光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

雨は降り続ける

2007-09-30 19:05:10 | 散策
  今日も簡単に雨は止んでしまうだろう。もう少し雨が欲しい。冷たくなくてもいいから。雨は欲しい。それで、雨は降り続ける。にわか雨の程度の強さだが、雨は降り続いている。そうゆう風にずっと思っていて、今もまだ雨は降っている。まだ、雨は降り続けて欲しいと願っている。ここで、雨が止むことなく、少なくとも明日の早朝までは降って欲しい。
  それで、朝に思ったより涼しく感じて、それでも雨は止んでしまうと思ったが、それがまだ降り続けていて、これは体を暖めるために、ゆっくりと垂直に落下する雨の天気の中を歩かないとと思って、予定時間より早めに外に出た。もはや、防水機能をなくしたブレーカを着て傘を差した。雨は垂直に落下しても、少し早めに歩くと、衣服は濡れる。雨はいつも垂直に落下するとは限らず、へそ曲がりは必ずいる。その雨が掌にポツポツ当たるが、これはそんなに悪い気はしない。体は、気温は20℃以下だからやはり少し固くなっているのがわかる。
  水たまりが出来ているが、これは一つは轍のせいであり、他には舗装した後に、さらに工事をした結果であって、最初から水たまりを作る道路の舗装工事はあり得ない、と一応思う。でも、ありとあらゆる舗装された道路に水はたまり、これがなかなかスリリングな体験をさせてくれる。そのうち、雪の降る地方としては珍しく、水が下からわきあがる、あるいは降ってくる現象にも遭遇するが、これも一興と言えるようになってくるから不思議だ。
  そのうち、雨は止むだろう。そう思える降りかたで、ときに道路に面するところに出された、鉢の、プランタの植物を眺めるが、これもこうゆう季節のせいか、いっときより、その数は少なくなっているのがわかる。早くも、冬支度をしている、そうゆう気にもなってくる。達人はやはりやることが違う。
  今ころ咲くコスモスの群生がところどころで見られて、この雨は、雨不足のたしにはなるが、少し徒長しているコスモスにとっては、余りいい雨ではない。実に、もったいない話しである。でも、まーそんなにひどい雨ではないから、これはやはり慈雨と考えるべきだろう。
  クレマチス、バラなどは、いったい何度咲かなければならないのだろうか。もういいだろうと思っているバラが、また花を付けているので見にゆく。さすがに、この夏中いた、しかも2匹が一緒、マメコガネはいなかった。特筆すべきものではないかも知れないが、ムクゲの花が、また”キレイ”な状態で咲いている。去年は、7月の後半かに早々と咲いて、この花ももうしばらくすれば終わりなど書いて、その後、ぜんぜん終わらないので、困ったことを思い出す。天気も妙としか言いようがないが、何度も何度も咲く花も妙というか気の毒で、ずっと咲きっぱなしというムクゲに対して何と言っていいのか、言葉が出てこない。
  こうして、ひさしぶりに雨の中を歩いて、案の定濡れるものは濡れたが、どうも体は温まったとはいえないようである。私のお腹の周りには、立派な襟巻きが、あるいはベルト、しかもそれは断熱作用を持っている、があって、どうもお腹だけは冷えなかったようではあるが。

  秋であって、すでに晩秋をあるいは初冬のことまでも視野に入れて考えなくてはいけない、そうゆう気にさせてくれる天気だが、このことは、日が沈む、日が昇るときの空の様子にもその気配はあった。



  夕刻、雲が移動して隠れていた太陽が顔をだす。人工の構造物を入れてみたりもしている。



  こちらはきのうの朝の様子で、その後涼しい風が吹いた。朝焼けもあるけど、この時は、さすがに日中の気温が20℃そこそこしか上がらない、ということまではわからない。

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