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石破氏の「総裁選」会見動画 - 4 ( 中学生レベルの空論? )

2018-09-08 13:59:49 | 徒然の記

  新聞の報道によりますと、石破氏は安倍総理に、各論での論戦を要求していると言います。総論より、各論での議論の方が、国民には有難いです。

 つかみどころのない総論でなく、具体的な各論なら、いずれの人物が総理に相応しいか、即座に分かります。動画を見るまで、私は、各論を避けている情けない安倍総理と考えていましたが、事実は違っていました。

 氏の言う各論とは、この動画での「所信表明」を指していますから、ほとんどが安部総理への個人攻撃です。

    1. 内政について

     (1) 経済

     (2) 社会保障 (介護、年金、子育て、教育、防災省)

       (3) 政治・行政の信頼回復百日プラン (官邸、国会、行政)

   2. 外交について

     (1) 外交

     (2) 影響力

       (3) 防衛力 (軍事力)

       (4) 経済力

              (5) 各国の国家戦略を理解した上での、外交

   3. 安全保障について 

     (1) 統合防衛力整備体制

     (2) 日米同盟の深化・強化

              (3) 集団安全保障体制
 
 項目を眺めると、幅広い分野の議論を予想させますが、「所信表明」の中身は内政が80%でした。外交と安全保障は10%ずつで、しかも石破氏は、「憲法論議」や「安全保障論」に深入りせず、総理の土俵には乗らないと公言しています。
 
 そうなると論戦の主体となる各論は、「政治・行政の信頼回復百日プラン」しかなく、これは国民を嫌悪させた、野党による「モリカケ議論」の再現です。
 
 得意の饒舌で時間を費やし、安部氏を貶めようとする意図が見え、総理が氏との論戦を避ける意味が分かりました。反日野党の国会質疑と同じ、不毛な時間になると予測できるからです。
 
 話を戻して本日は、氏の「外交に関する主張」を紹介します。
 
  ・外交について、申し上げます。外交は、国家戦略なしにはできません。
 
  ・外交の要素は、4つあります。「外交」、「影響力」、「防衛力(軍事力)」、それと「経済力」です。
 
  ・私は外交の基本として、
 
    1. 国連の重視 
 
    2. 東アジア地域の平和と安全に、積極的に貢献する。
 
     この二つを掲げます。」
 
  ・次に影響力です。
 
  ・このためには、日本が世界で尊敬され、信頼される礼節のある道義国家として、認識されることが重要です。
 
  ・民主主義の徹底、人権の尊重、国際法の遵守、他国の文化と歴史に対する理解を深め、約束は完全に履行する、そんな国にならなくては、なりません。
 
  ・国際社会で、ルールメーカーとしての存在感を高めなくてはなりません。世界の各都市と、日本の都市との架け橋構造を構築し、インバウンドを活用し、日本が大好きという外国の方を増やします。
 
  ・次に、防衛力について申し上げます。日米同盟を堅持しつつ、日本国の平和と安全は日本国が守る、そういう意識を持つことが大事です。
 
  ・最後に、経済力について申し上げます。
 
  ・地方と、中小企業の潜在力を、最大限に引き出すことにより成長力を維持し、自由貿易を推進する。
 
 これが、外交に関する氏の基本方針です。
 
 内政について、あれだけ余計なことを語り、余計な委員会を作り、余計な役職を増やしたのに、こんな中身のスッカラカンな話が、外交の基本というのですから驚きました。
 
  ・日本が世界で尊敬され、信頼される礼節のある道義国家として、認識されることが重要です。 民主主義の徹底、人権の尊重、国際法の遵守、他国の文化と歴史に対する理解を深め、約束は完全に履行する、そんな国にならなくてはなりません。 
 
 国際社会の笑い物となったルーピー鳩山氏に似た夢想を、自民党の総理候補者が言うのかと常識を疑いました。
 
 今でもいい加減お人好しの外交をしているのに、これ以上日本だけが礼節のある国になってどうするつもりなのでしょう。
 
 人権も尊重せず国際法も守らず、他国の文化と歴史を無視し、約束を守らない隣国がいるのに、危機感のない石破氏は、日本を破滅させようとでもいうのでしょうか。日本が信頼され、尊敬される国にならなくてはいけないと主張する根拠は、どこにあるのでしょう。
 
 石破氏の拠って立つ思考が、いやでも分かりました。「反日左翼の野党」と、自民党の中にいる「獅子身中の虫」が信じてやまない、「東京裁判史観」でした。
 
 外交の基本に、「日本大好きという外国の方を増やします」? 、
 
 中学生の弁論大会なら聞き流しますが、自民党総裁候補の「外交所信」です。石破氏は、反日野党の代表選挙と間違えているのでしょうか。国際社会で日本が置かれている状況を把握できない議員が、総裁選に立候補する非常識を国民は許しません。
 
  肝心の防衛について、
 
  「日米同盟を堅持しつつ、日本国の平和と安全は日本国が守る、そういう意識を持つことが大事です。」
 
 氏は、なにを言っているのでしょう。日本の安全と平和を日本が守ると言うのなら、「憲法改正」が必要になります。安部総理に不満を抱きながら、国民が支持しているのは、「憲法改正」の旗印です。
 
 国論を二分する課題を語らず、無意味な主張で終わるのなら、氏は総裁候補以前に自民党を離れるべきです。
 
  今回で終わりにするつもりでしたが、国民の期待を受け止められない氏の意見を、全部記録しておきたいと考えました。平成最後の年の自民党総裁選で、反日左翼の亡国論を喋った石破氏のことを、子供や孫たちに伝えねばなりません。
 
 私は息子たちのため「平成の歴史」を書いているので、無駄な作業をしていることになりませんが、日本を愛する訪問者の方々は、これ以上、ブログを読まれる必要がありません。貴重な時間の無駄です。
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