ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

13/05/04 実家の母と「舟を編む」を観て二人ともしみじみ感動!

2013-05-05 23:59:39 | 映画(映画館、DVD、TVを含む)

なんだかんだと実家の母を連休だというのに放置しすぎるのはまずいと勘が働く。介護保険のリハビリサービスは祝日はなくなるので、家で一人になると精神不安になっているだろうと電話を入れてみたら案の定だった。

ひさしぶりに映画に誘い(「東京家族」以来かな)、さいたま新都心まで出てきてもらい、この日も「相棒」が満席だったので代わりに「舟を編む」を観た。
「舟を編む」公式サイトはこちら
MOVIXのサイトより、以下、あらすじを引用。
玄武書房に勤務する馬締光也(松田龍平)は職場の営業部では変人扱いされていたが、言葉に対する並外れた感性を見込まれ辞書編集部に配属される。新しい辞書「大渡海」の編さんに従事するのは、現代語に強いチャラ男・西岡正志(オダギリジョー)など個性の強いメンツばかり。仲間と共に20数万語に及ぶ言葉の海と格闘するある日、馬締は下宿の大家の孫娘・林香具矢(宮崎あおい)に一目ぼれし……。
「映画.com」での作品情報はこちら

マジメくんとカグヤさんの不器用な恋も、西岡とその彼女(池脇千鶴)が同棲から結婚へと勢いがつく様子が「ダサイ」と表現されながらも、いずれも微笑ましくハートウォーミングなのもよかったが、辞書編纂に関わった人たちの骨太のドラマだった、長い年月をかけて一つの仕事を成し遂げる姿に目頭が熱くなった。最後の人海戦術の修羅場もよかったけど(^^ゞ
一緒に観た母にも喜んでもらったようで、最後は隣で涙をすすっていた。「相棒」を観るよりもよかったねぇと二人でしみじみした。

編集主幹の松本朋佑役の加藤剛の存在感に唸った(「日本の青空」「日本の青空Ⅱ」を思い出す)。ベテラン編集者で定年で職場を去り、妻を看取ってから嘱託で再度参加した荒木公平役の小林薫もいい。対極に不本意に異動してきた岸辺みどり役の黒木華もNODA・MAP「表にでろいっ!」を思い出す。下宿の大家の渡辺美佐子、松本の妻の八千草薫も贅沢なキャスティングだった。

冒頭の写真は、プログラムの表紙。「編む」ということで、辞書の紙と紺色の紙を編んだデザインが洒落ている。左に写っているのは、GWに片づけをしている中でみつかった娘の中学時代の美術の作品の作りかけで、ちょうど2色の紙を編み込むというのがわかりやすいので、添えてみた次第。
プログラムにシナリオが収録されているのも珍しく、読むところが充実していてこれからじっくり読むつもりだ。

(5/7追記)
Bunkamuraの方から渋谷駅方向に歩いていたら、黒木華さんとすれ違った。岸辺みどり役のような髪型だったが薄化粧だった。舞台も観ているし、NHKの朝ドラ「純と愛」で純の同僚で表裏のある女性を演じていたのを毎日観ていたので、十中八九間違いない。注目の若手女優の一人だ。


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