ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

13/01/12 恒例の散策(3)総持寺でも川崎大師でも「末吉」

2013-01-20 23:55:27 | おでかけ、旅行
1/12恒例の散策のランチは、曹洞宗大本山総持寺の後になってしまい、鶴見駅前の大戸屋となった。これがどうしてどうして馬鹿にできない美味しさと店の居心地のよさに一同びっくり。新しいテンポの大戸屋はけっこういけるというのが共通認識さとなった。

欲張りな私たちは川崎大師にも足を伸ばすことにし、京急大師線乗り換えで川崎大師駅に着いたら午後4時半を過ぎていた(^^ゞ総持寺と違って川崎大師は駅前からはっきりと参道がわかる。
この間、池上本門寺散策の時など午後5時を過ぎると参道の店も閉じられてしまっていた。ところが川崎大師は違っていた。まだまだ参道を多くの参拝客が歩いているし、店も活気があった。
2012年正月三が日の参拝者数をもとに作成された「おすすめ初詣スポット2013」で第3位にランキングされているだけのことはあると感心至極。

ここでも久寿餅の店がたくさんある。寺参りの土産として古くからある菓子なのだろう。
駅からの道を曲がって大山門に続く通りは「仲見世」となっており、「仲見世通り」が浅草の専売特許の名称ではないとわかる。その仲見世通りは店頭で飴を切る包丁の音が響き渡っており、その名もまさに「とんとこ飴」とのこと。

境内には警察の詰所のプレハブもまだあって、さすがに人出ランキング第3位の「川崎大師」だと再認識。12日でも昼間だったらかなりの混雑だったかもと推測。
山門をくぐって左手の五重塔は八角形で珍しいねぇと撮影。日が暮れかかる中でようやく撮影できた。これ以降の写真は暗すぎてうまく写らなかった(^^ゞ

さすがにしっかりとお賽銭の入りがよいらしく、「ご自由に」とあったA6版16ページのパンフレット(下の写真)がカラーで立派だった。
境内のおみくじコーナーは番号の棚から自分でとるタイプだが、棚が何個もあって人が群がっていた。禅宗の総持寺ではおみくじには力が入っておらず、自分で箱に手をつっこんでとるタイプで小さく畳まれているもので、いかにもおみくじ印刷業者から汎用タイプを仕入れた感じだったことに比べると、ちゃんと「霊場川崎大師おみくじ」と印刷されていて、満足度が高い。
2ヶ所のお寺のあり方がこんなところからもわかって実に面白い。

そして、総持寺でも川崎大師でもおみくじの結果はいずれも「末吉」と一致したのがなんともいえなかった。「願望:先に障あるも後叶ふべし」とあったから、まぁ幸先よしと思うことにしよう。



川崎大師は通称で、正式には「真言宗智山派大本山金剛山金乗院平間寺」。そのパンフレットにあった略縁起によると以下の通り。
崇徳天皇の御代に平間という武士の親子が無実の罪により生国を追われ、流浪の末に川崎の地で漁師となった。その子の兼乗は弘法大師を深く信心しており、夢のお告げのあった翌朝、網を投じると大師の尊像が引き揚げられたという。なにやら、金龍山浅草寺の由来と似ている。

「お護摩の功徳」のところでは、「お護摩とは、梵語でホーマといい、<焚く><焼く>などの意味をもつことばで、仏の智慧の火をもって煩悩を焼きつくすことを表します」とあった。護摩という言葉の由来も知りたいと思っていたので、ちょうどよかった。

「境内案内マップ」のページをみると、けっこう広い境内にいろいろな堂宇があるようなので、昼間のうちにゆっくりもう一度来たいと思った。
戻る途中、甘酒を一杯買って飲みながらお土産屋さんをのぞく。松屋総本店で5種類の飴のアソートを、川崎大師駅前の「福嶋屋」で久寿餅1枚入りを買った。飴は職場への、久寿餅は娘へのお土産。2回目の池上本門寺散策で買った久寿餅より美味しかった。
これで1/12の散策の報告は終了!

たかえみちこさんの川崎グルメぐりの「福嶋屋さんの久寿餅」の記事はこちら
「川崎大師Webサイト」はこちら