シューベルト自身が「幻想曲」と何かの形で残した6曲についてアナリーゼした。1813年~1828年と 15年にも亘る期間の作品である。ここに共通点を挙げたい。
以上の通りである。
シューベルト「幻想曲」の共通点
- 多楽章構成である
- 隣り合う楽章は、基本的に転調する(例外は2曲)
- 隣り合う楽章は、基本的にテンポが異なる(例外は1曲)
- 隣り合う楽章は「フェルマータ」で繋げられることが多い
- 作曲後に「幻想曲」に加えられた D894 以外は、「循環ソナタ」を目指している(例外1曲)
以上の通りである。