日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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先週の日本オープン、期待されていた石川 遼選手がパットで苦しむ一方、韓国のライバル 金 庚泰(キム・キョンテ)に優勝をさらわれた。

ブログではまるでアップしていないが、実は1日だけコースにいた(写真)
(そう、実は当ブログ、別に自分の全ての活動を記録しているわけではない)
今日は、この時にみた内容をベースに。


その日は、プロアマという、スポンサーとプロがセットでラウンドする日。
プロにとっては、直前のコース側の説明からこの日は、グリーンまわりをプレーのみならずチェックできる機会となった。
9番で、各チームがハーフを上がってくるのを見学していたが、どのプロもお客さんがラウンド終了してから、数球をパッティングして難しいグリーン攻略にアタマを悩ませていた。


実は、その中で最も組織的に、かつ戦略的にデータを取っていたのが、金 庚泰(キム・キョンテ)。

まず違い①=組織的なデータの取り方。
キャディだけでなく、もう1人動員し、カップの切られる位置を考えつつ、短い時間(ほんの2分程度)に、いろいろなラインでのボールのコースを検討しメモ。

そして違い②=道具も他の人にない工夫が。
皆が今後のカップを切る位置を考え、そのコースを検討するために「打つ目標」として置いていたのは、パターヘッドを守るケースなど。
これでは、穴の位置は「まあこのへん」のレベル。

ところが、彼の場合は違った。
1人、カップサイズの丸い板を複数用意し、よりリアルにグリーン上のコースを湛然に検討。
3人がそれぞれ詳細にメモし、あとでそれをまとめて1本化したデータにしていたのだろう。


試合がはじまり、彼の成績に注目していたのだが、初日2日めは中位レベル。
データをあれだけ集めても、まあそんなに簡単じゃないんだなと感じていた。

ところが最終日、彼がそこまでの集大成でスコアをぐんぐん伸ばし、コースレコードで優勝!
彼の成績は全くフロックではなく、完全に緻密なデータの収拾・分析などの努力の成果。

それでふと考えた。
アジアでの韓国や中国との競争に勝つには、(当たり前の話なんだけど)緻密なデータ収集・戦略構築、そして精神の集中が必須かなと。
もちろん石川選手も金選手までとは言わなくても、何度もラインを検討し、他の選手にない集中をみせて彼の凄さの一端は感じさせており、この話は彼に対するものではない。
彼以外の日本人ゴルファーに向けてのものである。


ところが上記をアップしようとしていたら、とても残念なニュースが入ってきた。
最終日の2番ホールで、失礼なカメラマンしかもそれはキム選手への行為に、石川選手が切れざるえない状況となり、彼のリズムが狂ってしまったという話。
それはあまりに彼がカワイソウ.......

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