの愛之助を観にやってきた」ということで熱烈贔屓の方らしい。
Q:「役者にならなかったら何になっていましたか?」
A:「何かで答えたことがありますが、パイロットです。飛行機を運転、じゃなくて操縦しているところでUFOに出会いたい」というような内容。真面目な職業を志向しつつ、夢を求めるという感じかな。こういう受け答えも実に好青年である(^^ゞ
それと「客席も一緒につくるのが歌舞伎なので可笑しかったら笑ってください。いいと思ったら拍手をしてください」ということで、拍手の練習を階ごとにやって全体でやってきっちり盛り上げて締めた。
合格!

【正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)】
以下、内容と配役は公式サイトより引用。
「工藤左衛門祐経に父を討たれた曽我五郎時致(亀治郎)は、血気盛んな若者に成長し、父の仇を討とうと鎧を手にして工藤の館へ駆け出そうとします。これを止めたのは名うての大力の持ち主である小林朝比奈(勘太郎)。朝比奈は、五郎と鎧の草摺を引き合い、その行く手を阻みます。朝比奈が「悪身(わるみ)」と呼ばれる男姿で女の振りを滑稽に見せるのが見どころのひとつです。鎧などを引き合って力を自慢する「引き合い事」という荒事の演技を取り入れた華やかな舞踊です。

お正月の歌舞伎の定番「曽我物」の舞踊だが、五郎と小林朝比奈の立役二人で踊るのを観るのは初見なので新鮮。これまでは朝比奈の妹の舞鶴が五郎とからむバージョンの「正札附根元草摺」を観て来た。菊音会さんのサイトの説明によると小林朝比奈は曽我兄弟の後見人的存在とのこと。

長唄の皆さんが乗った台が左右に割れ、後ろから亀治郎と勘太郎が登場。浅草公会堂はセリから登場できないのを工夫して補っている。3階からだと二人の頭が見えていたが、そこはご愛嬌。
長唄は何を歌っているやらちゃんとは聞き取れない私だが、二人が踊るのを観るだけで面白かった。小柄な亀治郎も五郎を熱演。五郎の隈取も似合って見得を切った顔も立派。
朝比奈が力紙の上から姉様かぶりのような帽子をつけて猿隈・鎌髭の顔のままでシナをつくって踊るギャップが可笑しい。こういう滑稽な芸を楽しむことができるのも歌舞伎というものの面白さだと思う。
勘太郎は女方の踊りがちゃんとできるので「悪身」で踊るところも柔らかくてそれらしくていい。芝翫が勘太郎を小さい時に女方に向いた身体と判定してきっちり稽古しているのが生きているのだろう。それに立役としての大きさも出てきたのは初代吉右衛門と同じ血が流れているせいだと思う。いつかの秀山祭で見た初代吉右衛門の若い頃の写真で勘太郎にそっくりなものがあってDNAに感心したことがある。とにかく勘太郎の朝比奈は立派だった。
踊りの巧い亀治郎・勘太郎の「正札附根元草摺」は花形らしい若々しい清新さがあって、予想以上の見ごたえがあって満足した。

写真は「正札附根元草摺」の絵看板を携帯で撮影したもの。

10/01/17 新年会レンチャンと浅草歌舞伎で頑張る

2010-01-17 23:59:38 | つれづれなるままに

1/15~17は新年会のレンチャンと浅草歌舞伎で3日連続で頑張る企画が続いた。
1/15は職場の同期の新年会で仕事の後で渋谷の居酒屋に19:00集合。幹事くんがお洒落なお店を見つけてくれるのは嬉しいのだが、いつもわかりにくくて一人で行くと道に迷うこと多し。渋谷と表参道の中間くらいということで地図をプリントアウトして見ながら行ったのだがなかなか着かない。自信がなくなって青学西門前のローソンで地図を見てもらったら通り過ぎちゃっていると指摘してもらい、元の道を戻ってようやく到着。
「巨門星」に11人集結。一人が名古屋のマネージャーになって赴任する激励会というのが名目で、要は久しぶりの同期会ということ。20数人いた同期も辞めてしまったり、転職して行ったりして10数人に減ってしまった。大卒の女性は3人だったが、1人は10数年前に辞めて1年くらいで突然死されてしまい、アメリカでの研修旅行中にその訃報を聞いて参加していた同期の男性と涙したものだ。みんな50歳前後のいいおじさんおばさんになってしまっていて感無量。しかし一次会のみで散会。二次会に行ったのは二人だけのよう。
それにしても我が同期会も結束力が高いのが有難い。いつもの幹事さんに感謝m(_ _)m

翌日1/16には昔住んでいた越谷で娘の保育所時代の母たちの新年会。娘の通院に同行してから買い物に付き合い、実家の母ともお茶をしてから行ったら19:00からの開始には遅刻(^^ゞ
子どもたちが成人した春には子どもたちと、さらに担任していただいた数人の先生方もお招きしての会をやった。それから2年ぶりに子どもたちも参加対象にした新年会。親子で参加、子どもはバイトなどの用事が入っているからと親だけ参加、子どもだけ参加と3パターン合わせて、家族にすると10以上の参加。20人くらい集まっていたと思う。

一番遠くからは何年かぶりかで大分県日田市に転居した母娘さんが飛行機でやってきた。お土産は日田名物の「モミジ(鶏の足)」!私は一本きれいに完食(私は豚足でもなんでもこいという方だ)!!
海老名から1人で3時間かけてやってきた女の子もいて、幹事さんが泊めてあげるようになっているとのこと。
スナックを経営されている保護者がいるので、その店で開催することが定着している。そうするとそこのママにもマスターにも参加してもらえるということもある。今年は息子くんが健気にお店を手伝っていた。

私は歌で盛り上げる担当になっていて、「ねらいうち」「勝手にしやがれ」は勝手にリクエストを入れられてしまうし、自分のリクエストでは「六本木心中」などを(^^ゞ今回は娘も皆のリクエストを聞いてアニソンを一曲歌っていた。
母たちの会話は、それぞれの近況報告の中で子どもの就職の話、就職浪人の話、親の介護の話などなど。スポーツはさすがに続けられなくなってその後の趣味の話とかもあり。
毎年一回、忘年会か新年会で集まるのだが、この年の母ちゃんたちの結束は固い。幹事を持ち回りにしたこともあるが、それだと開かれなくなってしまったこともあったが、腹を決めて永久幹事をやってくれる人が二人いるようになったので続いている。みんなで感謝するしかない。
また来年も歌いますから、それくらいしかできないけれど、よろしくお願いしますという感じである。

遅くに娘と帰宅して、睡眠時間4時間ほどで、浅草新春花形歌舞伎の昼の部に出かける。3階席で北西のキティさんとご一緒したが、花形歌舞伎に満足していただけたようでお誘いした甲斐を感じる。浅草公会堂の3階2列目だったが花道7:3もあれだけ見えれば大満足だ。

生協の宅配でも御馴染みの洋食の老舗「ヨシカミ」に観劇後に行ってみる。時間が昼食時からも夕食時からもずれているのですぐに座れた。さすがに名物のハヤシライスは売り切れで、オムライスを頼む。写真はそれを携帯で撮影。
単品で1250円とそれなりのお値段だったが、中のライスの味付けがしっかりしていて、卵の上のケチャップともうまくマッチしていて美味しかった。

コーヒーとスイーツは雷門前にデニーズがあったのでそちらへ。大宮でのランチ会のようにメリハリの組合せでお財布に優しい浅草散策の一日となった。

来週の土曜日はいよいよ演舞場の昼夜通し観劇。1週間、お仕事ガンバローとちょっと決意をしてみよう(笑)

09/12/20 「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」映画館の音響の迫力!

2010-01-14 23:15:07 | 映画(映画館、DVD、TVを含む)

2008年お正月の「のだめカンタービレ」特番を観て、漫画とTVドラマDVDも観劇仲間さんがまとめて貸していただいたため、一気にのだめワールドの住人となっていた我が家。
今回の映画版も封切2日目の土曜日がシネコンの記念日割引デーだったこともあり、さっそく娘と二人で観てきた。

「映画情報サイト ムービーネット」の「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」の項はこちら
あらすじ等も上記サイトより引用。
プラティニ国際音楽コンクールで優勝後、千秋は、「ルー・マルレ・オーケストラ」の常任指揮者となる。さっそくマルレ・オケを偵察しにいく千秋だったが、まったくやる気の感じられないオケの態度を目の当たりにして愕然としてしまう。
 一方のだめは、フランク、ターニャ、黒木と共にコンセルヴァトワール(音楽学校)の進級試験を控え、練習にはげむ毎日。千秋は、そんなのだめに定期公演での演奏を頼んだ。妄想が広がるのだめだったが、その大役はひょんなことから、コンセルヴァトワールに転入してきた孫Ruiが引き受けることに。準備不足の中、マルレ・オケの公演の日がやってきた。しかし、千秋には恐ろしい結末が待っていたのだった……。
<スタッフ>
原作:二ノ宮知子『のだめカンタービレ』(講談社 KC KISS)
監督:武内英樹
<キャスト>
上野樹里、玉木宏、瑛太、水川あさみ、小出恵介、ウエンツ瑛士、ベッキー、山口紗弥加、山田優、谷原章介、なだぎ武、チャド・マレーン、福士誠治、吉瀬美智子、伊武雅刀、竹中直人

「のだめ」は上質のエンタメ作品として楽しめるのがいい。二人の活躍の場を海外に移しても、「ここからは日本語で・・・・・」って説明画面を入れて乗り切った特番の手法がこちらでも使われるので、字幕のうっとうしさもない。漫画でこそのギャグシーンを人形も使った演出で面白く見せてくれて大笑い。のだめちゃん、飛びます飛びます(笑)シュトレーゼマンの竹中直人というキャスティングのノリはテオ役までなだぎ武で日本人でいくんだと妙に納得。
R・S(ライジング・スター)オケの後任指揮者の松田が谷原章介というのはイケメン揃いで嬉しいと思っていたら・・・・・・。あの変顔炸裂はイタリア帰りの飛行機で観た「ハンサムスーツ」で慣れているとはいえ、やっぱり笑っちゃったよ~。

特番以降御馴染みののだめのコンセルヴァトワールの仲間たちも可愛いし笑えるし、マルレ・オケのオーディションメンバーもナイスキャスティング。ボロボロのボレロのレベルから千秋のオーディション実施と特訓を経ての脱皮ぶりも可笑しくも感動的。コンマスと心が通い合うところもしみじみ見せる。
のだめの上野樹里がめちゃくちゃ可愛いし、御馴染みの感情のアップダウンも今回も炸裂。映画の画面に広がった「変態の森」のベタなCGワールドも心地いい。
そういう漫画的世界から本格的なオーケストラ演奏シーンまでという広がりこそ、この作品の魅力だが、映画館のスクリーンと音響施設でドカーンと楽しみが二倍三倍・・・・・・となるのを堪能。

それにしても千秋役の玉木宏の指揮振りが素晴らしい。細い長身がうねり、長い腕が舞い、引き締まった表情の変化もみな美しい。今回はピアノを弾いて指揮をする弾き振りも見ることができるのも贅沢というものだ。のだめが打ちのめされるもの無理はないと思える力演。

一気に力をつけたマルレ・オケのチャイコフスキーの序曲「1812年」の演奏には大満足。ナポレオン軍の侵攻には「ラ・マルセイエーズ」が流れるのもわかったし、抵抗の戦争から勝利までを描いた作品ということで、会場の庭でテオが大砲を連発させるシーンにはちょっとびっくりしたが、こういう作品なんだろうから贅沢な演出なんじゃないかなぁと推測。家で検索したらコンサートで実際に大砲で空砲を撃つ演出も稀にあるのわかったから推測は当たった。東欧の歴史的なホールでのロケも素晴らしく、ホールいっぱいに響き渡るオーケストラの音の素晴らしさを、映画館で堪能できた。

春の後編も楽しみ楽しみ。
漫画やTVを観たことがない人も大丈夫だと思う。そういう方でも1000円の日なら全く損はしないと思うのでおすすめだ。

写真は東宝サイトよりチラシ画像。
劇場版公式サイトはこちら

10/01/11 NHK「若者よ 心をぶつけろ~演出家・蜷川幸雄 -格闘の記録~」再放送も見る

2010-01-12 23:59:36 | テレビ
(追記も少し入れました!)

年末に下記の記事にコメントをいただいていた。
2006/07/14 半分だけ観たNHK「この人にトキメキっ!蜷川幸雄」
蜷川幸雄のドキュメンタリー番組情報を教えてくださるコメントだった。NHKの「若者よ 心をぶつけろ~演出家・蜷川幸雄 -格闘の記録~」だ。チェックしてはいたものの、すぐに忘れてしまう私には有難く、12/23のオンエアをしっかり見た。
monchanさん有難うございますm(_ _)mこの間の既述の事情により返事のコメントもままならず、返事も遅れたことにお詫び申し上げます。

【若者よ 心をぶつけろ~演出家・蜷川幸雄 -格闘の記録~】1月11日(月)総合TV午前10:05~午前10:50
2009年末のNHKワールドプレミアム 番組表の情報から以下、抜粋。
“世界のニナガワ”として知られる、演出家の蜷川幸雄さん、74歳。演出家になって40年目を迎えた今年、無名の若手俳優をオーディションで選び、新たな演劇集団『さいたまネクスト・シアター』を立ち上げた。若者たちに求めるのは、社会に対する不満や怒りといった“ノイズ”あふれる演技。それは、蜷川さんが演劇を通して社会に投げかけ続けてきたメッセージだ。蜷川さんは今年6月、突然、脳梗塞で倒れた。幸い症状は軽かったが、経過観察の状態が続き、他にも心臓や肺、糖尿など、一日10種類もの薬を飲みながら舞台に挑んでいる。番組は、老いを抱えながら、無名の若者たちと真剣に向き合った蜷川さんの日々に密着した。
NHK番組表の情報1月分から以下、引用。
“世界のニナガワ”として知られる演出家・蜷川幸雄。74歳になり、演出家としての残り時間を考え始める折、2009年に無名の若手俳優44人と新演劇集団「さいたまネクスト・シアター」を作った。蜷川は怒りや不満など心の内面を演技に込めるよう、若者たちを徹底的に追い詰め、厳しく指導。若者たちはもがき苦しみながら、懸命に食らいつく。老演出家と平均年齢25歳の若者たちの、旗揚げ公演に向けた真剣勝負に密着した。

同じNHK番組の情報なのに切り取り方が違うのに感心。“世界の~”で始めるのは共通しているのがちょっと笑えたが(^^ゞ
「真田風雲録」の千穐楽をしっかり観ているので、ドキュメンタリーの内容が実に胸に迫った。戯曲もあらかじめ読んでの観劇だった。時代とともにそこで育つ人間の意識も違ってくる。1960年安保闘争から70年安保闘争にかけて全共闘の学生だけでなく社会全体の政治意識が高まった時代や人間の熱さが滲む作品を現代の若者がどれだけ自分のものにしてくるのか、観てやるぞ!と客席に着いたものだ。
予想以上に素晴らしかったのだが、やはりここまでの苦闘が蜷川さんにも若者たちにもあったのかと2回とも胸が熱くなった。

若者に投げかける言葉。以下、記憶なので正確さは求めないでねm(_ _)m
「台詞としてしゃべっているから嘘っぽい。お前っていう人間の感情がこもった固有名詞の芝居じゃなきゃ意味がない。普通名詞の芝居はいらないんだ」「なんでジャニーズの方がお前たちより一生懸命なんだよ」どんな風に言ったら若者たちが変わるかもの凄くいらだち、考え込む蜷川幸雄。これじゃ胃にガンもできたことがあるだろうことがよくわかる。
もちろん頑張ってはいるだろうけれど、一生懸命覚えて間違えないようにというレベルの、学生演劇に毛の生えたレベルの若者たちの演技。戦国時代の戦場でのアンサンブルの歌「下克上のブルース」が確かにぬるい。
「空気が嘘っぽいんだよ」蜷川の怒りが爆発する。

役はどんどん入れ替えられる。ギター侍の場面もある望月六郎役の露敏(ろびん)にスポットがあてられ、稽古場でボロクソに言われ、役をはずされて別の役に回され、父のいない家族の暮らしを支えて睡眠時間を削ってカラオケでバイトする姿にも密着。ギターを使っての独唱がどんどん変わっていく。
「♪どんなくるしみにも人は馴れる、いつか馴れる・・・・・・馴れたときからくるしみがはじまる・・・・・・」(T-T)この歌詞はなかなか胸に迫ったもんなぁ。

最近の稽古場では灰皿も飛ばなくなったというように聞いていたが、当日の特設ステージ同様にすり鉢状に客席を設けた稽古場の上段からパイプ椅子が投げつけられた。
騎馬隊はもちろんいるが、足軽たちが泥土の戦場を駆け回る当時の戦争(いくさ)!雨が降れば文字通り泥まみれだ。その死体からお宝を奪って生きている人間群像。
その人間の感覚をわからせるための思いつき。若者たちを泥まみれにする。言葉でだけではダメで、触覚や嗅覚なども動員した身体の感覚全体でこそわかることがある。その劇的変化が稽古場で起きた!
これであの泥を敷き詰めた異様な舞台が生まれたのかと、あらためて感動する。このドキュメンタリーがとらえた千穐楽の舞台に立ち会えたことは幸せだったなぁと噛み締める。

旗揚げ公演までの苦闘で一回り成長したかに思えたネクストシアターの面々に次なる課題が与えられた。次回の作品はウィリアム・サローヤンの「おーい、救けてくれ!」。課題をやってこれなければクビだと宣言されていた。

番組中でインタビューに答える的に蜷川が語っていたことで印象に残ったことをもう一つ。「年寄りは若い奴らがこれから世に出られるように場所をつくってやらなきゃいけないでしょう」。そういう責任感に突き動かされ、今になってネクストシアターを立ち上げたのかぁと納得。
ハヤカワ演劇文庫から出版されている。私もまずはしっかり戯曲を読んでみよう。その作品が気に入って、若者たちがどう向き合うかが楽しみになればまた観に行くつもりだ。

*関連して・・・・・・寺山修司の「血は立ったまま凍っている」は見送りです。
今の私は戯曲が手に入れば事前にチェックし、いくら蜷川幸雄演出の舞台でも作品的に自分に合わないと思うものは観ないことにしている。無理をして観てつらい時間を過ごすリスクを負わないというのも必要な自衛措置だと思っている。

そうそう、最近オンエアされている『通販生活』のTVCMで蜷川さんが寝っころがって本を読むのにいいライトを気に入っていると宣伝している笑顔はなかなか可愛いと思ってしまった。怒ったり笑ったりと喜怒哀楽の感情の起伏が大きい人物だからこそ、ああいう心を突き動かすような舞台を創り出せるのだろうか。

10/01/02 「釣りバカ日誌20ファイナル」はオススメです!

2010-01-11 22:36:53 | 映画(映画館、DVD、TVを含む)

1/1~2と妹2の家に新年会に行き、一泊して帰る際、母と一緒にMOVIXさいたまに行って「釣りバカ日誌20ファイナル」を観てきた。けっこう親孝行な私(^^ゞ感謝価格1000円だし、気軽につきあえる(笑)

原作の漫画は昔は読む機会もあったが、このシリーズを映画館で観るのは実は初めて。TVではよくチラ見していたけれど。
Wikipediaの「釣りバカ日誌」の項はこちら
【釣りバカ日誌20ファイナル】
公式サイトはこちら
監督:朝原雄三 脚本:山田洋次、朝原雄三
原作:やまさき十三、北見けんいち
出演:西田敏行、浅田美代子、吹石一恵、塚本高史、松坂慶子、谷啓、三國連太郎、加藤武、小野武彦、鶴田忍、中村梅雀、益岡徹、中本賢、笹野高史、奈良岡朋子、岸部一徳、六平直政、平田満、角替和枝、かとうかず子、高畑淳子
あらすじは以下、goo 映画の「釣りバカ日誌20ファイナル」の作品情報より引用。
「近年の不況の波はゼネコン業界にも訪れ、鈴木建設も例外ではなく、業績悪化の一途をたどっていた。そんな中、会長の一之助(スーさん)が無期限の給料全額返還を実行すると宣言、その噂は社内外に広まり大騒ぎになる。そんな中、スーさんのために一肌脱ごうと奮起した伝助(ハマちゃん)は、得意の釣り人脈から思いがけない大型受注に成功する。そのご褒美に釣り休暇をもらった伝助は、スーさんと共に北海道へ釣り旅行に出掛けた・・・・・。」

社会風刺も効いていて思いっきり笑いをとるシーンに大笑いし、しみじみもできて見ごたえがあった。エンドロールで脚本に山田洋次とあったので、しっかりとこのシリーズを把握することにしてプログラムを買ってしっかり読む。
3社が映画化を申し入れ、人情ものが得意な会社ということと脚本に山田洋次という条件で松竹が映画化の権利を獲得したらしい。渥美清さんの死去でシリーズが終る「男はつらいよ」との併映で始まり、好評で次の代表シリーズとして続いてきたという。
山田洋次や朝原雄三監督の文章で基本構造がよくわかった。作品のテーマは企業の創業者スーさんの苦労や悩みであり、その周囲でハマちゃんが楽しくからんでいく。山田洋次のメッセージがスーさんの台詞にこめられ、だから三國連太郎というキャスティングが生きるのだ!
三國連太郎の文章でも「ファイナルにしてこの作品がよくわかった」というようなことが書いてあった。だからファイナルだけでも映画館で観て正解だった。

北海道ロケも風景、幻のイトウ釣りの場面も自然が楽しめるし、松坂慶子と吹石一恵の母子家庭の母娘のドラマに主人公二人がからむのもよかった。
スーさんが脳梗塞で倒れて息を吹き返すまでの霊界ミュージカルが楽しいのだ。芝居も歌もうまいという西田敏行を活かしきっている。
生還を果たした上で役員勇退を宣言するスーさんの社員への言葉が圧巻。今の世の中の経営者たちには是非ここだけでも観てほしいくらいだ。
企業というものはそこで働く全ての人たちのもので、経営が傾いてもしも辞めてもらうような選択をする時は、役員からそうしなくてはいけないと、残りの役員たちに釘を刺した!!
その姿勢にホールを埋めた職員たちの拍手が、映画のシリーズのカーテンコールと重なっていくという手法に脱帽だ。そこで今は登場しなくなっていた谷啓も登場させるというのが憎い。
ただのお笑い映画だと思っている方も、こういうテーマ性もあり、上質なエンターテインメントにも仕上がっていることをお知らせしたいので、気合を入れて書いてみた。

写真はこの作品の宣伝画像。お正月らしくていいねぇ。

映画を観た後は、さいたま新都心駅ビルに直結できる「日本海庄屋」で母娘ふたりでお茶ではなくオチャケにした。
海鮮サラダがお刺身たっぷりで実に食べ応えあり(写真はこちら)。カルパッチョも食べたいと母が言うのをこれが来てから考えようといって正解。あんこうの小鍋も美味しかったし、海のお魚の映画を見てお魚料理を楽しんだのも大正解。
食事の後、母を妹2の家方面の電車に乗せてツレアイくんに駅まで車で迎えを頼み、自分は帰宅。親孝行の一日も無事終了(^^ゞ

10/01/11 女子高仲間のランチ会!

2010-01-11 22:36:14 | おでかけ、旅行

私の女子高仲間(生徒会役員仲間からさらにいろいろなネットワークも)の永久幹事的役割を果たしていただいている玲小姐さんの招集で成人の日に集結(笑)
思えば一昨年のわが娘とsakuramaruさんの娘がさいたま市の成人式に出た際にお祝いにきてくださるランチ会も開いていただいたっけ。
その近くのロイヤルホストはご迷惑だろうと避けて今回は大宮で開催。長く居座る私たちは長くいられるお店ということが大事。そこでソニックシティのお隣のビルに超庶民的なサイゼリヤがあるのでそちらで11:30に集合。
といっても11:50にようやく3人揃うという実にアバウトな面々に恐縮しつつも時間にも厳しすぎない緩やかな集まり方でなんとかなんてしまうのだった(^^ゞ

今日は玲小姐さん、久しぶりのNさん、私、北西のキティさんの順で到着。ランチとドリンクバーで2時間半しゃべっていたところ、成人式後の新成人くんたちがここまで流れてきたようで、店長さんからお声がかかって店を移動。
ソニックシティの中にある大宮パレスホテル1階のロビーラウンジがコーヒー紅茶がお替りできることを確認して着席。ホテルでもいいと確認していただいたのだが、お替りできてゆっくりできるならコストパフォーマンスがいいので問題なしだ。
写真は、4人が3種類のケーキを頼んだのを携帯で撮影。手前の2種類は、いま流行の野菜スイーツで左がほうれん草と苺のロールケーキで右はパプリカのレアチーズ。コーヒーもやっぱりサイゼリヤのとは比べ物にならない美味しさ。お店選びもメリハリが効いてしまった。

そこからsakuramaruさんが合流。海外旅行の写真を持ってきてくれたのでみんなでワイワイしゃべりながら見せてもらう。
みんな、自分か家族の病気も抱えつつ仕事も続けていて、近況報告もしながら遊びの相談もして、メリハリをつけてそれぞれ頑張ろうと励ましあう。玲小姐さんと私が歌舞伎観劇に力が入っているので、お誘いしておつきあいいただくミニ企画もそれぞれあり、なかなか文化的な話題にもこと欠かない。

そして、次回企画は3/13の鎌倉散策。12月に好評だった覚園寺報国寺。そこで初登場予定のお仲間もいて、楽しみなことである。
人生もけっこう充実してきたかな?!

10/01/04 アンコール上映で「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」

2010-01-10 23:59:21 | 映画(映画館、DVD、TVを含む)

12月の封切の際、2週間の限定の予定が延長されても日程が確保できず。娘は観ていて一見の価値ありというので一度は観たいと思っていたが、ようやくアンコール上映で観ることができた。
1/2に母とMOVIXさいたまで「釣りバカ日誌20ファイナル」を観た時に貯まったポイントをしっかり使い、「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」の座席指定券をとっておき、年末年始の休みの最終日に一人でゆっくり観てきた。
【マイケル・ジャクソン THIS IS IT】
作品概要は、goo 映画の「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」の作品情報を参照のこと。

ドキュメンタリーとしての仕上がりもよく、マイケルの人柄や共演するキャストのオーディションに参加した人々やコンサート成功に向けて結集したスタッフたちのマイケルへの思いもよくわかった。
12年間のブランクを経ながら、ファンの期待以上のコンサートを創り出そうとするマイケルの姿は素晴らしくもあり、またそのブランクや加齢や体調不良によるつらさなども伝わってきて、切ない気分になった。

若かった頃のライブ映像との組合せもあったので、若かった頃の活躍をラジオでしか知らなかった私でも、最盛期のマイケルのイメージをある程度は喚起してもらえたと思う。

しかしながら、歌曲に字幕がつかないのは何故だろう。私は意味がわからない曲を初めて聞くことを続けると眠くなってしまう。マイケルのダンスも確かに魅力があるのだろうなぁと思いつつ、ヒップホップ系のダンスを好まない私。長く見続けるうちに気がつくと瞼が落ちていて、眠気との闘いになってしまった。
後半が荒唐無稽だった「ムーンウォーカー」は短かったから眠くならなかったのかもしれない。
しかしながら、マイケルの歌声は実に癒し系の魅力がある。だから気持ちよくなってしまうのだろうとも思う。

観終わった後、「ムーンウォーカー」を観た後と同じようにシネコンの階下にある紀伊国屋のマイケル・ジャクソンコーナーに立ち寄ってDVDやCDを物色。一番コストパフォーマンスのよさそうな1枚をほぼ内定。すぐには買わない。アマゾンの方が安いかもしれないから(^^ゞ

その後、NHKの「SONGS」の再放送だと思うが、カーペンターズのリチャードが来日してカレンの映像とともにデュエットしているのも見た。こういう癒し系の魅力的な歌い手はなぜに早世なのだろうと考え込んでしまった。
歌唱力が優れているだけでなく、繊細な心が歌声にもしみ出ているのではないかと推測。

そしてアマゾンで20%引きでちゃんとGET。ローソンでの引き取りもできるようになったのも知って早速それでやってみた。
実は今もそれを聞きながらこの記事を書いている。
「キング・オブ・ポップ ジャパン・エディション」
収録曲は以下の通り。
1.ビリー・ジーン 2.マン・イン・ザ・ミラー 3.スムーズ・クリミナル 4.スリラー 5.今夜はビート・イット 6.バッド 7.ブラック・オア・ホワイト 8.ヒール・ザ・ワールド 9.ロック・ウィズ・ユー 10.ヒューマン・ネイチャー 11.ウィ・アー・ザ・ワールド (デモ・ヴァージョン) 12.セイ・セイ・セイ 13.スクリーム 14.リメンバー・ザ・タイム 15.オフ・ザ・ウォール 16.ベン 17.スリラー・メガミックス
歌詞カードは老眼鏡をかけないと読めないので、何度もBGMでかけている。好みは「ヒール・ザ・ワールド」「ヒューマン・ネイチャー」。多くのミュージシャンが参加した「ウィ・アー・ザ・ワールド」もマイケル一人で歌うデモ・ヴァージョンは初めて聞いたが歌い方がよりソフトで心に沁みる。
こういう楽しみ方もいいでしょう?!



10/01/03 国立劇場初春歌舞伎の初日に初めて行ってみる

2010-01-10 22:59:21 | 観劇

キーボード不調で書きかけで放置してあった記事をさっそくアップする。

国立劇場初春歌舞伎初日に初めて行ってみた。
12月末になって仕事に区切りがつけられて、ネットをのぞいたら1等A席89,200円)で1階9列の花道横2番目があったのでエイッととってしまった。多分戻り席が出たのだろうと思える良席!

初日恒例の鏡割りがあるので10:50めざして頑張ったが、スタートダッシュの遅い私のこと、11時にはついたが、当日チケット発券などをしていたら、すでに役者の皆さんは退場してしまっていた(T-T)
それでも花道脇でみるからいいやと気を取り直し、清酒「末廣」の樽酒を枡酒でチビチビ舐めながら持参のおかきなどをボリボリ食べながら、
新春初日公演の賑わいを楽しんだ。

枡酒はほんのちょっとしか入ってなかったけど、まぁこんなものかという感じ。本当は半分くらいは入ってて欲しかったなぁ(笑)若い女性スタッフの着物で配る姿もお正月らしいので、そういうあたりをねらって携帯で撮影。何度も撮り直したほどで動いている姿を撮るのはけっこう難しい。

名古屋城天守閣の金の鯱を盗んだという伝説の盗賊が主人公の芝居「旭輝黄金鯱(あさひにかがやくきんのしゃちほこ)」にちなんで、今年が名古屋開府400年ということで大々的にいろいろな企画を組んでいる名古屋市が宣伝ブースを出していた。そのメインキャラクター「はち丸」の着ぐるみ人形がお客さんとツーショット対応していたが、そこに話題の人物が登場。
名古屋の河村たかし市長と作家の荒俣宏氏(記念事業実行委員長)が現れた。マスコミの取材用に「はち丸」くんを囲んでポーズをとり、フラッシュを浴びていた。その時に私も携帯で撮影したが逆光ピンボケで残念!
お芝居の感想はまたゆっくり書くつもりだ。