トム・クルーズ主演でリー・チャイルド原作の小説「ジャック・リーチャー」シリーズを実写映画化したサスペンスアクション「アウトロー」の続編。元アメリカ軍のエリート秘密捜査官ジャック・リーチャーは、現在はたったひとりで街から街へと放浪の旅を続けている。ある日、ケンカ騒ぎの末に保安官に連行されそうになったリーチャーは、この騒動が何者かによって仕組まれたものだと気づく。元同僚のターナー少佐に会うため軍を訪れると、ターナーはスパイ容疑をかけられ逮捕されていた。ターナーを救い出したリーチャーは、軍内部に不審な動きがあることを知り、真相を探り出そうとするが……。ターナー役に「アベンジャーズ」シリーズのマリア・ヒル役で知られるコビー・スマルダース。「ラスト サムライ」などの名匠エドワード・ズウィックが監督を務めた。(映画.comより)
トム・クルーズ、がんばってますねぇ。しかしながら、前作「アウトロー」ではしびれるような強さとクールさでタブガイを演じてましたが、今回はほんの少し毛色が違いました。老けメイク?それとも地で老けた?ちょっと疲れたような感じを出しつつ、年相応か「96時間」みたいな仕上がりになってました。天下のトム・クルーズもこんなに枯れたか、って感じです。もちろん、いい味は出てますし、そういう役作りなんでしょうけれど、イメージ先行で言わせてもらうと、もっとマンガみたいなキレキレアクションが見たかったかなぁ。でも、改めて「うまいなぁ」と思いました。強いけれど口べたで不器用な中年、って感じをうまく出してましたねぇ、あんなハンサム顔で(笑)。
ストーリーはどぅってことありません。相変わらず軍内部に悪巧みをするやつがいて、過去に一緒に働いたことがある強くて美しい女性少佐と共に、罠にはめられつつも立ち向かってゆく、という正義感満載の映画です。今回は何が目新しいかと言うと、ジャック・リーチャーに「(自分の)娘かもしれない女の子」が現れることです。「自分に子供なんかいない」と信じてきた一匹狼が、しかし女と寝たことは確かにあるし・・・と、マジで面食らう様がケッサクです。それは「96時間」か「マッチスティック・メン」か。どちらにしても、テーンエイジャーの女の子に戸惑う中年男子の情けないこと、請け合いです。
「娘かもしれない」女の子も一筋縄ではいかないやんちゃ娘。なかなかにやり手です。それでもパシッと、決めるときは決めるのがトムちん。安心して見れる作りになってます。
トムちんにこの路線がアリだったのね。なんだか新鮮な感じがします。お話は難しくないし、少佐も美人だし、気軽に見るのにはおすすめです。
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