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田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ハニーボーイ(Honey Boy)

2020年11月05日 16時33分34秒 | 日記

Latest poster for Shia LaBeouf's 'Honey Boy' : movies

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 「ワンダー 君は太陽」「クワイエット・プレイス」シリーズのノア・ジュプ演じる人気子役の心の成長を描いたヒューマンドラマ。「トランスフォーマー」「ザ・ピーナッツバター・ファルコン」のシャイア・ラブーフが自らの経験をもとに初めて脚本を手がけ、主人公の父親役で出演もしている。ハリウッドで人気子役として活躍する12歳のオーティスと、彼のマネージャーを務める父のジェームズ。前科者で無職のジェームズの不器用な愛情表現に、オーティスは常に振り回されていた。そんなオーティスを心配する保護観察官のトム、モーテルに住む隣人の少女、共演する俳優たち。彼らとの交流を経て、オーティスは新たな世界へと踏み出していくが……。ジュプが12歳のオーティス、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のルーカス・ヘッジズが10年後のオーティスをそれぞれ演じる。(映画.comより)

 

 

 

 私、映画は見るけどドラマは見ないので、シャイア・ラブーフが子役だったってことを知りませんでした。あんまり小さい頃から才能を発揮して売れちゃうと、人生しんどくなりますよね。実父がマネージャーだったりすると、余計です。マコーレー・カルキンほどではないにしても。「ライフ・イズ・ビューティフル」の監督も、子役を守るために一切マスコミには出さなかったですものね。

 ということで、今作はシャイア自身が父親を演じ、過酷だった子役のころを描いています。話は難しいものではありません。才能があったがために、稼いでしまう子供。自分のふがいなさに腹が立っても、どうしようもなくて、また蛮行を繰り返してしまう父親。その奥底には息子に対する限りない愛情があったのだとしても。よくある話と言ってしまえばそれだけのこと。しかし、どんなにマセていても、やっぱり親の愛情を欲する子供と、うまく人生を生きてゆけなくて、自分で自分を持て余してしまっている父親の姿は、普遍なのです。大人であれば、理解できるはず。もちろん、子供にそんなことの理解を求めるのは過酷です。だから、気の毒には思いますが、だからといって、どういう親の元に生まれれば幸せだったのか、と問われても答えなどないと思うのです。

 この難しい父親役をシャイアが、独特の存在感で演じます。さすがにうまく演じてましたね。粗暴でダメな父親なんだけど、そこはかとない哀愁を漂わせて、どこか”いい人”感を残してます。親子って、本当に難しい。誰しも悪い人ではないんだけれど、うまく機能しない。人間って複雑ですね。

 シャイアの前作「ピーナッツバター・ファルコン」、田舎にも降りてきてたのに見逃したのを思い出しました。主演の彼と一緒にオスカー授賞式にも出ていましたね。もうそろそろレンタルも始まっているのかな。探さなきゃです。

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