ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

13/01/12 八代目勘三郎の若き日の舞台のグラビア写真が出てきた!+写真展情報

2013-01-12 23:59:49 | 観劇

冒頭の写真は、1977年8月の日生劇場公演「音楽劇 若きハイデルベルヒ」を報じた雑誌のグラビアだ。22歳の勘九郎と20歳の大竹しのぶのコンビが写っている。この舞台での共演が縁で2人は親友になった。
ずいぶんと前に実家から引き取ってきた私の高校時代のスクラップブックをひっくり返していたら見つかった。スクラップブックは2冊あって、その1冊目の方にあった。1974年11月の宝塚の「ベルばら」初演の東京公演からの公演チラシとチケットの半券を貼ってある。その時の感想も書きこんであって、このブログのルーツともいうべき記録だと思えた。これからも折にふれて紹介するかもしれない。

1977年8月には帝劇で蜷川幸雄演出・平幹二朗主演の「三文オペラ」と日生劇場で「若きハイデルベルヒ」が上演されていた。テレビで見た若侍姿の勘九郎がいいなぁと思っていた私は悩んだが、洋物はあまり似合わないと思い、蜷川演出・当時の染五郎主演の「オイディプス王」に続き「三文オペラ」の方を観たのだった。
それでも気になって雑誌のグラビアを切抜いたり、テレビでの舞台中継を見たりしていた。「若きハイデルベルヒ」は、「アルト・ハイデルベルク」のミュージカル版で、皇太子カールと留学先のハイデルベルヒで出会ったケーティの淡き恋物語。テレビを見たらそれで満足してしまったが、若々しい2人の姿は記憶にしっかり残っている。
ネット検索していたら、「ビストロSMAP」に勘三郎と大竹がしのぶが出演し、この時の共演について語っているのアップしてくださった「少女漫画や歌舞伎、好きなものアレコレ備忘録」さんの記事を発見。リンクでご紹介させていただこう。

さて、2013年1月7日(月)~2月3日(日)まで、林義勝作品展「中村勘三郎―1975~1982―」JCIIフォトサロンで開催されている。
「勘三郎さんの20代 活写 千代田で1/7から 林義勝さん白黒写真展」という東京新聞の報道(2012年12/31付)をマイミクさんの情報で知った。感謝!!
「(林義勝さんは)かつて撮った勘三郎さんの写真に記録的な価値があると気付く。今年5月、浅草の平成中村座公演で約30年ぶりに再会し、未発表の作品も含めた当時の写真や、中村座で撮影した写真を公開する許可を得た」とのこと。その後、勘三郎は亡くなってしまったわけだ。

会場のJCIIフォトサロンは、財団法人日本写真機検査協会(Japan Camera Inspection Institute)の一番町ビルにあるようだ。
なんとか2/3までに行って観てこようと思っている。