50歳で急逝したマイケル・ジャクソンが10年ぶりのライブをロンドンで予定していて、その死の直前のリハーサルまで収録したドキュメンタリー映画「THIS IS IT」が話題になっている。そんなにマイケルのファンではなかった私はどっちでもいいやという感じだった。娘は父親から猛烈に誘われて観てきてすごくよかったとのこと。
その関連でマイケルが製作総指揮をした映画「ムーンウォーカー」も11/7に緊急公開。1000円での公開だが古くて短い作品だからだろう。
せっかくマイケルに娘がノリノリになっているので一緒にMOVIXさいたまの公開初日に観てきた。
Wikipediaの「ムーンウォーカー」(映画)の項はこちら
前半はマイケルのジャクソン5の時代からのプロモーションビデオやライブパフォーマンスの映像。この部分がけっこう楽しめる。整形前のマイケルの若々しい姿が可愛く懐かしい。♪「ABC、123、ドレミ、・・・・・・」♪の歌がジャクソン5でマイケルが歌っていたとは知らなかった。
私は激しいダンスをしながら歌うというスタイルがあまり好みでない。だからマイケル・ジャクソンもそんなに好きではなく、映像で観たのは東京ディズニーランドの「キャプテンEO」くらいだが、アルバム「スリラー」は友人がカセットテープに録音してくれたのをよく聞いていた。
今回の映画で聞いたことがある歌を初めて映像で観ることができたのが嬉しかった。
後半はマイケルが悪人から子供たちを救うために戦うミュージカル仕立て。マイケルがガンダムのようにロボットの姿になったり、車や飛行艇?宇宙船?に変身したりするのにはちょっとびっくり。
ディズニーランドが大好きだったり日本のアニメやゲームが大好きだったり、私邸をネバーランドと称してテーマパークのようにしたり、何人もの子どもと一緒に暮らすことが大好きだったりしたマイケル。マイケルは天使のような人だったという例えも聞くが、私にはピーターパンのように思えた。
今の世の中をよくしていこう、ひとりひとりが変わっていこうというメッセージが込められた歌も素晴らしいと思った。
晩年の白い肌を脱色したのかと思っていたら、娘に「白斑症」で大変だったみたいだよと教えられた。
Wikipediaの「尋常性白斑」の項はこちら
罹患した著名人にマイケルがあげられていた。整形の延長で脱色までしたと誤解を招きやすいのだろう。
黒人で初めてのアメリカ大統領が生まれ、ノーベル平和賞も授賞された2009年。マイケルが亡くなってもそのような社会の変化につながっている!
そのことに希望をもちながら、マイケルの思いを大勢の人達が引き継いでいくだろうことも信じていきたい。
あらためてマイケルの冥福を祈る!!
写真は期間限定発売のDVD。
『ムーンウォーカー』の記事をアップしましたのでTBさせていただきました。
マイケルは以前、ノーベル平和賞の候補に挙がったこともあるそうです。
マイケルがいなかったら、オバマ大統領も登場していなかったのではないかと思います。
アフリカ系アメリカ人の地位向上に、マイケルが果たした功績は計り知れないものがあると思うのです。
本当に、素晴らしいアーティストでしたね。当分彼の音楽に浸りたいと思っています。
>アフリカ系アメリカ人の地位向上に、マイケルが果たした功績は計り知れないものがあると思うのです......私も同感です。ただし彼自身がアフリカ系であることを肯定的に捉えられなかったため、求めた美しさの方向性がちょっと違ってしまったのではないかと推測しています。
それでもやはり素晴らしい人だったとは思うようになりました。
「THIS IS IT」も観てみようかという気になっています。観て記事を書いたらまた真紅さんのところにTBさせていただきますね(^O^)/
子ども版「Who's Bad?」もよかったですね!
改めて偉大なパフォーマーだと思いました。
「THIS IS IT」の方を後から観に行こうとしたのですが、機会をつくれたと思ったら満席で残念にも観ることができませんでした。DVDを買うという知り合いに見せてもらうことにしようと思っています。
マイケル・ジャクソンはピーターパンのような人だと「ムーン・ウォーカー」を観て思いました。現実の世の中を変えるためにはまず自分からという歌がよかったです。そのチェンジの思いを引き継いでいく人がたくさんいることを信じていきたいです。