「正岡子規 人生のことば」を読んだ。2017年4月刊行。著者の復本一郎は、1943年、昭和18年、愛媛県宇和島の生まれで近世近代俳論史専攻の大学教授だ。奇しくも、子規は1867年慶応3年太陰暦9月太陽暦10月生まれ。刊行の2017年は生誕150年にあたる。
書名にあるように、子規の短歌。俳句、随筆の論評ではない。見開き2ページを使い、紹介されている80の言葉の多くは手紙、書簡だ。巻末には登場人物一覧、年表を配す。子規のポリシー、人生観、生き方を子規が残した資料から子規の魅力を読み解く。7つの章にそれぞれ俳句がある。
1は「僕はもうダメになってしまった」で有名な、明治34年11月の漱石への手紙だ。子規は、1902年明治35年9月、満35歳の直前に亡くなる。
書名にあるように、子規の短歌。俳句、随筆の論評ではない。見開き2ページを使い、紹介されている80の言葉の多くは手紙、書簡だ。巻末には登場人物一覧、年表を配す。子規のポリシー、人生観、生き方を子規が残した資料から子規の魅力を読み解く。7つの章にそれぞれ俳句がある。
1は「僕はもうダメになってしまった」で有名な、明治34年11月の漱石への手紙だ。子規は、1902年明治35年9月、満35歳の直前に亡くなる。