松田青子(あおこ)の「おばちゃんたちのいるところ‐Where The Wild Ladies Are」を読んだ。2016年12月刊行。2015年から16年にかけて月間文芸誌に連載、1作品は単独文芸誌。17の短編から。
1979年生まれ。大学時代に役者。そして、卒業後、翻訳家。小説も書き始め、2010年小説家デビュー。2013年に単行本刊行。今を舞台に、幽霊を登場させ、あやしげでコミカルな小説群だ。タイトルの通り、女性を主役だ。それも巻末にあるように、歌舞伎や落語、戯曲を題材にしている。
失恋を機に、脱毛サロンに通っていたが、あの世からおばちゃんが会いに来て、心機一転、毛づくろいにはげむ「みがきをかける」
「牡丹柄の灯篭」。あの世からセールスの女性が二人訪れてくる。とうとう買ってしまう男の心理。
あの世から来るひなちゃんとの生活「ひなちゃん」
夫の浮気に嫉妬する妻。その解消法はものを投げること。そのやり方を披露する「悋気しい」。
就活に疲れた茂は、ある会社に採用される。しかし、どうも怪しい。「おばちゃんたちのいるところ」。
死人と会える線香を売るのを商売にしている汀(てい)さん。私は鼻が利かない。「愛してた」。
狐顔のクズハは人間なのか。「クズハの一生」。
「彼女ができること」。離婚した女性が子供を残し、ベビーシッターになる。
お寺でバイトをする若き女性の言動「燃えているのは心」。
アトピー・アレルギーを語る「私のスーパーパワー」。
有名な古いホテルが閉じる。その前に行きかう人々。「最後のお迎え」。
汀さんの会社のスーパーウーマンたち。「チーム・更科」
平日の休日のある日。ペットのガムちゃん。「休戦日」
「楽しそう」。お互いあの世で暮らす元妻と男
「エノキの一生」。体にできたコブ。元気になると誰もがその汁をもらいに来る。
「菊枝の青春」。姫路に住んで雑貨店を営む。仕入れた皿が一枚足りない
「下りない」。姫路を舞台にした第2弾。足りない1枚の皿を持ってきた若者。姫路にすんでいるという。
皆、いきいきと生活している人たち。なにかしら温かい。
1979年生まれ。大学時代に役者。そして、卒業後、翻訳家。小説も書き始め、2010年小説家デビュー。2013年に単行本刊行。今を舞台に、幽霊を登場させ、あやしげでコミカルな小説群だ。タイトルの通り、女性を主役だ。それも巻末にあるように、歌舞伎や落語、戯曲を題材にしている。
失恋を機に、脱毛サロンに通っていたが、あの世からおばちゃんが会いに来て、心機一転、毛づくろいにはげむ「みがきをかける」
「牡丹柄の灯篭」。あの世からセールスの女性が二人訪れてくる。とうとう買ってしまう男の心理。
あの世から来るひなちゃんとの生活「ひなちゃん」
夫の浮気に嫉妬する妻。その解消法はものを投げること。そのやり方を披露する「悋気しい」。
就活に疲れた茂は、ある会社に採用される。しかし、どうも怪しい。「おばちゃんたちのいるところ」。
死人と会える線香を売るのを商売にしている汀(てい)さん。私は鼻が利かない。「愛してた」。
狐顔のクズハは人間なのか。「クズハの一生」。
「彼女ができること」。離婚した女性が子供を残し、ベビーシッターになる。
お寺でバイトをする若き女性の言動「燃えているのは心」。
アトピー・アレルギーを語る「私のスーパーパワー」。
有名な古いホテルが閉じる。その前に行きかう人々。「最後のお迎え」。
汀さんの会社のスーパーウーマンたち。「チーム・更科」
平日の休日のある日。ペットのガムちゃん。「休戦日」
「楽しそう」。お互いあの世で暮らす元妻と男
「エノキの一生」。体にできたコブ。元気になると誰もがその汁をもらいに来る。
「菊枝の青春」。姫路に住んで雑貨店を営む。仕入れた皿が一枚足りない
「下りない」。姫路を舞台にした第2弾。足りない1枚の皿を持ってきた若者。姫路にすんでいるという。
皆、いきいきと生活している人たち。なにかしら温かい。