光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

今ごろか、ようやくか。

2006-12-28 19:13:27 | 植物・花(冬)
  タイトルが難しい、というタイトルにしようと思った。
  えーっと、雪です。素直に書けばいい。アメダスの外気温1℃。数分前に、雪が降ってる事を再確認。確かに、雪である。ミゾレでも、アラレでもない。何時頃から雪になったか、これは難しい。雨で強風で、外を見る気もなく、さらにガラスが曇ってきて、これは結露とは言えない、その前段階、そのうちふわふわ白いものが降っていた。雪か、予報どうりだ。午後4時ころかな。今年の春の雪の最後が思い出せないが、じつに久しぶりの雪である。
  午前に戻る。雪が降る感じはなかった。観天望気も当てにならない。ヒヨドリが、ここにあるモチノキの赤い実を食べている。雨風がひどい。モチノキの茂みのなかに入って、これをしのいでいるかのようである。どこにいるのか、すぐにはわからないが、何しろ賑やかにピーピーさえずっている。モチノキは今年たくさんの実をつけたが、その数も、この3、4日で見ていてすぐわかるくらいに減った。私が見ている、窓側の、実はまだかなりある。しかし、そこから離れるにつれて、実の数は減っている。なくなっている。ヒヨドリが何羽いるかはっきりしないが、10や20ではない、と、お、も、う。はっきりしない。ムクドリも集まってきたが、この鳥は、あまりモチノキの実は食べない。
  モチノキの実は、地面にも落ちて、その数も、この3、4日で一気に増えた、それを踏んづけることもあるが、その実がすべて鳥が消化できて栄養になるか、というと、答えはノーだろう。どうも、表面のわずかなところだけがエネルギに、その他の構成成分になって、それ以外は、植物本来の目的である、自分の個体の増殖のための、かたい種ではないか。この辺は、はっきりわからない。鳥は、実を丸呑みにしている。餌が鳥の体内にある時間も短い、そんなことも聞いた覚えがある。モチノキの種は、あちこちに撒かれる事になるが、ヒヨドリはすぐにお腹を減らす。だから、いくらたくさんモチノキの実はあるようでも、その数は一気に減少する。おいおい、そんなに急いで食べちゃうと、もう食べるものはなくなってしまうよ、と言ってあげたいが、ちゃんとお腹が減る理由はある。どうしたもんだか。

  ふわふわまう白いもの、これは雪と関係ない、いまも綿毛のような、ふわふわ空を舞う種子をつける植物があった。やっぱり、雪を意識している。



  名前は知らないがよくある雑草の綿のような羽を持った種子。まあるく形を残しているものより、離れ離れになってところどころボッと写ってるのがいい。



  これは、タンポポの仲間だろうね。まだ黄色い花を付けてるのもあったが、こちらは、なぜか倒れていた。風のせいだと思う。

冬のチューリップ

2006-12-28 07:26:49 | 散策
  朝の天気、雨。わりと静かだが、体をゆさぶる風が吹いている。西に、地平を飲み込んだ雨雲。室温10℃。
  今頃チューリップ。このチューリップのことを思い出してよかった。いつだったかわからないころ、このチューリップは到着した。冬の贈り物。その後、どこかに置かれてずいぶんと時間はたった。しかし、まだ花は咲いてないし、目に入らない。忘れてしまった。
  ときどき、正確には2、3回このチューリップを思い出し、写真に撮ってみるのもいいな、と思った。そして、それを実行することはなかった。部屋の中の写真は難しい。フラッシュは嫌いだし、それより、外でほかの何かを撮る機会が今年は多い。チューリップのことも忘れてしまった。それほど、目立たないのである。
  今朝も、パンを齧りながら、何を書くか考える。なーんも出てこない。今日だけじゃないけど。ふと、チューリップのことを思い出し、パンを皿に置いて、玄関に行く。薄暗い、あるところに、そのチューリップはあった。花は少し膨らんで色は桃色。ここが目立つだろう、そう思ってこのチューリップは置かれているが、私は、一日に何度かこれを眺めることが出来るところにいるはずだが、これを見てなかった。
  どうも、冬にチューリップは似合わない。いや、似合わなくはないが、この清楚で物静かな花と共鳴するこころを持ち合わせていないと、この花の魅力は伝わらない気がする。