天候は回復傾向にある。きのうは、鉄道、飛行機ともかなり乱れた感じはあったが、夕刻から、何度か、矢継ぎ早に、ふだんはありえ得ないジェットエンジンの音を聞いた。今日は、午前から通常の運行をしているようでホッとした。
お昼のニュースの前に、ふと付けた、だが見てなかったTVから、チベットという言葉が聴こえた。さらに、チベットの鉄道を紹介するVTRが流れているようで、しばらくアナウンサの声を聴いた。チベットを行く鉄道なんてあるのか。先月の、といっても12月号だが、PR誌で、チベットへ行ってきたという書き出しで始まる文章を拝見して、さぞかし大変な思いをして行かれたのだろうなと、感慨深かった。どう考えても、そう簡単には行けないだろう。まず、出入国の手続きが大変そうだ。それを考えただけで、頭が痛くなった。それ以外に、言葉とか、生活習慣の違いとか、怖い恐ろしいことは、いくらでも思いつきそうな気がする。
私は、声だけで我慢が出来なくなって、しばし、映像に見入った。どうも、鉄道の中だけは、陽気でにぎやかで、天国に近いような感じを受けた。2、3分で終わるミニ番組かと思ったが、どうもこれはCMで、来年ちゃんと、そのチベットを行く鉄道の番組があるようである。さらに、きのう入った新聞の付録の、この先一週間のTV欄ガイドで、これを確めた。ちゃんと予定にあった。この鉄道を、PR誌に書かれた著者の方が利用されたかどうか、ほんの少し知りたいと思った。でも、私は、どう考えても、そんな列車があったとしても、チベットには行けないだろう。これは間違いない。
お正月を剱岳で迎えるという方のニュースも地元のTVで見る。またまた、身震い。20パーティ、80人くらいの方が挑戦する。天気は今のところよさそうだ。それにしても、どちらも話しが大きすぎて、めまいを覚える。
小さく、雪の溶けかかった道を歩く。カメラを持つかどうか悩んだ。上からも下からも、あちこちから水が飛んできそうだ。
溶けかかってる雪のそばの、ツバキかサザンカの花。赤い色が燃えてるようでもある。
葉が散ってしまった垣根のあたり。すでに、ちゃんと葉っぱの芽は出ている。この植物にも、力強さが感じられて、圧倒される。