北欧のスェーデンの推理作家,カミラ・レックバリのエリカとパトリックのコンビが犯人を突き止めるシリーズの第2作目,2004年に発表,日本では2010年7月に出版された「説教師」を読んだ。前作を踏襲し,スェーデンの南の都市,フィエルバッカを舞台に,パトリックが勤めるターヌムスヘーデ署の皆が登場する。署長のメルバリ,法医学のペーデシェンのほか,相変わらず署員が足を引っ張ったり,成果を上げたりと忙しい。
今回は,観光地で若い女性が死体で見つかり,その下に白骨化した死体が2体見つかるところから始まる。その女性が訪れていたという,フルト一族の醜聞が暴かれる。そして,また,若い女性がいなくなった。混乱に陥る避暑地。焦る刑事たち。フルト一族のDNA判定が今回の鍵だ
中に,避暑に訪れるエリカの親戚とのコミカルなやりとりで季節を醸し出す。そして,暴的な夫と別れた妹アンナとの確執も。終わりの方で,エリカのアンナへの心配が現実となり,次作に引き継がれる。エリカの妊娠でパトリックとの絆も更に深まる。
犯人捜しの妙はもちろん,登場人物の描写も明確で,それぞれの成長も楽しめる。しばらくは余韻に浸り,次作との出会いを楽しみにしたい。
今回は,観光地で若い女性が死体で見つかり,その下に白骨化した死体が2体見つかるところから始まる。その女性が訪れていたという,フルト一族の醜聞が暴かれる。そして,また,若い女性がいなくなった。混乱に陥る避暑地。焦る刑事たち。フルト一族のDNA判定が今回の鍵だ
中に,避暑に訪れるエリカの親戚とのコミカルなやりとりで季節を醸し出す。そして,暴的な夫と別れた妹アンナとの確執も。終わりの方で,エリカのアンナへの心配が現実となり,次作に引き継がれる。エリカの妊娠でパトリックとの絆も更に深まる。
犯人捜しの妙はもちろん,登場人物の描写も明確で,それぞれの成長も楽しめる。しばらくは余韻に浸り,次作との出会いを楽しみにしたい。