久々のブルックナーのコーナーです。
有名なブルックナーシンフォニーといえば、4,7.8.9。しかし、他のシンフォニーもブルックナーらしく、叙情的で崇高な名品がある。
このシンフォニーの第6番は、長大な5番が完成した1年半経った1879年に着手され、約2年かけて完成した。50代中ばの曲である。すがすがしい4番「ロマンティック」、長大な第5シンフォニーと、完成度の高い7番、最強のシンフォニーといわれる8番の間にある。演奏時間も他のシンフォニーと比べ、短く、全編を覆う陰鬱さが特色。特に第2楽章のアダージョは、ブルックナー得意のアダージョの中でもぴかいちに美しい。
1楽章と2楽章で全体の3分の2を占め、2楽章のアダージョが一番長い。
第1楽章が、威厳に満ち、堂々と金管群のコラールで貫かれるマエストーソ。
2楽章は得意のアダージョ。1楽章、3・4楽章と地味なイメージが強いので、よりこのアダージョの美しさが引き立つ。苦悩と悲しみの暗いイメージが横たわる。
3楽章はこれもお得意のスケルツォ。角笛を思わせるホルンが印象的。
4楽章は、くるくると万華鏡のように変わる曲風。軽やかにしかも堂々たるフィニッシュだ。
この地味な曲を、丁寧に美しく、オケを引っ張っているのが、チェリビダッケのミュンヘンフィルの1991年のライブである。
Total 60:27 ①17:02②22:01③8:17④15:07 ハース版である。
有名なブルックナーシンフォニーといえば、4,7.8.9。しかし、他のシンフォニーもブルックナーらしく、叙情的で崇高な名品がある。
このシンフォニーの第6番は、長大な5番が完成した1年半経った1879年に着手され、約2年かけて完成した。50代中ばの曲である。すがすがしい4番「ロマンティック」、長大な第5シンフォニーと、完成度の高い7番、最強のシンフォニーといわれる8番の間にある。演奏時間も他のシンフォニーと比べ、短く、全編を覆う陰鬱さが特色。特に第2楽章のアダージョは、ブルックナー得意のアダージョの中でもぴかいちに美しい。
1楽章と2楽章で全体の3分の2を占め、2楽章のアダージョが一番長い。
第1楽章が、威厳に満ち、堂々と金管群のコラールで貫かれるマエストーソ。
2楽章は得意のアダージョ。1楽章、3・4楽章と地味なイメージが強いので、よりこのアダージョの美しさが引き立つ。苦悩と悲しみの暗いイメージが横たわる。
3楽章はこれもお得意のスケルツォ。角笛を思わせるホルンが印象的。
4楽章は、くるくると万華鏡のように変わる曲風。軽やかにしかも堂々たるフィニッシュだ。
この地味な曲を、丁寧に美しく、オケを引っ張っているのが、チェリビダッケのミュンヘンフィルの1991年のライブである。
Total 60:27 ①17:02②22:01③8:17④15:07 ハース版である。