〈 3 . 米国のジャパンハンドラー 〉
ウィキペディアが挙げている人物を、順番に紹介します。
リチャード・アーミテージ氏
・海軍軍人 政治家 最終階級は海軍中尉 カトリック教徒
・知日派として、日米外交に大きな役割を果たしてきた
・ジョージ・W・ブッシュ政権一期目、第13代合衆国国務副長官
ジョセフ・ナイ氏
・国際政治学者 政治家
・民主党系であるが共和党系のアーミテージと共に、「アーミテージレポート」を作成
- ・一時、新任の駐日アメリカ大使として名が挙がった
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ジョセフ・グルー氏
・外交官 1932年から1941年 ( 日米開戦時 ) の駐日大使
・終戦の際、国務次官として日本本土決戦回避、天皇制維持に尽力
・占領期も米国対日評議会などでの活動を通じて、日本の復興路線を支持した
・知日派外交官のゴッドファーザー的存在としても知られた
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ポール・ラッシュ氏
・立教大学名誉教授
- ・1941 ( 昭和16 ) 年の日米開戦後も日本残留を希望したが、翌年交換船で強制送還された
- ・終戦後にGHQの一員として再来日し、日本占領政策に携わった
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エドウィン・ライシャワー氏
・アメリカの東洋史研究の第一人者 東京都生まれ、後妻は日本人
・1961 ( 昭和36 ) から1966 ( 昭和41 )まで、駐日大使
・退官後も日本及びアジア研究者として、日米間を緊密に往復しつつ活躍
・公の場では英語で通したが、非公式な会見などでは時折日本語も話した
- ・父親のA・K・ライシャワーも日本研究家として知られ、明治学院などで教鞭をとった
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カート・キャンベル氏
・外交官 クリントン政権時、国防省でアジア太平洋担当副次官補
・オバマ政権第一期、国務省で東アジア担当時間補と、一貫して対日問題を扱った
マイケル・グリーン氏
・政治学者 外交官
・日米同盟関係の研究者実務家として1990 ( 平成2 ) 年代より活躍している
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ケビン・メア氏
・弁護士 外交官 妻は日本人 歯に衣着せぬ発言がたびたび問題視される
・沖縄総領事当時から、何度も舌下事件を起こした
・2010 ( 平成22 ) 年国務省内で、学生を対象に講義した際の発言が問題視され日本部部長解任、同省を依願退職
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マルコ・ルビオ氏
・政治家 弁護士 共和党所属
・日本を含む東アジアの安全保障政策に精通しているほか、香港問題や台湾問題にも詳しい
以上、ウィキペディアが挙げている「ジャパンハンドラー」を紹介しました。しかし「ねこ庭」は、ジョセフ・グルー氏以来ライシャワー氏を含め、歴代の駐日大使は全て「ジャパンハンドラー」と理解しています。
日本で人気の高かったライシャワー氏は、知日派でしたが親日派でなく、むしろ中国に好意を抱く大使でした。最近の事例で言えばLGBT法を日本に押しつけた、エマニエル大使がいます。
「LGBT法の成立は、アメリカ政府の意向である。」
大使に言われた岸田首相が、党内手続きを省略して強行成立させた不甲斐なさが思い出されます。それらしい米国人はまだ他にもいる気がしますが、ウィキペディアは取り上げていません。
次回は、日本国内で「米国のジャパンハンドラー」に協力する「トロイの木馬の新顔」を紹介します。