市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

相変わらずオンブズマンを反社会勢力と見なしている群馬県

2018-10-16 23:33:00 | 県内の税金無駄使い実態
■群馬県庁の中に学事法制課という部署があります。その傘下に「行政対象暴力対策係」というセクションがあります。市民オンブズマン群馬は、群馬県において行政の違法不当な権限の行使による税金の無駄遣いや、住民の不利益を住民の立場から是正を図ることを活動の目的としている民間の市民団体ですが、なぜか、当会会員が県庁を訪れると、頼みもしないのに「行政対象暴力対策係」がいつのまにか、隣で聞き耳を立てていることが、昨年発覚しました。その後、当会がこの問題を取りざたしてからは、この「行政対象暴力対策係」は暫く鳴りを潜めていましたが、県庁内では相変わらず、オンブズマンのことを「行政対象暴力」集団だと見なしていることが、判明しました。会員からの報告です。

 なお、この問題に関する情報は次のブログ記事を参照ください。
○2017年5月31日:【大河原報告】偽造ケアプランで不正支出された税金の回収要請をしようとした当会会員らを県職員が盗聴・盗撮!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2325.html
○2017年6月2日:【大河原報告・続報】来庁する一般県民の相談者を専門に盗聴・盗撮する群馬県庁の組織的体質が明らかに!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2328.html
○2017年6月7日:【大河原報告・続々報】来庁する一般県民の相談者を専門に盗聴・盗撮する群馬県庁の監視カメラの実態等
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2336.html
○2017年6月13日:【大河原報告・続々続報】来庁する一般県民の相談者を専門に盗聴・盗撮する群馬県庁の監視カメラの実態等
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2342.html
○2017年7月13日:来庁する一般県民の相談者を盗聴・盗撮する群馬県への情報開示請求に対して県知事から届いた不存在通知
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2361.html
○2017年7月18日:来庁する一般県民を盗聴・盗撮する群馬県がよこした情報不存在通知に対して再度開示請求提出
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2365.html
○2017年7月26日:一般県民の相談者を専門に盗聴・盗撮する群馬県庁の実態のビデオ録画映像で分析継続
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2369.html

■では、10月15日に県庁を訪れた当会会員からの報告を紹介します。

 当会会員は、現在、高崎市長を相手取り、若宮苑の偽造ケアプランに基づいて支給した介護報酬を返還するよう求めて提訴しており、この不正給付事件(事件名:平成28年行(ウ)第7号不当利得等住民請求訴訟事件)の司法判決が来る2018年10月31日(水)13時10分に、前橋地方裁判所第21号法廷(渡邉和義裁判長)で言い渡されることになっています。りました。

 これに関連して当会会員は10月15日に介護保険について相談すべく、県庁の秘書課を訪問しました。

 すると窓口の担当職員が「お話しを伺いますので、こちらへどうぞ」と案内してくれました。

 ところが案内された部署がなんと「学事法制課」だったのです。当会会員は仰天し、入室をためらい、再び秘書課に戻って、同課の平井次長に対し「なぜ学事法制課に連行したのか?」と尋ねていたところ、どこからともなく学事法制課の名札を付けた二人の職員がひょっこり現れたのでした。



「稲垣和敏」、「萩原則夫」と書かれた名札を付けた職員ら。

 どうやら秘書課のほかの職員が内線で学事法制課の行政対象暴力対策係に連絡したと思われます。

 当会会員は「私は学事法制課などには話しはないから、帰りなさい」と申し渡したところ、2人のうち「稲垣和敏」という名札を付けた職員が、「あんたは用事はなくても、こっちは用事があるんだよ」と横柄な口調と態度で対応してきました。

 当会会員が「納税者である県民に対しその言い方は何か。口の聞き方に気を付けなさい」と応じたところ、「稲垣和敏」は「俺も県民だ!だいたいお前は何歳だ!」と興奮し出しました。

 当会会員はそれ以上相手にせずに、秘書課の次長に対して、「稲垣和敏」を追い払うよう要請しましたが、明らかにこの「稲垣和敏」と名乗る職員は、当会会員を「行政暴力対象」者として見なしている風情でした。

 一見して、この「稲垣和敏」と名乗る者は明らかに当会会員より年上でしたが、初対面から当会会員に対し「上から目線」で絡んでくるような態度をとったので、本当に驚かされた、と当会会員は感想を述べていました。

 秘書課で介護保険の話を済ませて帰宅する際に、当会会員は群馬行政監視行政相談センターに立ち寄り、一部始終を報告したそうですが、学事法制課という部署は、反社会勢力を日頃相手にしているせいか、このような横柄な対応が身についてしまっているようです。

■当会会員からの速報を受けて、事務局でネットで調べてみました。

 「萩原則夫」は平成29年度は県土整備部に所属していたことがわかりました。子持村在住のようです。今年度から学事法制課に異動になったのでしょうか。
https://www.mintetsu.or.jp/association/mintetsu/pdf/63_p04_09.pdf
群馬県県土整備部交通政策課. 補佐(鉄道振興係長). 萩原則夫
冒頭頁右下に紹介記事あり。


 もう一人のヤサグレ刑事風の「稲垣和敏」は平成27年度から学事法制課の行政対象暴力対策係に所属していることがわかります。
http://www.nc.center.gsn.ed.jp/?action=common_download_main&upload_id=4662
2ページ目中段
学事法制課 補佐 石川 哲
行政対象暴力対策係 稲垣 和敏


■公益財団法人「大阪府暴力追放推進センター」によれば、「行政対象暴力」について、次の記述がHPに掲載されています。

○行政対象暴力の手口
<行政対象暴力の形態>
 行政対象暴力の形態には行政機関の持つ権限の行使を要求する「権限行使要求型」と、名目の如何を問わず、行政機関又はその職員に金品を要求する「金品要求型」があります。
 両形態とも、暴力団等の有力な資金源の一つとなるばかりでなく、公平公正であるべき行政の権限行使を歪めるものです。
 また、暴力団等は企業等に対しても不当要求を行っています。金品要求型は両者に共通する要求ですが、権限行使要求型は行政機関に対してのみ行われる独特のものであり、これに応じてしまうと、行政への信頼を大きく損ねてしまいます。
【権限行使要求型】

 暴力団関係企業を公共工事の下請業者とするために、元請業者に対する行政機関の指導監督権限を不当に行使させようとするなど、行政機関の有する許認可、指導監督、公金支給等の権限を自己又は第三者の有利となるように行使することを要求するもの。
【金品要求型】

 機関誌(紙)の購読、図書、物品等の購入など、名目の如何を問わず、行政機関又はその職員に金品の提供を要求するもの。

<行政対象暴力の検挙事例>
●検挙事例 1
 山口組傘下組織幹部が、市から市民税の滞納を理由として生命保険の支払請求権を差し押さえられたことに立腹し、市の担当者に対し、「なんで生命保険が差し押さえられてるんや。今すぐ外せ。今から市役所行って、大声出して、暴れるからな。」などと電話で脅迫して差押えの解除を強要した。(大阪府警)
●検挙事例 2
住吉会傘下組織組員らが、倒産企業の従業員への未払い賃金を政府が立て替える制度を悪用して金を騙し取ることを企て、会社が倒産した旨の虚偽の申請を関係機関にするなどし、従業員8人分の賃金を預金口座に振り込ませた。(神奈川県警)
●検挙事例 3
 住吉会傘下組織組長らが、東京都内の区役所に対し、海外の病院で入院治療を受けた事実もないのにその旨を記載した虚偽の国民健康保険療養費支給申請書等を提出し、療養費を騙し取った。(警視庁)
●検挙事例 4
 山口組直系組長らが、自動車の新規登録を運輸局に申請するに当たり、所有者を偽った申請書類を提出し、自動車登録ファイルに不実の記録をさせた。(北海道警)

 ちなみにWikipediaによれば、「行政対象暴力(ぎょうせいたいしょうぼうりょく)とは、暴力団その他の反社会的勢力、またはコンプライアンスを遵守せず人権感覚の欠如した企業・団体・個人等が、金銭や各種の利権その他の経済的利益を供与させるために、地方公共団体その他の行政機関又はその職員などを対象として、威力等を背景に違法又は不当な要求を行う行為一般のことで、対行政暴力(たいぎょうせいぼうりょく)、官対象暴力(かんたいしょうぼうりょく)とも称する。後者を縮めて官暴(かんぼう)と称する場合もある。」と記されてあります。

■オンブズマン活動は、冒頭に示した通り、「行政の違法不当な権限の行使による税金の無駄遣いや、住民の不利益を住民の立場から是正を図ること」を目的としているわけですが、行政側にとっては、ヤクザと同一視すべきコワモテの団体として取り扱われているのが実態なのかもしれません。

 当会としては、これが行政の実態だというふうに受け止め、従来通りの活動方針を貫くことで、いつかは行政側はみずから誤解を認めるだろうと考えて、これからも従来通りの方針で行政の指南役として民間の立場で活動を継続していく所存です。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

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